映画について - 最近泣けなくなってしまった

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ﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞ｜ｲﾝｽﾀ｜Flickr｜Twitter

感受性というものは加齢とともに失われていくのだろうか．

自ら映画好きだと自信を持って言える．昨年一年では200本を超える映画を見た．すべてAmazonプライムだが，その前はTSUTAYAのレンタル．ずっと遡って15年くらい前までは週末に映画館まわりをしていた．その頃で年間100本程度．今思うとよくも2時間の作品を，休憩もせずに見れたものだ．映画サービスデーには一日で7本の記録も作った（笑）．

それはそうと半世紀も昔の学生時代，『砂の器』や『ひまわり』を学校の体育館で鑑賞したことがある．あの時は感情が高ぶって，自分だけではなく皆ボロボロと涙を流していた．いい作品だったなあと今になってもはっきりと覚えている．あれで自分は映画という門をくぐることが出来たんではないかな．

あの日から数を重ね，トータル1000本近く見てきたと思う．しかし深く感動はするけど，涙を流すほど心が揺さぶられるということがなくなったような気がする．

あるとき知人から聞いた，涙が頬杖をついていた手を伝わってズボンを濡らしたという『ニュー・シネマ・パラダイス』．さっそく映画館へ足を運んだが，琴線を突破することが出来ず，「いい作品だったなあ・・・」で終わった（ジャック・ペランは先月亡くなりましたね）．

　　ニュー・シネマ・パラダイス｜映画.com

思えば最近（といっても20数年前）すごく泣けたのは，『半落ち』での樹木希林の迫真の演技．低予算映画？なんだがなぜかすごい感動の嵐にもまれた『白い船』．この2作品ではほんとめちゃめちゃ涙が出た．ちょっと恥ずかしいくらい．しかしこれ以来，そこまで泣ける映画に巡り会えていない．

　　半落ち｜映画.com
　　白い船｜映画.com

映画見て泣きたいんですよ，涙流したい，涙腺を崩壊させたい！

なんでやろ，人間的に干からびてしまったんとちゃうやろか？
世の中そんなもんやろ！という限界を知ってしまったんか・・・

いやいやまだまだ楽しいことはある，それが見つけられていないだけ．人生100年やろ！？

それと映画ってやっぱり映画館で見てなんぼのものですか？
家の15インチのディスプレイでイヤホン耳にして鑑賞した程度では，映画の神様は心を叩いてくれないのかもしれぬ．

まあそういうことにして，今夜も1本見てから眠りにつこうかな・・・