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富士山に登った話2022

そう、富士山を登ろう
考え始めたのが7月初旬、実際に登ったのは2022年の7月20日~21日
徹夜登山って名前を知ったのも、登ろうと考えた時に念のために調べた登山方法で紹介されてたくらいシロウトなんだけど、過去に2回程富士山を登頂してたし(当時15歳と21歳)地元静岡だからか山梨側から登ったこともなかったので今回の挑戦に至ったのでした(´・ω・`)

過去2回の富士山登山を簡単に紹介すると
15歳(一回目)
初登山なんだけど子供会の付き添いで富士宮口5合目から登頂
帰りは御殿場側の砂走より、靴は壊れてもいいものを持参
夏の朝スタートで昼過ぎには下山な感じ
付き添いに大人の方もいっぱい、小学生もいっぱい、天気良好
21歳(二回目)
仕事ぶっちぎって車で関東近辺ふらふらして最後に富士山登っか
夏のお盆の時期、夜に富士宮口に到着してAM3時より5合目出発
服装がジーンズにTシャツと春秋用の長袖シャツ
足元はコンバースのスニーカー
食料はポカリ700mlとカロリーメイトチーズ4本入り
なんか色々自暴自棄でしたね…でも天気は良好
大荷物もなし、コンビニ袋片手にもくもくと登ってました
AM7時くらいには登頂、8合目くらいでご来光でした
帰りはぴょんぴょん飛び跳ねるように降りて9時前には5合目に
若さの為せる技とか天気に恵まれたので良かったけど、
やるべきではないと今では重々承知してます…

話しは戻って富士山登山2022

荷物はボディバッグ(多分10Lくらい?)一つに収まる量でした
ボディバッグとか言いながらウエストバッグ基本、気分で斜め肩がけに
水はウォーターバッグに500ml、スポドリがペットボトル500ml*2、足りないかなぁと思った(スバルライン5合目到着時点でスポドリ一本は飲み干していた)のでスバルライン5合目の自販機でスポドリ500ml1本を追加
なので水分は合計2L、スポドリが減ってきたら水でカサ増しするスタイル
食べ物はカロリーメイト4本、やっぱ慣れてるヤツが一番…
照明はヘッドライト(単三電池1本式、予備で他に電池3本)とちっこい充電式懐中電灯、充電バッテリーが10,000m/Ah*2本、小型のデジカメも持って行ったけど夜間は全然映像撮れないからあんまり使わなかったす(ドラレコ兼用
あとは御朱印帳と、念のための100均のアルミブランケット
ウェアに関しては、下の3点が主なワークマン装備

↑ イナレムエアーのちょっと防水ジャケット
↑ イナレムのやや防水パンツ、ツーリングでの防風効果も良き
↑ 北海道でもお世話になった防水シューズ
かなり使い古しなので帰りの砂走で使い倒そうと思い…
2023年現在でも使えてる謎の耐久力がある靴

ウェアの補助としてまたまたワークマンのダウンジャケット
インナーはヒートテック上下、富士山頂上は0度くらいを想定してます
実際天気も良かったおかげか、上記の装備で問題ありませんでした。
念には念を入れてバイクのカッパも持ってきたけど、元々アウターはちょっとの防水付きだったのでただの荷物になってました…_:(´ཀ`」 ∠):

↑ 現地までの移動経路、道路が空いてれば容易い
昼間~夕方は渋滞になりがち、その時は2倍くらいの時間になります…

まずは最初の難関、板橋から山梨県富士吉田までのツーリング110km程…
出発は7月20日の11時頃より出発、下道の道志みち通って山梨県へ
吉田口の馬返しには16時ぐらいに到着、中ノ茶屋から馬返しまでは道路の整備された(でも所々割れてたりする)林道で道幅は一般車の1.5倍くらい
ランニングで登山されてる方が富士山駅から?ここの道を通って登っていくようでちょくちょく人と遭遇してました。

↑ 馬返しの駐車場にて、地面は砂利道
今回はキャンプ用の荷物を48Lリアボックスに収めています
(バイク用カッパと工具類込み
↑ バスも来るようで時刻表もある
↑ 今回の登山出発点!\( 'ω')/ウオオオオオアアアーーーッ!

正味な話、ここからする登山はかなりハードでした…
路面が舗装されてないのは当たり前だけど、一部階段とかコンクリートで整備されてたり岩がごろごろしてたり、THE登山な山中林道を登る感じ
1合目~5合目まである、ランニングで登る人も結構居ました…

↑ 簡単なグーグルマップ
距離は4km程、時間にして1時間ってなってるけど平面の場合でしょこの時間…
↑ 一合目、神社のようなあばら家のような…
鈴原天照大神社だとか
手前に0.5合目みたいなとこもありました
↑ 二合目、この時点で息も絶え絶え
↑ 道はあるから迷うことはないけど両脇には大木と草むらな森ソノモノ
↑ 三合目の見晴らし茶屋、あばら家…
↑ 3合目から見る山梨、もうほぼ雲と同じ目線…
↑ 四合目大黒天、ここも山梨側の見晴らし良し!
↑ 五合目、脇の岸壁に日本橋って彫ってある謎の休憩所
やはり山梨側の見晴らし良し!
グーグルマップだと井上小屋跡表記
↑ 五合目中宮、五合目が続く…_:(´ཀ`」 ∠):
↑ 五合目不動神社、不動小屋もあったみたい
グーグルマップだと雲切不動神社表記
↑ 森の登山の終点
ここからは露出した小石だらけの山道に

