なまこさんタロットカード 正直すぎるレビュー
無事、なまこさんタロットカードが完成し、販売も開始出来たところで中の人が正直すぎるレビューをします。もはや制作秘話…もとい雑談…。
私の思う『あったらいいな』を詰め込んだので、一部自画自賛祭りになりますが、あらかじめご了承くださいませ。
まずは良い所を!!!!
早速ですが、自画自賛タイムです。
1,パッケージデザイン
これ、実は1番悩んだ所なんですね。
『なまこさんタロットカード』を使う人はどんな人なんだろう、と考えた時、1番多いのは女性占い師さんだと思います。ですが、私の目的は『老若男女問わず使えるカード』でしたので、あまり可愛すぎるデザインは控えようと考えた次第です。
加えてポケットサイズなので、持ち運びも想定しました。派手すぎるデザインは持ち運びにくい、淡い色使いだと汚れが目立つ。
それでいて『なまこさん』のゆるゆるな雰囲気に合わせる…。
私の最適解がここに詰まっています。
完璧じゃないですか???
(何を言っているんだ)
それなりに可愛くて、派手過ぎないカラーリング、海と空を合わせてなまこさんのゆるゆるな雰囲気とスピリチュアル感を融合。
いやはやもうこれ以上のものは作れないです。素晴らしい仕上がりです。
地獄底箱というのもこだわりポイントです。
差し込み式のキャラメル箱だと、差し込んだ部分にカードが乗ってしまい『あ、あと1枚が…入らないッ…!!!』という悲劇が起こりうるので。
それにこちらのほうが丈夫だそうです☆
2,カード裏面
パッケージより先にデザインしたのがこのカード裏面です。
自分用の大アルカナのみのなまこさんタロットカードの裏面はこんな感じでした↓
なまこさんサークル。
このカード裏面、実は12種類ありまして…そう、それぞれのなまこさんカラーが背景になっているんですね。私は『あおなまこタイプ』なのであおなまこカラーにしているのですが、「受注生産でカラー変えられます!!」みたいな事…個人制作&個人販売じゃ…まぁ出来ないんですね。
色々配色を変えてやってみたんですが、どうもしっくり来ず、新たに描き直す事にしました。
あともうちょっとスピリチュアル感が欲しかったので。
ここでパッケージ同様、ゆるゆるななまこさんの雰囲気とスピリチュアル感の融合問題にさしかかる訳ですが、『占星術』と『ナマコ』、『そら』と『うみ』ということで、鮮やかながら落ち着いたブルーに、雲のような泡、星や月、魚やクラゲ、珊瑚、海飛ぶペンギンなどをあしらい…
こうなった訳ですね。
外観(パッケージ)から中身を連想すると思うので、パッケージとカード裏面をリンクさせることで、イメージの一致も計りました。
ゆるさとスピリチュアルの完全体
程よい華やかさもあります。文句なしの仕上がりです。
3,サイズ感
私は、手が、小さいんです。
愛用のタロットカードは一般的なタロットカードより少し小さめではあるのですが、それでも大きくて収まりが悪い…。シャッフルに問題はないのですが、カードをまとめる時やカットする時など、納まりが悪く扱いづらかったのです。
カード占術は絵をしっかり見るので、大きい方が良いということもあるのですが、私は『もうちょっと小さくて薄くて縦に長い方がいいな〜』と常々思っていました。
そこで、なまこさんタロットカードは52×88mmの手のひらサイズに。
「おっ、納まる〜〜〜!!!!!」
納まりました。
このサイズ感、ジャストフィット。
「持てる〜〜〜!!!! 握れる〜〜〜!!!」
この扱いやすさはもう例えようがありません。
持てる喜び。握れる喜び。噛み締めました。
イラスト自体がデフォルメ調なので、イラストの小ささは気になりません。バランスのとれた良いデッキとなりました。
手の小さい方、お子様にも大変おすすめです。
ポケットサイズ未体験の方に、この感動、伝わってほしい。
4,全カードひらがな表記
私は英語が大の苦手です。
それはもう、苦手です。海外の方に道を聞かれたりしても日本語で喋ってしまうほど苦手です。ほんとに多少の英単語は読めますが、やはりリーディングするのにワンテンポ遅れてしまい、ちょっと快適さが足りないといったところ。
漢字にしても良いのですが、なまこさんのゆるゆる感とひらがながso muchだったので、ひらがなにしました。
(私の英語力はこの程度です)
小アルカナは基本的に文字が書いていないものですが、ワンドの7,ワンドの8あたりになってくると、意味はわかっても『あれ、これ7…1,2,3,4,5……あっ6じゃん』みたいな事が起きるんですね。たまに。たまにですよ。
もういっそ書いちゃえ!ということで記載。
『母国語〜〜〜〜〜!!!!!!!』
やはり母国語が最強なんですよ。
もう1テンポ遅れたリーディングからおさらばです。
快適さがすごい。もうただただ快適です。
5,ライダー版にあわせた絵柄
これ、重要じゃないですか!?
