強い組織やチーム作りに困ったらこの3冊!
日々会社など組織やスポーツのチームをまとめるのにうまくいかず苦労している人も多いと思います。あーもっと指示を出さなくても考えて動いてほしい・・あーどうしたら強い組織チームを作れるのか?一人ひとり自発的に動ける集団はどうすれば出来るのだろうか?リーダーや監督としてどうすればいいのか考えても中々答えは出ないものです。そんな人達にきっと何か響くであろう内容の本を今回は紹介します。解決のヒントがいくつもあると思います。
夏の甲子園も終わり読書の秋に突入ということで野球関連の著書からいくつか自分が読んで良かったものを紹介したいと思います。野球をやってる人のみならず組織を束ねる役目の人やスポーツの指導者などそのように管理に携わる人にはきっと一つでも気づきがあり響く内容であると思います。ちなみに野球関連で言えば野村克也監督の著書はいっぱいありますのでまた別の機会に紹介します。すいません。
今回はこちらの3冊。
我喜屋 優『逆境を生き抜く力』
荒井 直樹『当たり前の積み重ねが、本物になるー凡事徹底ー前橋育英が甲子園を制した理由』
そして
栗山 英樹『伝える。ー言葉より強い武器はない』
の3冊を紹介したいと思います。
では順番にまず我喜屋 優『逆境を生き抜く力』から。我喜屋 優氏は母校である沖縄興南高校を2007年から3年率いて2010年史上6校目の甲子園春夏連覇の偉業を達成し同時に沖縄県勢初の夏の甲子園優勝を達成した名監督です。直前まで北海道の社会人野球の監督も務め、当時あの駒大苫小牧の2連覇時の香田監督が常勝駒大苫小牧を作る前にアドバイスを受けに来ていた時の話も面白いエピソードとして書かれています。もちろん現ヤンキース投手田中のまー君のことも。これまた沖縄と北海道勢初の優勝に関わること自体が胸の熱くなる話ですね。また興南高校が甲子園で優勝した時話題になっていたのが勝利インタビュー(いつから当たり前になったのか・・?)の時の活躍した選手のコメントがなんて素晴らしいんだとTV等で話題となっていました。その秘密もこの著書に書かれています。当時スポーツニュース番組ではこの興南高校の我喜屋家訓みたいなものも話題となっていて何十項目かあるこの内容を各スポーツ界のアスリートが見てどの競技を行うにも共通する点ばかり、これを実践している興南高校の選手たちはすごいしそれは優勝すると言っていましたね。この時のエース島袋投手は現ソフトバンクで頑張っていますよ。きっとこの本を読んだら人を育てる事や自分を磨くヒントに気づく事も多いかもしれません。
次に荒井 直樹『当たり前の積み重ねが、本物になるー凡事徹底ー前橋育英が甲子園を制した理由』こちらの著書は2013年夏の甲子園優勝校前橋育英高等学校野球部監督の新井氏の信念が書かれています。イエローハットの創業者である鍵山秀三郎氏の有名な言葉である凡事徹底の思想を自分なりに野球道に取り入れ実践し続けた話です。考え方は強いチーム、組織つくりに大きな影響を与えていると感じます。凡事徹底の鍵山氏の話はあまりにも有名ですね。どのような人が育つのか変化があるのかはやはり社会で実践されすでに多大な効果として表れていますので参考になる事も多いと思います。
最後に栗山 英樹『伝える。ー言葉より強い武器はない』皆さんご存知だと思いますが日本ハムファイターズを率いる現監督の栗山英樹監督。栗山監督は非常に勉強家で知られていますね。栗山監督と言えば解説やコメンテーター、タレント業もやっていましたし、選手時代も教員免許を持つ異色の選手でした。病気の影響から選手としてはものすごい活躍をされたわけではないですが組織を束ねる指導者として今まさに日本ハムファイターズを強いチームとして牽引し続ける名監督ではないでしょうか。ダルビッシュ、中田、斎藤、大谷、清宮、吉田と挙げればきりない日本のスーパースター選手を抱える日ハムで彼らを指揮できるのは本当にすごいと感じます。その考え方や選手との接し方に多くのヒントがあるように感じます。また栗山監督自身ものすごい勉強もされていて論語の話や面白いエピソードとして今話題の次の1万円札の渋沢栄一の著書をドラフト指名の選手に渡すといったものから、野村再生工場と言われた最強ヤクルトスワローズ時代の野村監督のミーティングノートを写すべくヤクルトを引退した後も学ぶ話などリーダーとして自ら学んでいるのが非常に感じられます。この著書からも多くの組織を束ねるヒントが得られると思います。
ここまで3冊おすすめの本を紹介してきましたが、どれも考え方やバックグラウンドは違いますが会社組織やスポーツチームでうまく人をまとめていくための考え方やノウハウがぎっしり詰まった作品であると思います。ぜひ人を束ねる役割で悩める方がいれば参考にしていただければと思います!