見出し画像

ChatGPTと付き合う -(2)オススメの法廷映画について聞いてみた

Amazonプライムビデオでは年間200本近い映画を見ている私ですが,今日はおすすめの映画をChatGPTに紹介してもらいました.

*********************************************************************************
■映画についての質問です.法廷を舞台にした映画でおすすめの映画を紹介してください.

ChatGPT
法廷を舞台にした映画でおすすめの作品をいくつか紹介します。

『12人の怒れる男』(1957) - 監督:シドニー・ルメット
物語は、1人の陪審員が反対し、12人の陪審員が一致団結するまでの1つの事件の陪審員選考から始まります。本作は陪審員たちが集まり証言を受け、議論を重ねながら事件の真相を解明していく過程が描かれています。

『証人喚問』(1982) - 監督:シドニー・ルメット
本作は、裁判官が指名した陪審員の中で最年少の女性が、特定の重要な陪審員に接近して真実を暴くというストーリーが描かれています。弁護士たちの激しい交渉や、陪審員たちの心理描写も見どころの一つです。

『リーガル・イーグルス』(1992) - 監督:ジョナサン・リン
トミー・リー・ジョーンズ演じる敏腕弁護士が、無罪を証明するために奮闘する姿を描いた法廷ドラマです。巧みな口説き文句と、的確な質問を交えながら、真実を暴くために奮闘する弁護士の姿が印象的です。

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017) - 監督:スティーブン・スピルバーグ
ベトナム戦争を巡るアメリカ政府の内幕を描いた本作は、ニューヨーク・タイムズが「ペンタゴン・ペーパーズ」という機密文書を入手し、それを公表したことから、大統領とメディアの戦いが始まります。法廷を舞台にした作品ではありませんが、政治と法律の密接な関係が描かれ、非常に興味深い作品となっています。

以上が私がおすすめする法廷を舞台にした映画です。

User
■その他にはないですか?

ChatGPT
法廷を舞台にした映画としては、「アメリカン・クライム」「フューリー」「JFK」「12人の怒れる男」などがあります。また、法律に関わる事件を題材にした映画としては、「エリン・ブロコビッチ」「スリー・ビルボード」「アラゴンの回路」などもおすすめです。

User
■ありがとう.

ChatGPT
どういたしまして。何か他に質問があればいつでもお聞きください。

User
■法廷を舞台にした映画を何本か紹介してもらいましたが,原題と邦題をあわせて教えてください.

ChatGPT
以下にいくつかの法廷を舞台にした映画の原題と邦題を示します。

12 Angry Men(邦題:『怒りの葡萄』)
To Kill a Mockingbird(邦題:『アラバマ物語』)
A Few Good Men(邦題:『コード・レッド』)
The Verdict(邦題:『裏切りのサーカス』)
Philadelphia(邦題:『フィラデルフィア』)
The Trial of the Chicago 7(邦題:『シカゴ7裁判』)
The Lincoln Lawyer(邦題:『リンカーン弁護士』)
Primal Fear(邦題:『プライマル・フィアー』)
My Cousin Vinny(邦題:『私のいとこビニー』)
Fracture(邦題:『フラクチャー』)

User
■裁判官が指名した陪審員の中で最年少の女性が、特定の重要な陪審員に接近して真実を暴くというストーリーが描かれているという内容の映画を教えてください.

ChatGPT
そのようなストーリーの映画として、1996年に公開された『ジャーナル・オブ・ラブ/恋の日記』(原題: The Juror)があります。主演はデミ・ムーアとアレック・ボールドウィンで、陪審員として選ばれた最年少の女性が、陪審員の一人がギャング団のボスであることを知り、そのボスとの戦いを描いたサスペンス映画です。

User
■トミー・リー・ジョーンズが法廷を舞台に活躍する映画を教えて下さい.

ChatGPT
トミー・リー・ジョーンズが法廷を舞台に活躍する映画としては、以下のような作品があります。

「逃亡者」(原題: The Fugitive)
「裁かれる男」(原題: The Client)
「リンカーン弁護士」(原題: The Lincoln Lawyer)
この中でも、「逃亡者」はトミー・リー・ジョーンズが演じた刑事が印象的な作品として知られています。

*********************************************************************************
はっきり言ってウソが多いです(笑).

まず『証人喚問』(1982) - 監督:シドニー・ルメット.

シドニー・ルメットが1982年にメガホンを取った映画というと,ポール・ニューマン主演の『評決』ですよ.
『証人喚問』って映画はどこ探してみても見つからないです.

ところでこのシドニー・ルメットという人はいい作品撮ってますね.

そして次に『リーガル・イーグルス』です.

『リーガル・イーグルス』(Legal Eagles)というのは原題で,日本では『夜霧のマンハッタン』という題名で公開されてる.ラジオの浜村淳さんに触発されて,私は映画館まで足を運んだ記憶があります.

けれど監督はまったくの別人で,正しくはジョナサン・リンという人.イギリスの脚本家、映画監督、俳優らしい.

トミー・リー・ジョーンズなんてどこから引っ張り出したんだろう.この映画にはまったく関係なし(笑).

彼は『リンカーン弁護士』にも出演してないし.また『逃亡者』はわかるけど,原題The Clientにあたる映画は邦題が『依頼人』だし.

ちなみに『12人の怒れる男』と『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』についてはほぼ正しい.

さて面白いと思ったのは『ジャーナル・オブ・ラブ/恋の日記』(原題: The Juror).

これは邦題が『陪審員』であることを除けば,主演俳優もストーリーも合致してます.
またChatGPTが最初に紹介してくれた映画『証人喚問』のストーリー「裁判官が指名した陪審員の中で最年少の女性が、特定の重要な陪審員に接近して真実を暴く」というのとプロットが似てます(真実を暴くのではなくギャングに脅かされて黒を白に変えていく筋書き).

けど『ジャーナル・オブ・ラブ/恋の日記』って,いったいどこから持ってきたんだろうね?不思議だ.

というわけで映画なんてわりとデータの所在がはっきりしていると思うんだけど,ChatGPTに聞いたらまったく間違った情報を教えてくれるみたいです.ここは一本一本ググって調べるのが良さそうに感じた次第です.

結局のところChatGPTは映画マニアではなかったということでしょうか.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?