特にタロットカードをはじめて間もない皆様!!
世の中にはとってもオシャレでカワイイタロットカードが溢れていますが、パッと見たときにカードの意味がするするっと入ってこない…なんてことありませんか?
私はありました。
市販の解説本はたいていライダー版のイラストが描かれていて、カード1枚1枚にストーリーがあります。絵柄に象徴が含まれていなかったり、雰囲気が違うと受け取れるメッセージが変わります。
それもタロットカードの楽しさ、自由さではあるのですが、未熟な私にはまだ難易度が高かったのです。
リーディングのしやすさが段違いです。
解説本とも照合しやすく、占いの幅が広がります。
6,解説シートの無料ダウンロード
解説書を商品に同梱するとなると販売コストがあがります。
ただでさえ個人制作で大量生産が出来ず、それなりの値段設定になってしまうので、さらに上乗せするとなると…。
ということで思いついたのが無料ダウンロード。
印刷せずとも端末を開けば見れる、という形のほうが今の時代に合っている気もしたので。
もちろん印刷して頂いてもOKです。
元々、私の手が小さいことと英語力が壊滅的ということで制作を進めてきた訳ですが、途中フォロワーさんに「お子様にもいいですね〜!」と言っていただき、
『そ、それだぁ〜!!!!』
と、衝撃を受けました。今は「ちびっ子占い師さんにもオススメですよ〜」と謳っていますが、はじめはそうではなかったんですね。
ということで、解説シートにふりがなをつけることにしたのです。
それに、カードをご購入されたとなるとたくさん使って欲しいものです。解説シートを用意することで、はじめてタロットカードに触れる人も占いを楽しんで頂けるならそれに越したことはありません。
うまく活用して頂けると嬉しいです!!
さて、自画自賛しまくったところで…。
次にイマイチだな〜というところをお伝えします。
1,小さめサイズが仇となる
『扱いやすさ』を優先した結果ですね…。
カードが小さいということは絵柄も小さいということです。タロットカードの絵をじっくり見て「絵読み」をする場合、イラストは大きい方が良いんですね。
タロットカードには元々意味がありますので、フィーリングより知識を優先して読まれる方には向いていますが、フィーリング、直感重視の方にはちょっと不向きかもしれません。
あとは『厚み』です。薄い分扱いやすく、軽くて持ち運びには便利なのですが、それがデメリットにもなります。カード1枚1枚が一般的なカードと比べて薄いです。
カードに重厚感、しっかりとした感触が欲しい方には不向きかもしれません。
2,デフォルメ調である
なまこさんタロットカードはデフォルメ調というだけでなく、線が太いイラストです。
線が太いため、細かい部分がざっくり表現されています。細々した花びらや、小さく描かれた象徴は全体のイラストバランスを考慮してカットしている部分があります。
リアル調のイラストで表現できるような幻想的な雰囲気はありませんので、ふわっとした表現や神々しさをお求めの方には合わないと思われます。
3,パッケージがちょっときつい
余裕を持たせて少し大きめに制作したのですが、ちょっときついです。パッツパツ、強引に入れなければ入らない!!というほどではありませんが、ストンと中に入る、逆さまにすればスルッと出てくる…というほど余裕はありません。
出すときは箱を逆さまにして軽く振ると出しやすいです。
また、箱に入れる時はデッキの5分の1くらいをあとから入れると入れやすいです。
先に5分の4くらいを入れて…
残りを優しく押し込む。
こうすると上手く入れられます。
箱の中でカードが泳がないのは利点でもありますね。
追記:何度か使用していると箱の形がなじむのか、分けて入れなくても上手に入るようになってきました!
以上、中の人の正直すぎるレビューでした!!
なまこさんタロットカードはこちら!
https://namako-uranai.booth.pm/items/2570336
ではまた!