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NIPT(2) 結果

この記事は、新型出生前診断(NIPT)について触れています。出生前診断は、命の選別と言われ、論理的に不快になられる方もいると思います。出生前診断に抵抗がある方は読むのをお控えください。

採血をして、2週間が経ちました。
この2週間は、12wの妊婦健診でNT(首のむくみ)に問題はないとドクターから言われていたこともあり、あまり心配し過ぎないようにして過ごしました。きっと大丈夫…と思いつつも、NT肥大は無かったのに、ダウン症だったという症例もあると知り、不安になったり。
今まで順調なのに流産、ということを繰り返していて何が起こるか妊娠中はわからないと身をもってよく分かってはいますが、「この子たちは大丈夫、大丈夫…」と、ひたすら願う2週間でした。


通院日

この日は、夫が出張で早朝に車で空港まで送迎してきました。

お昼過ぎから病院なのと、空港の駐車代は高いので、送ってとんぼ返り。空港のカフェで飛行機を眺めながら過ごすのも好きなのですが、NIPTの結果が出る日なので、そんな気にもなれず…。
行きは高速、帰りは下道で帰ろうかな…と思ったのですが、下道だと時間がかかって疲れるなぁ…と思い、結局帰りも高速を通りました。
ここ最近は近場の運転ばかりだったので、久々に遠くまで運転しました。長距離運転というほどではないですが、いつもより長い距離を運転するのは疲れますね。

朝から上記の通りドタバタしつつ、その後は家で休み、お昼過ぎに病院へ。
受付で母子手帳を渡して、待合室で待機。NIPTの検査結果を聞きにきたご夫婦が待合室に数名いらして、緊張した面持ちで診察室に入って行き、安堵の表情で出てくるのを眺めていました。こんな時、夫がそばにいたら心強いのだろうけれど、早朝に彼を海の向こうに送り出したのは私…。仕事中の夫にLINEで逐一報告もできないし…と、心細い気持ちで順番を待ちました。


結果

診察室に呼ばれ、ドクターから開口一番に「体調に変わりはないですか?」と聞かれました。特に変わりないことを伝えたところ、ドクターが「前回お渡ししたNIPTの資料はありますか?」と。
え、資料が必要ってことは検査結果が陽性だったということ…?と一気に押し寄せる不安。資料をドクターに渡して、ただただ不安な気持ちで待ちました。

「なまこさんの結果はこうなっています」


渡されたプリントには、
『Negative』
の文字が…!

下には、
『13(パトー症候群):陰性』
『18(エドワーズ症候群):陰性』
『21(ダウン症候群):陰性』
と記載されていました。

思わず、「よかった…」と言葉がもれました。
日に日に大きくなるお腹、エンジェルサウンズで聞こえる心音。NIPTはした方が良いという夫と、初めは同意していたのに妊娠している実感が日に日に強まってきて気持ちが揺らぎ始めた私。夫婦で散々悩み、相談した末にNIPTをすると決めたのは私ですが、検査してからも「もし陽性だったら?」「調べない方が良かったかもしれない…」と後悔することもありました。
今回の結果が陰性ということで、辛い決断をせずにすんだことに、ただただ安堵しました。

結果が陰性だったからか、その後はサラッと診察が終わり、診察室を後にしました。結局、前回もらったNIPTの資料は使いませんでした。
(なぜ、資料をはじめに用意するように言われたのかは謎です)


NIPTを終えて

命の選別…と呼ばれる出生前診断を終え、この検査の重みを改めて実感いたしました。決して、軽い気持ちで挑んだわけではありませんが、陽性だったらどうするか問題については、私自身常に悩んでいました。方向性は決めつつも、決断できませんでした。陽性の結果がでたら、決断しよう…と決断は先延ばしにしていました。
お腹に宿った命が尊いものだとわかっている、とても愛おしいから何があっても産みたい、でも同時に我が家の環境という現実的な問題もあって…。悩みました。

検査をしてよかったかどうかは正直わかりません。命に関わる問題だからこそ、正解はわからないですし、人におすすめもできません。
でも、心配していた赤ちゃんの先天性の問題の内数個を除外できたことは、私の精神安定上、とても大きかったです。

この記事がNIPTを受けようか悩んでいる方の参考になれれば幸いです。


来週、15wで妊婦健診があります。
次のエコーでも赤ちゃんたちが、無事に成長していますように…と祈りながら、1週間を過ごします。

ちなみにNIPTの料金は、下記の通りでした。
1回目:カウンセリング+検査→10万円弱
2回目:カウンセリング→5000円弱

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