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せんぱい


ブログをはじめよう



きっかけは、一人の先輩だ
彼はいつだって格好よくて、雰囲気もよくて、無邪気。格好いいのは、顔だ

俺はいつだって彼の都合のいいように振る舞うけれど、それは純粋で、気を遣ったことはない。失礼極まりないけれど、俺は失礼なタチだから。こんな俺だ、彼は気づかないウチに他の都合のいい後輩を見つけているやもしれない

彼の書く言葉と俺の書く言葉は、そんなに相容れないし、短歌もあまり感性が合わない。けれど、たまに「いいね」なんて言ってもらえると、気持ちがいい


そうして、深く認められているでもないけれど、俺は何かと彼について回る。憧れだとか、惚れだとか、そういうものに似た匂いで、似た触感のものがある。『この気持ちはなんだろう』なんて、谷川俊太郎の「春に」を話の合間に入れると、合唱部の同期は笑ってくれた

彼女たちに、この話はしていないけれど


そういう人が身近にいて、そういう人と密に話せて、そういう人の顔がみれる。かっこいい顔を。そんな環境に迷いなく飛び込んだ2年前の俺は、よっぽどお利口さんだと思うんだ



だから、迷うことなく
ブログもはじめてみたんだ

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なまもののまま
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