ロングベリーショートカットソックス
今日、歩きたくて歩いて、乗りたくないのに乗っているとき、第一声は、
「ハイカットシューズとベリーショートカットソックスが好きで、よく靴下が脱げます。」
こんな一文だなあ、と変に納得した。何の第一声だろう。乗りたくないのは僕の性格ではないから関係ないけれど、素直に一本筋で繋がらないことが多いのは確かだ。
全く考えていないことは口に出せない、と言われ閉口したことがある。今もまだ納得はしていない。本当に考えても思ってもない言葉だったから。そしてそのあとも、感情的になったことは本当に少ないけれど、何回かある。
ただ、納得できる側面もあるわけで、僕が脳内で言語化してから話す癖があるとすれば、言語化する前のモヤモヤしたものが口をついて出たというだけなのかもしれない。感情やそういうものは身の回り全ての揺らぎで成り立つから、どっちが先だって、先立っても今あるものにほとんど変わりはない。順番が大切な場面も多いだろうけど、あの瞬間に詰め込まれたエネルギーは、今の僕に続くほど長く濃いものなのだろう。
長く濃いおかげで、得たものもたくさんある。
だから、僕のベリーショートカットソックスもそう遠くない僕へ長く続くものだと信じて、右足だけ脱げたままに闊歩する。
暑がりで汗っかきなのに髪を切らずにいることと、どちらが先か楽しみだ。
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