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Tonamelでイベント参加費をすべて事前決済にする(Stripeとの連携)
RTAイベントを開催するにあたって参加費(会場費)の支払いをすべて事前決済にすることにしました。
その時に使用したのがTonamelというサービスです。
今回初めて使用したのでやり方やトラブルなどをまとめておきたいと思います。
1,なぜイベント参加費を事前決済にするのか
これはRTAイベントに限らず小規模なゲームイベント等でも同じだと思いますが、当日決済にするということはイベント当日に会場でお金のやり取りが発生するということになります。
もし受付を用意するのであれば、その場で受け取った参加費やお釣りなどお金の管理をする人間が常駐する必要があり、その人間も信頼できる方である必要があります。
今回事前決済にした一番の理由はこのお金を管理する人間を無くすため。
小規模といっても数人レベルだと飲み会のような感覚で主催個人で回収することも可能ですが、20人30人となると話は変わってきます。
あとは事前決済にするとドタキャンを抑制する効果もあるそうで、どちらかということこっち目的で事前決済としている人も多いようです。
2,Tonamelを選んだ理由
それは匿名性が高いから。
即売会イベント等でも使用されているLivePocketやTIGETなど、チケット販売の仲介をしてくれるサイトはたくさんあります。
コンサートチケットを買うような感じで事前決済を行えるためそれらも候補の一つでした。
ただ、どのサイトにも一つ欠点があります。それは主催者側に氏名などの個人情報が渡ってしまう可能性があること。ですがこれは別に悪いことではありません。
しかし、RTAイベントにおいてそのような情報は一切必要がなく、それがあることによって人が来ない方が心配です。
Tonamelはハンドルネームで参加登録が行えるため、主催者側に氏名などの情報は伝わりません。
入力する欄もなく、Tonamel側も知らないのでまぁ当たり前っちゃ当たり前ですが。
ぶっちゃけTonamelの手数料は他と比べたら高いです。
しかし、匿名性はRTAイベントにおいては何よりも重要だと私は思ったのでTonamelを使用することにしました。
3,Stripeとの連携が必須
![](https://assets.st-note.com/img/1709217141605-IYVpSWhGzh.png?width=1200)
Tonamelだけで参加者が支払ったお金を受け取ることはできません。Stripeというサービスとの連携が必要になります。
海外のサービスということもあって設定に苦労したので備忘録的にまとめておきます。
Q,Stripeって法人でも個人事業主でもないただの一般人が使えるの?
A,使える。個人事業主扱いでOK。
まずはStripeのアカウントを作る必要があります。
連携の手順はTonamelさんが分かりやすくまとめてくださっているのでそちらを参考にしながら進めてみてください。
お金を受け取るということを行うため、住所や身分証などの提出が求められます。
さて、進めていくとどう書けばいいんだ?という疑問にぶち当たる箇所があります。
それがこれ
●ビジネスのWebサイト
webサイトをお持ちの場合はそのURLを、お持ちでない場合は、Tonamelのプロフィール、またはSNSのプロフィール等をご記載ください。
●商品、サービス内容の詳細
行われている活動や、どういった場合に金銭が発生するか等、詳細をご記載ください。
ビジネスwebサイト…?賞品やサービスの内容…?
