9w2d 不妊外来最後の日
いよいよ9wです。
よく聞く『9週の壁』は9wに流産率が上がるというよりも、9wを越えられずに流産するパターンが流産全体の中で高い割合を示している為に、9wの壁と呼ばれるようです。医学用語ではないみたいですけどね。
診察で何も異常がなければ、この日で不妊外来は最終日。
妊活をスタートして4年半。不妊治療の病院に通い始めて4年ちょっと。タイミング法、人工授精を経て、体外受精にステップアップ。体外受精は計8回。その間に転院もしました。
夫の年齢も考えて、結婚してすぐに子どもが欲しかったのに…。周りが結婚したら当たり前のように授かっている中、まさかここまで苦戦するとは思いませんでした。
治療中は何度も何度も涙しました。お金もいったいいくら使ってしまったのだろう。
私よりももっともっと苦労している人が不妊治療の現場にはたくさんいるけれど、それでも私は私の不妊治療が本当に辛かったです。
不妊治療中は、痛い検査もしたし、金銭的なダメージももちろんありますが、何よりも精神的なダメージが辛かったです。特に陽性からの流産が辛かった…。
第二子(いや、双子だから第三子?)は考えていないので、願わくばこれが最後の不妊治療・妊娠になって欲しいです。とにかく無事に育って生まれてきて欲しい…。
不妊治療中のエピソードを色々と思い出しては、このまま不妊治療が過去のものとなるようにと祈る日々です。
9w2d
朝、夫が「今回の子は手応えがあるんだよね」と。卵のグレードは6日目BBでしたが、奇跡的に2つとも着床した胚盤胞。夫の言葉を信じたくなりました。
正直なところ私は、前回の妊娠では凄い手応えを感じていて…。でもその子は11wでお空に帰りました。12wを迎えるまでは、今回もそうなるのではないか…と不安ですが、夫が言うように、今回こそは育ってくれると信じたい…。
この日は担当医が一般外来担当の日だったので、朝イチでも待合室は混んでいました。先週の予約の段階で朝イチの枠は既に満員。にも関わらずドクターが無理やり予約をねじ込んでくれました!後の予約時間枠になればなるほど、待ち時間が長くなってしまうからとてもありがたい…!!
診察
1時間は最低でも待つかな?と思っていたのですが、30分ほどで呼ばれました。
深呼吸をして、診察室へ。
この日も、まずは内診から。
経膣エコーの不快感に耐えながら、エコー画面を注意深く観察。
…なんとなく大きくなっているような?という気はしつつも、心臓が動いているかどうかは素人の私にはよくわからず。
「まず上の子から見ていこうね〜」とドクターが普段通りのとてものんびりした口調でお話しされるので、あぁ問題はないんだな…、と一安心。
「見た?今、上の子の足がバタバタ動いていたよ!」とドクターが教えてくれましたが、私にはよくわからず。「下の子は、体育座りみたいな姿勢だね」と、どうやらもう1人も無事なようです。
サイズは2人とも22mm強で、心拍数も180台。9w2d相当でした。前回(8w)は、+2dくらいのサイズだったので、成長が緩やかになったのでは?と不安ですが、ドクター曰く心拍数も180あるから問題ないとのこと。
ちなみに11wで流産した子は、9w3dの時点で25mm。ここにきて、双子が初めて前回の子よりも小さく計測されているなぁ…と心配に。ただ前回の流産は、赤ちゃん側ではなく私が原因と思われる流産だったので、あまり過度に意識し比較してストレスを溜めないようにしようと思います…。
NIPTについて
受けようか悩んでいるNIPT。夫は受けた方が良いと言っているし、単胎の場合は私も受ける選択をしていました。ただ今回は双子。仮に陽性となった場合も、2人とも陽性なのか、片方が陽性なのかわかりませんし、陽性になったらどうするか問題が単胎より複雑です。もし陽性ならどうするか…私の気持ちが定まらずに妊娠当初からずっと悩んでいた問題でした。
9wの診察も問題なく終えることができたので、意を決して「NIPTを受けようか悩んでいて…」とドクターに打ち明けました。ドクターによっては、NIPTに否定的な方もいるので恐る恐る反応を伺うと、
「いいんじゃない?双子は双子で検査するメリットもあるしね。いつにする?◯先生(NIPTの担当医)、夏休みは旅をするって言ってたから枠空いてるかな〜?」
とこちらが拍子抜けするほどあっさりした反応。通っている病院はNIPTの認証医療機関なので、ここのドクターたちは理解がある方が多いのかもしれません。「双子なのに受けるの?陽性だったらどうするの?」と聞かれたらどうしよう…と思っていましたが、そんなことありませんでした。
NIPTに関しては、前回11wで流産した経緯もあるので、するなら12w以降にしたいと伝えました。10wに産科での初診があるので、その時にNIPTを受けるかどうか決めることになりました。
デリケートな問題なので、正解も不正解もないと思いますが、辛い選択をせずにすむような結果となって欲しいと願っています。
次回からは妊婦健診
不妊外来はこれで卒業です。来週からは産科に移ります。ただ総合病院に通っているので、待合室が変わる程度の変化で、担当のドクターは産科でも同じです。
以前不妊治療専門クリニックに通っていた時は、『不妊治療病院卒業』の時に「ここに通うのもこれで最後かぁ…。長かったな…。」と涙が出そうになりましたが、今回は上記の理由からあまり感傷的にならない卒業でした。
ドクターは「双子だから37wで帝王切開かな。僕が執刀するから、曜日はこの辺になるよ。」と。いつ出産になるかわからない自然分娩と異なり、予定帝王切開なので、早産等のトラブルがなければ今のドクターが執刀してくれるみたいです。移植から出産まで同じドクターに見てもらえるのは、総合病院ならではの良さですね。
また、次回までに母子手帳をもらってくるように指示を受けました。まだ取りに行っていませんが、なるべく早いうちに保健センターに行きたいと思います。