常識外れと的外れ

人は基本的に狂った人間が好きだと思う。
言い換えると自分に出来ない事が出来る人を見るのが好きなのだろう。
まあ自分の常識では考えられない事に惹かれるのは人の性かもしれない。
大食いや激辛料理を食べるテレビ番組がいまだに人気があるのも頷ける。

以前水曜日の深夜にTBSでやっていた「クレイジージャーニー」という番組が人気があったのもそう言う事なんだろうと思う。
彼らは皆、常識外れで一流の領域に達していて、狂っていたから見ていて面白かった。

YouTubeなどでも基本少しおかしい人間の方が人気があると思う。やり過ぎて逮捕者がよく出るのもそう言う事なんだろう。

クレイジージャーニーみたいな事を真似している人もいるが、アレは自分の好きな事を突き抜けてやってるから面白いんであって、ただ人気やアクセスが欲しいような浅い考えの人間がやっても面白くない。

単純に頭の悪い人間から見たら他人に迷惑をかけるバカな行為と迷惑をかけない行為の区別が付かないのかもしれない。
そう言う人間が行動するとただの非常識な悪ふざけになって、あの有名なおでんツンツン事件やバイトテロみたいな事が起こるのではないだろうか。

常識外れと非常識は似ているようで全く違うものだと思う。常識外れは常識の枠を超えているイメージで、非常識は常識が足りていないというイメージだろうか。

ただ、楽しく見てられるのもエンターテインメントとして安全な位置から見てるから丁度良いのだと思う。
自分と常識が合わない人間と言うのは、近くに居られると非常にストレスがたまるものだから。