見出し画像

【Geminiサイドパネル併用】Googleドキュメントのタブ機能の活用方法

Googleドキュメントにタブ機能が追加された。

新機能は大歓迎だが、どういう風に活用するのがいいのかと思案中であった(noteのほかの投稿者もタブ機能の有用な方法をあまり見いだせてない段階のようである・・・)。

いくつか思いついて試してみて、電話録取メモ等の一時的なメモとして使うのが、現時点では、一番活用の可能性が高そうという印象である。

なお、恒久的に残したいタイプの書面をタブ機能で作ることを試したが、タブ機能で作った書面のGoogleドライブの検索でヒットしないので、探しにくく、結構使いにくいと感じている(Googleドライブの検索能力の高さを消してしまう。。。)。

現在、電話録取メモとしては、完全に実用段階の域で、バリバリ使っているので、その方法を紹介する。

いままでの電話録取メモ

弁護士業務において、依頼者や相手方等から電話等がかかった場合、その内容をメモする必要がある。

この場合、片手が固定電話の受話器でふさがることが多く、そうなると、片手でキーボードのタイピングをするのは至難の業である。

また、オンラインミーティング等のワイヤレスイヤホンを使っていて、両手が空いている状態でも、タイピングでメモしながら、打ち合わせ等をするのは、結構せわしく、大変である。

そこで、以前は、紙やポストイットにメモしながら聞いたり、MicrosoftのOneNoteに手書きでメモしていた。

そして、自分は、依頼案件をGoogleドキュメントで、案件管理メモを作成しているので、あとで、案件管理メモに移記する方法を取っていた。

これがちょっと手間といえば手間な状態であった。

Googleドキュメントのタブ機能

タブ機能で最初に着目したのは、案件管理メモと別のタブページでテキストが打てるので、考えがまとまってない段階の一時的な検討メモを作るということが可能であろうという点であった。

案件管理メモとは別なので、多少整理されてない状態でも、書き殴ることができる。

あるとき、これは音声入力をするときのメモで使えるのではないかと気がついた。

音声入力で問題になるのが、話がちょっと長かったりすると、ずらずらと、反訳した内容が並んでしまうので、非常に読みにくくなることである(表示を省略する方法は、一応あるので後述する。)。

案件管理メモのファイルでは、できる限り、整理された状態にしておきたいので、案件管理メモの部分にごちゃごちゃとした記載があると、非常に見にくくなるので、かなり困る。

タブ機能では、案件管理メモから、すぐに電話録取メモ用のページを作れるので、パッとメモしたいときに使いやすいかと思われた。

手順の説明

具体的な手順は以下のとおりである。

  1. 案件管理メモのタブ機能をつかって、電話録取メモ用のページを作る。

  2. 電話録取メモ用のページでWindowsボタン+Hでの音声入力

  3. Geminiサイドパネルを使って内容を要約(『内容を要約して』等と入力)

  4. 案件管理メモのタブページに要約した内容を張り付け

+ボタンをクリック
タブページが追加される。
Windowsボタン+Hで音声入力
タブの名前を変更可能
Geminiマークを押して、Geminiサイドパネルを表示
要約してと入力するとタブページの内容が要約される。

メリット

この方法のメリットは、以下の点である。

  1. Googleドキュメントのタブ機能で、案件管理メモと電話録取メモが一体化するので、電話録取メモどこに行ったか分からなくなる心配がない。

  2. 案件管理メモと反訳内容で完全にタブが分かれるので、案件管理メモが反訳した内容で見にくく・汚くならない。

  3. Googleドキュメントで電話録取メモを作れば、Geminiサイドパネル機能にすぐにアクセス可能で、要約メモを作成する手間が少ない。

  4. 結果、手書きでメモする必要がかなり減る。

WindowsPCであれば、Windowsボタン+Hで、ほぼリアルタイムでの音声反訳が可能である。また、反訳の精度もかなりいい。

電話での会話で、相手の声はマイクで拾っていなくとも、自分の声は反訳してくれる。自分の方で重要なところは『〇〇ということでいいですね?』等と聞き返すなどして自然と確認している。
そのため、結構Geminiサイドパネルで要約するとその部分(ほしい情報や重要な情報の部分)が、要約した議事録に残ってくれる印象である。

要約した内容を、手を加えて修正し、案件管理メモに残すことで、依頼者や相手方の話の概要をメモが完成するのである。

デメリット

この方法のデメリットは以下のとおりである。

  1. 話者の特定はできない。

  2. 一言一句正確に聞き取りことはできない。

  3. PCで操作等をしてしまうと、Windowsボタン+Hの音声入力が途切れてしまう(入力再開のために、再度Windowsボタン+Hを押す必要がある)。

最初の二つは、あくまでメモと考えれば、一言一句正確に聞き取りことや、話者の特定をすることまでは必要性を感じていないので、そこまで大きなデメリットとは思っていない。

もっとも、三つ目(PCで操作等をしてしまうと、Windowsボタン+Hの音声入力が途切れてしまう)は、最大のデメリットである。
う~ん、これはできれば何とかしたいが・・・・。

反訳メモがずらずらと表示されるのを省略する方法

反訳メモがずらずらと表示されるのが見にくいので、表示を省略する方法を紹介をする。

Googleドキュメントのページレス表示で、見出し機能を使う方法である。

反訳メモを表示している状態。
反訳メモを省略表示している状態。

まとめ

以上、Googleドキュメントのタブ機能の活用例を紹介してみた。

いいなと思ったら応援しよう!