ゼレンスキー効果
18時からのウクライナ・ゼレンスキー大統領の国会演説.
うちにはテレビがないのでPC使ってYou Tubeのライブで見ていた.右のイヤホンからは大統領の肉声,左のイヤホンからはウクライナ大使館員が行う同時通訳の音声が流れる.
正直言うと話の内容がほとんどわからなかった.私の難聴の影響が大きいと思うが,あの速度の半分くらいで話してもらわなければ,とても意味が汲み取れない.解釈しようにも頭がついていかない.
でもまあよい.You Tubeにいくつもアップされているから,いつでも確認することができるし,演説の内容を詳しく解説したサイトも公開されているから.
ところで大統領はまっすぐ前を向いて,堂々とよどむことなくことなく話される.すべて自分の頭の中にあるのだろうか.それともカンペ?いやいや大統領ともあるべき者,これくらい言えて当然だろう(役者だったからこういうのは得意という意見もある?).実に大きな存在に見えるから不思議だ.
さて演説の終了後,参議院の山東昭子議長が挨拶に立った.原稿など一切見ずに力強く言葉を発しているさまを見て,ゼレンスキー大統領以上に感動した.原稿に目を落としたままほとんど前を向かなかった細田衆議院議長とは大違いだなと感じた次第.
ハッタリでもいいから,こういう舞台で大きく見えなければ,戦う前から負けている.まったく「ゼレンスキー効果」は偉大な武器なのだ.