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弁護士業務とGoogleChrome(Googleレンズ編)


GoogleレンズでOCR

最近、GoogleChromeでGoogleレンズという画像認識できる機能が追加された。

正直、かこって検索できるというのが、ほとんど使い道ないなアと思っていたが、、、、
実は、弁護士業務において、Googleレンズは簡単なOCR用途で結構使えることが分かった。

Googleレンズの活用方法

弁護士業界は、いまだに紙での送付やFAX文化が根強く残っている。

特に最初のやり取りで、こちらが相手方の代理人に書面を送る際、いちいち、相手方の氏名・相手方代理人の名前・住所・事務所名・FAX番号等を書面に打つことになる。

しかし、これらをキーボードで打つのは、若干、面倒くさい。

大概は、相手方の代理人が送付してくる文書には、相手方の代理人の名前・住所・FAX番号等が記載されているので、これをうまいことコピーできればありがたいなあと思っていた。

以前は、相手方の書面を、GoogleドライブにPDFデータをアップロードした上で、スクリーンショットし、GeminiでOCRするということをしていた。

しかし、このやり方は、以下の工程があり、それなりに手間である。
つまり、

  1. Geminiにスクリーンショットを貼り付け

  2. OCRするように指示出し

  3. 出力した内容をコピー

  4. 相手方代理人に送る書面に貼り付け

という工程を経ることになる。

長い文章をOCRして貼り付ける場合ならまだ意味があるが、相手方代理人の連絡先くらいであれば、もう手で打ったほうが早いなぁという感じだった。

しかし、最近、GoogleChromeでGoogleレンズが使えるようになって、より簡単にOCRができるようになった。

Googleレンズにより、相手方の書面(GoogleドライブにPDFファイルとしてアップロード済み)を、宛先として使いたい部分をピンポイントでOCRし、テキストとしてコピーし、自分がこれから送る予定の書面に貼り付けることができるようになった。

Googleレンズの使い方

GoogleChromeのアカウント名の右の三連の点々を押すと、Googleレンズで検索という項目があるので、それをクリックする。

①をクリックし、②をクリックするとGoogleレンズが起動する。

そして、GoogleレンズでOCRしたい部分選択でき、OCRしたテキスト内容をコピーできる。

OCRしたい範囲を選択する。
テキスト選択し、コピーできる。
テキストデータとして貼り付け可能

ツールバーにGoogleレンズを固定する方法

毎回、三連の点をクリックして、Googleレンズの項目を選択するのは、若干、面倒くさい。

簡単にできないと意味がない。

色々試していたところ、Googleレンズのマークをクリックすると、ツールバーに固定し、常に表示することができることに気が付いた。

OCRしたいときに、Googleレンズのアイコンを押すことで、スムーズにGoogleレンズを呼び出すことができる。

ここまでくると、ちょっとしたOCR用途でかなり便利に使うことができる。

Googleレンズアイコンクリックで固定ボタンが出てくる。
固定ボタンクリック→ツールバーにGoogleレンズが固定

まとめ

ちょっとしたOCRであれば、Googleレンズがとても便利である。

ネット上の情報で文字選択できない場合にも、この方法でOCR可能だったりするので、活用の幅はそれなりにありそうである。

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