ここで持ってきたスポドリ500ml一本が枯渇しました。
身体は疲れてないけど、めっちゃハァハァしてた…(;´Д`)ハァハァ

↑ ヤマップの計測スタートは富士吉田口スバルライン五合目から
雲がかってる富士山、時刻は19時24分
↑ シーズンインしてるけど水曜日の平日ってこともあってか人はまばら
ポスト多いっすねぇ…w
奥の小屋前にあるテントで、登山料徴収とか登山の心得の冊子をもらいました
↑ 20時発くらいにしたかったのとトイレ休憩の為ぶらつく
もうちょっとで日が沈みそう
↑ 星空の見えてきた富士山、時刻は19時53分

ヤマップ(登山記録アプリ)のスタート時刻は19時58分
登山料徴収所から離れてからの計測です

↑ スバルライン五合目から登山道までの道すがらの夜景、黄昏時っすね
↑ 実際の五合目からの登山スタート地点
でもここから六合目まで細かい石が深くて柔らかく、しょっぱなからめちゃくちゃ登りにくい…
↑ 六合目からの山梨の街並み
雲より上からの眺めと街の灯りが(・∀・)イイ!!

六合目到着の時刻が20時半くらい(ヤマップだと経過岳
安全指導センターで職員さんに呼び止められ、少しお話をする
「君ひとり?本当に大丈夫かい?」
「カッパも持ってきてるから大丈夫っす!」
ストックとかなくボディバッグだけだったので心配されてたのかもしれないけど、ちゃんと事前に必要な物とか計画とかしてたのでそれを話したら安心して貰えました。(岩が多いから滑るかもだし、天候が悪かったら途中で止まってたかもだけど…

↑ 六合目からの最初の小屋
到着時刻は21時40分
↑ 一個上の小屋(七合目、日の出館)の照明がやばいくらい眩しい…
↑ 七合目、日の出館
到着時刻は21時50分、ここから始まる無限七合目道中…:;(∩´﹏`∩);:
あと登山道がほぼ岩を登る感じになります、階段として整備もしてくれてますけど…
↑ 七合目、トモエ館 到着時刻は22時
↑ 七合目、鎌岩館 到着時刻は22時5分
こう時刻を改めて見るとだいぶ調子よかったすね…今はね…
↑ 鎌岩館の受付部分、ポテチとかカップ麺も売ってます、しかしClose
↑ 本七合目、鳥居荘 到着時刻は22時40分
鎌岩館からここまでの間に富士一館ってのもあったみたいだけど撮り忘れ…
↑ 七合目、東洋館 到着時刻は23時10分
外観もしっかりしてて結構よさげなお宿
↑ 是ヨリ八合目、太子館 到着時刻は23時50分
無限七合目の終点、東洋館から遠すぎじゃない??
↑ 八合目、蓬莱館 到着時刻は0時10分
八合目過ぎた辺りから休む頻度が増えたし、防水シューズが仇になって湿度が抜けないのもあるのか、靴下が汗で濡れて冷えてたので度々靴下を脱いで乾かしてました…
替えの靴下用意すべきだったっすなぁ
↑ 八合目、白雲荘 到着時刻0時45分
↑ 月が出ていて思わずため息の出る綺麗な雲上の夜空でした
↑ 八合目、元祖室 到着時刻は1時10分
0時過ぎてから人が増えてきました…
神社も併設、鳥帽子岩神社
↑ 本八合目、富士山ホテル第一 到着時刻1時半
ここからお宿4棟がずらりと並ぶ感じ
↑ 富士山ホテル第二
↑ 本八合目、トモエ館
通ったハズでは…?!(七合目にもある
もう1棟、胸突江戸屋ってとこもありましたが撮り忘れ…
帰りの砂走側からでも行けるとこっすねぇ(寄ってない
↑ 県境八合五勺、御来光館 到着時刻は2時半
前の集落から一時間かかってるしなぁ、だいぶへばってる時…

で、ここからが富士登山の正念場、グーグルマップで距離を測ると約1km
でも前の距離と比較すると大体4倍くらい…
1時間かけて登ってきたけど、夜明けも近く人も増え焦りを覚える
更にここからは休憩所は無い、無いのである。
気づかない自分は、次の休憩所まで…次の休憩所まで…と必死に登る…

↑ 浅間大社奥宮 久須志神社
到着時刻は3時半

途中からほぼ四つん這いで登山する雑魚初心者でした…
登山者も行列になってて止まるに止まれず、追い抜く人は勝手に追い抜く形
とは言え!は?!頂上?!って感じのリアクションで神社前の鳥居まで登りきったのでした…色々放心状態(ヽ'ω`)