ただの一般人が何をかけばいいのかわかりませんね…
ちなみにここをしっかり明確にしないと審査が通らず、お金を振り込んでもらえません(1敗)。
書き直しさせられたわけですが丁寧に返したら承認してもらえたのでどのように書けばいいのかをまとめておきます。
※あくまでRTAのようなゲームイベントを主催する側としての内容です。
※こう書けば絶対に承認されるというわけではありません。
ビジネスのWebサイト
これは普段使用しているSNSのURLでOKです。
Stripe側はあなたが提供する商品・サービスはどのようなところで宣伝されたり顧客が見つけることができるのかということを知りたがっています。
RTAイベントというエンターテイメントを提供すると考えたときに、どのような場所を使って人に知ってもらうかを考えてみてください。
商品、サービス内容の詳細
RTAイベントというエンターテイメントを提供するので商品よりかはサービスという内容になります。
どのようなイベントでどのようなことを行って顧客に満足してもらうのかという内容を詳しく書く必要があります。
過去に同様のイベントを行っていたのであればイベントの内容が分かるブログやアーカイブのURLなんかも添えるといいかもしれません。
海外のサービスですが審査は日本の方が行ってくれるのですべて日本語でOKです。
最後まで進めてTonamel側で審査中となればとりあえずは完了です。
審査が通れば連携中になります。
不備があれば…
後日、内容に問題がなければ入金が可能な状態になります。
しかし不備がある場合はStripeからメールが届きます。私も届きました。なぜなら上記みたいに詳細に書かなかったから。
![](https://assets.st-note.com/img/1709217307390-sMsepUvBQM.png?width=1200)
英語のメールで届いており、詳細が分からなかったためサポートから日本語で確認したところ
「あんたの会社のサービスようわからんわ、もうちょっとくわしく教えてちょ」
ということらしいです。聞かれた内容は以下の3つ
サービス・商品の詳細
顧客がどのように商品・サービスを見つけ、購入するのか
商品・サービスの関連画像
最初に入力した内容と被っている内容もありますがもうちょっと詳細に書いてくれってことだと思います。
Twitter(現X)だけではなく、youtubeやツイッチなどの配信媒体、ブログなんかもあるといいと思います。
URLだけではなく、そのサイトでどのような宣伝を行っているのかも合わせて書くとなお良し。
サービスの関連画像はイベントの写真とかスクショ、動画アーカイブとかでもいいらしい。
こうして無事晴れて審査が通りました。ヤッター!
4,Tonamelの手数料など
気になる手数料のハナシ。
Tonamelでは手数料としてエントリー料の5%と1エントリーあたり100円の手数料が取られます。
どのサイトでも大体5%なんですけど1エントリーあたり100円ってのがキモ。
例を出すと
イベントA
エントリー料:2000円
参加者:10人
イベントB
エントリー料:500円
参加者:40人
上記のような2つのイベントがあったとする。
これはどちらとも売り上げは20000円となり、手数料が5%だけの場合は1000円の手数料となるため、主催側に入るのは19000円ということになる。
ではこれに1エントリーあたり100円の手数料をさらに乗せたらどうなるか。
イベントAは10人x100円で1000円、イベントBは40人x100円で4000円の手数料となるため、5%手数料と合わせて主催者に入るのはイベントAは18000円、イベントBは15000円ということになる。
見てわかる通り、参加者が多いと手数料がどんどん高くなっていく仕組みになっている。これがTonamelが他と比べて手数料が高いといわれる所以。
中・大規模よりかは小規模イベントの方が向いているということでもある。
それと振込時には250円の手数料がかかる。
決済から4営業日が経過しているかつ、振込可能金額が10000円を超えていると即振り込みが可能です。
10000円未満であればおそらく80日後?(未確定情報)
Tonamelの事前決済はクレジットカードかコンビニ支払いの2択(24年2月現在)。
もうちょっと選択肢が増えてくれると嬉しいかな(paypayとか)。
キャンセル返金は振込をしていないのであれば可能。ただし手数料を引いた分だけしか参加者には返金されない。
5,人を取るか手数料を取るか
少しでも利益を残したい、赤字を小さくしたいのであれば現地ニコニコ現金払いが手数料も取られないので一番だと思う。
ただ、いろんなオフラインRTAイベントを見に行って受付でずっと金庫番をしていないといけないという状況は結構しんどいのではないだろうか。
お金はトラブルとしては一番起こってほしくないところではあるのでできるだけリスクは避けたい。
手数料でそのリスクがなくせるのであればということで昨年私が主催したRTAオフラインイベントでは完全事前登録と事前決済を導入した。
参加者からは反発もあると思っていたがほとんどが良い印象を持ってもらえた。参加者側としても現地でのお金のやり取りはないならない方がいいと思っている人が多いのかもしれない。
ただし、当日ふらっと遊びに行きたいという人をどうするかという問題は今後の課題ではある。
人を取るか、手数料を取るか。
どちらかだけが正しいということはないので自分のイベントの人や規模、お財布事情と相談して決めることが大切だと思う。
実際に事前決済のみにしてみてそのメリットは手数料以上に大きいと私は感じた。