チャレンジド
24時間テレビの季節になるとあぁ夏もそろそろ終わりだなーと感じますよねー。サライも良い曲ですし黄色いTシャツ(今じゃ何色もありますが)を見るたび募金しなきゃってなる。しないやつがいけないみたいな後ろめたさも多少感じつつ・・しかし!チャリティ活動は絶対必要な活動ですし、この時期だけでも色々感じたり、募金したり、何かを番組から知ることも大きな意味があると思います。24時間テレビでは特に普段なかなか知りえないハンディキャップを抱えた方たちの実情を伝えてくれます。ただわたくしなまにゅーの個人的な意見ですが、この24時間テレビがあることで1年に一度でも誰かに何かが少しでも伝われば良いとは思いますが、人は教えてもらう事はまず覚えていないと思うのです。番組の企画で涙した人もいるかもしれませんが去年の内容ですらほとんどの人は何一つ覚えていないんじゃないでしょうか?冷たい人間に感じるかもしれませんがそれが現実で、覚えているのは毎回マラソン誰かがしてる事と毎回流れる歌を覚えてることくらいでしょうか。
マラソンの始まりはお笑い芸人の間寛平さんが100キロくらい走ったと記憶してます。いつもふざけた感じで笑いを届けてくれる寛平さんが趣味でやってたマラソンが実はすごくて、自身にできる事それがマラソンであり24時間テレビでチャレンジすることで何かを誰かにメッセージとして届けたくて走ったのが最初であり、その姿はすごく格好良く感動したのを今でも自分も記憶にハッキリ覚えています。マラソンで人を変えればいいわけでなく寛平さんだったから良かったんです。感動させたくて企画としてやっているものにはあまり感動しませんししらけます。ハンディキャップを背負った人に難しい課題を突き付けチャレンジさせる事で何を伝えたいのかと今となれば疑問に思います?もしそういった障がいをかかえている方たちの現状を伝えたり、番組で実情を理解する機会とするなら発信力のある芸能人の方たちなどが、車椅子に乗り街を1キロ周回体験するとか、目隠しして棒と点字ブロックを頼りに1キロ目的地まで電車とか乗り継いで歩くとか、介助犬と共に入れる店がどれだけあるか探すとか色々実体験している姿を伝えた方が全然良いのではないかと思います。そういう状況下にある方の目線で物事発信しないと何も伝わらないのではないかと思います。誰かが無駄にマラソンさせられてるのをおかしいなぁと見ていない事こそが何だか怖いし考える時期ではないかと感じます。。そして今回わたくしなまにゅーが24時間テレビの時に毎回思い出す言葉があります。それは「チャレンジド」という言葉です。皆さんはご存知でしょうか?
直訳は障がい者の意味です。この言葉は非常に前向きな言葉でそう呼ばれる理由として、障がいやハンディキャップをかかえる方たちは大小様々ではあるが困難に立ち向かい常に挑戦し闘っている人たちだ、神からチャレンジする使命を与えられた人という尊敬の念が込められた言葉なのです!日本はまだまだネガティブなイメージがあるし、逆に気にかけないようにする風潮があり遅れていますのでこういう前向きな意味での言葉はすごくいいと思いますしもっと浸透すればいいと思います。
また10年ほど前NHKのドラマでそのままのタイトルのチャレンジドという障がいをかかえた教師(佐々木龍之介)の奮闘を描いた素晴らしいドラマがありました。メッセージ性も強くNHKさんらしからぬ踏み込んだ作品となっていました。皆さんも一度見てほしい作品ですね。
毎年の24時間テレビをどのようにとらえるかは一人ひとり違うと思いますがただのバラエティ番組になることなく世の中が共に理解しあえるきっかけになればと切に願います。そして来年のパラリンピックも大盛り上がりとなるような世の中を願っています。