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本格的VRとの出会い

 早速だが、皆さんは『Oculus Quest 2』というモノを知っているだろうか。まぁ、殆どの方は知っている/持っているからこの記事へたどり着いたと思うが、分からない人のために説明すると、スタンドアローン型のVRゴーグルだ。簡単に言えばゲーム機やPCに接続しなくても手軽かつ、簡単にVRが体験できるスグレモノだ。
 既に察されたと思うがこの記事を書いているのは、Oculus Quest 2を買ってたった一日遊んだだけで、その魅力に惚れこんでしまった。しかし、他の方の様にゲームをやりこんだわけでもないし、技術的なことは殆ど分からないので、今回はとあるアプリに絞って話そうと思う。

Kawaiiへの誘惑


女の子になりたい


そんなことを考えたことはないだろうか。

女の子になってみたい。猫耳の付いた子になってみたい。マスコットみたいな可愛さに包まれてみたい。魔性のエロスを纏ってみたい。ふわふわの羽根を持ってみたい。

自分の心に手を合わせて一度考えてみてほしい。


『女の子になってみたくありませんか?』

 うわ、いきなり変なことを言いだしたよ。しかもこれが初投稿?
頭おかしいよコイツ……と思った方もそうでない方もそのままこの記事を見続けてほしい。
 私が今回紹介するのは『VRChat』だ。紹介、というよりVR童貞を卒業した率直な感想を書いていきたい。

その名はVRChat

画像1

 そもそもVR Chatとの出会いは意外なところだった。『meet-me』という伝説のゲームを御存じだろうか。デデンネ姉貴、妹猫姉貴などの投稿者で有名な、『面白いこと以外何でもできる』の名前をほしいままにしたゲームである。コロナ禍ということもあり、私は人との会話に飢えていた。気ままに雑談をし合い、イベントに参加し、ゲームもする。アップロードされた数々のMeet-meの動画は私の心の飢えを満たしてくれそうな、そんな予感がしていた。そんな思いを胸に、妹猫氏の投稿したmeet-meの動画を見進めていくうちに、とある悲しい事実を知ってしまった。

meet-meは2018年1月をもってサービスを終了している。

心が泣きそう……

 私はすぐにこのmeet-me勢がどこに移住したのか調べた。そして、VRChatと出会うことになる。

即堕ち

 1月中旬、私はVRchatを始めた。しかし、VR機器は持っておらず、PC版をデスクトップモードと呼ばれるVRではないモードで始めることになった。アカウント設定などを済ませた私は、初心者が入るべきといわれる『[JP] Tutorial world』へ足を進めた。どう声をかけていいのか分からなかった。
既に、そこでは幾人かのグループになって各々話をしている。ただ、私はマイクをミュートにし立ち尽くすしかなかった。しかし、その部屋にいた一人が私の前に立ち、手を振ってくれた。私は慣れない操作からジェスチャーの手を振るを選択し、勇気を振り絞って声をかけた。

 そこからは、ただ優しく、温かかった。そして可愛かった。

 初心者に必要なことを教えられ、最後は写真撮影。だがしかし、私の心はデスクトップモードでは満たされなかった。

満たぬなら買ってしまえよVR

  2月に入り、運が良く臨時収入が入った私は2月13日。一点の曇りもなくOculus Quest 2をポチッた。そこからは、もう駄目だった。初期設定を済ませ、Quest版のVRChatを起動し、Favoriteに登録したアバター、『Mode Irona』ちゃん(boothのリンク)のテスト版を呼び出した。

腕が動く。手が振れる。自分の意思で動くのだ。この可愛らしいアバターが、私の意思の中で自由自在なのだ。

束の間の感動の後、私は『QUEST日本集会場』へ向かって行った。既にVRChatのやさしさを知っている私だ。少し緊張はしたが、声をかけた。可愛らしいアバターに囲まれ、いっぱい撫でたり撫でられたりした。この感覚は、実際に体験しないと、分からない。凄すぎたのだ。

VRChatで分かったこと

 たった数時間VRChatをやって分かったのは、人間の視覚は触角に大きな影響を与えているという事だった。眉間から鼻筋にかけてつぅーっと撫でられた感覚が実際にしたのだ。腕を羽根でふわっと撫でられる感覚が視覚を超えて私の身体を侵してきた。
 VRChatは私の飢えを満たしてくれた。まだイベントには参加できていないが積極的に参加していこうと思う。VRには私がまだ見ぬ、まだ知らぬ世界がたくさんある。
 コロナ禍で人に飢えた人はこの『Oculus Quest 2』と『VRChat』で可愛い女の子になってみませんか?

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