↑ なんとか日の出前には頂上に到着できたのでした…
↑ まだ暗めなんだけど人で賑わう扇屋さん
↑ お隣の山口屋さんも繁盛してますなぁ
↑ お店の前に用意してくれてる長椅子にはご来光待ちでいっぱい
疲労もいっぱい_:(´ཀ`」 ∠):
水分は残り500mlくらいでなんとかなりました、ほんとに…?
30分くらい長椅子でぽけーっと休んでからご来光の良いロケーションを探す旅へ
↑ 下山方向の砂走前の鳥居くん、んー良き
↑ ちょっと小高い丘ぽいとこがあったから登ってカメラ構えてたら面前にくるヤーツ
ちょっとFF1のOPぽくなった
↑ 小高い丘の脇にある賽銭箱と鳥居からのご来光
↑ すっかり見えてきた太陽さん 時刻は4時40分程

お日様も拝めてテンション上がったので、お鉢周りいくぞぉ!ってことで富士宮口方面へ歩を進める(*•̀ᴗ•́*)و

↑ 富士山頂上の浅間大社奥宮 到着時刻は5時10分
目当ての御朱印も頂きました♪( ◜ω◝و(و "
↑ 日本の最高峰、剣ヶ峰の石碑 到着時刻は5時半
人がひっきりなしなのでパッと撮ってサッと下りました
↑ そんなこんなで雲海上のお日様

後は時計回りで久須志神社に戻って大体の時刻7時頃
下山は砂走にてマイペースに降りるのでした。
そう、マイペースに…_:(´ཀ`」 ∠):
休憩場所…どこ…水分…ないなった…なんかでっかい車両くるからおちおち止まってられない…行けるとこまで行くか!!ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

そんなことしてると出てくる団体さん、後ろから追い抜かれては休憩中の団体さんを追い抜いて、果ては団体さんの先導者に「ちょっと道ゆずってくれませんか?」とか言われる始末
わざわざ言われなくても道は広いんだけど…
その後、その団体さんも付いていける人、行けない人が出てきたのか各自ペースの合う人と降りてく感じになって一部がまた追い抜かれ、休憩中に追い抜きな謎なレースに…
とにかくマイペースにざっざと小石の盛られた砂走をカニ歩きで降りていくのでした。

砂走の終点六合目へ到着時刻は9時半となりました、頑張った(¦3 _ヽ)_
六合目手前でお馬さんの貸出してて「乗馬どーっすか?」とかもありました
登山とか下山途中で降りれなくなった人の為の馬ってこれかーって

さてさてここからが本番でした、水分もない、足も痛い
馬返しまでの下山が残っているのでした(´・ω・`)

しかも六合目から直進で馬返し下山道に降りるとこあったのにわざわざスバルライン五合目側から降りたし…
馬返しからの五合目一番上部、佐藤小屋へは10時20分頃到着
降りるだけなんだけど石の階段とか足に負担かかるのか足首が痛くなってました、もうそこからは一合降りる度に10分くらい休憩して足裏マッサージしてました…
途中子連れの若奥さんとかも散歩?に来てたので地元の人も遊びに来るとこ…なのかなぁ?昼間はいいけど夜は怖くて来れないぜぃ
他にはロマンスの神様を流しながらカラオケしつつ登山してる女子二人組とか、登山は面白いですね
三合目の見晴らしいいとこで休憩してたら、3人組のハイキングおじさんおばさんが来てそれぞれ散らばってご飯食べ始めたり
水がなかったので流石に限界だったら水を恵んで貰おうかと思いつつも、なんとか耐えて馬返しまで下山でき無事に登山終了となりました…
馬返し戻り時刻は13時半くらい、故に登山時間は計21時間半となりました
頑張った…_:(´ཀ`」 ∠):

その後はコンビニ行ってレッドブルかっくらってから道の駅なるさわ横のスーパー銭湯ゆらりに行ってさっぱりしてから河口湖近くのマックスバリュまで戻って買い出し、そっから西湖の自由キャンプ場へ行って16時といった感じでした。
キャンプは別記事へ(←リンクあり

今回の富士山の総括として
・普段からの運動はしておくべし
 とりあえず膝はしっかり運動してたので痛くはならなかったす…
 (ただし足首が痛かったです_:(´ཀ`」 ∠):
・出来れば水分と食料は多めに持っていくべし
 馬返しからだったのもあって2Lでも足りなかった…
 余裕があるようにしましょう(´・ω・`)
・時間に余裕をもつべし
 徹夜登山を行ったわけですが八合目辺りの混み具合が尋常じゃなかった
 出来ればピークを避けれるように一時間早く行けたらまた違ったかな…
 休憩場所も計画に組み込むべき、特に砂走は場所もないので考えよう
・替えの靴下を用意すべし
 足汗を吸って急激に足が冷やされるのもう一足用意して取り替えつつね

ついでに言うとグローブがバイク用のプロテクター付いてるヤツをせっかくだから使ってたんだけど、岩を登るのにめっちゃ便利でした(防寒対策にも

以上、反省点結構あるので今後?に活かせるように
皆様ご安全にっ(`・ω・´)ゞ


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