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Googleカレンダーと弁護士業務(タスク管理編)
Googleカレンダーのタスク管理用途での活用法の話。
前回に引き続き、Googleカレンダー関連の第2弾である。
前の投稿は以下の通り。
Googleカレンダーは、タスクを表示する機能もあるので、Googleカレンダーで弁護士業務のタスク管理も十分に可能である。
タスク管理の悩み
少し自分のことを話すと、自分は、全く計画通り仕事がすすまないタイプである。
夏休みの宿題を最後の3日で泣きながらやるタイプである。
基本的に締切に合わせて、いつも行き当たりばったり、四苦八苦しながら仕事をこなしている。
また、結構手前で手を付けても、結局、提出はギリギリになったりする。
なお、ギリギリまで悩んでいると、実際に起死回生の一手が浮かんだりするので、悪いことばかりではないのだが、、、、、
そして、今まで、何とかなってきていたので、より根が深い問題になっている気がする。
しかし、もう本当にそろそろ何とかしたい(切実)。
いろいろ、タスク管理法をためして行きついたのが、Googleカレンダーである。
もっとも、基本的に、依頼案件のタスクは、Googleドキュメントでつくった案件管理メモにタスクを設定する方法を使っている。
Googleドキュメントでタスク設定
Googleドキュメントでタスク設定すると、Googleカレンダーにも同期され、タスクを見ることが可能である。
一連の流れは、以下の通り。
Googleドキュメントの案件管理メモにタスクを設定する(基本的に案件名のタスクのみ)
特定の子タスクが終われば、Googleドキュメントで作成した案件管理メモ上で、チェックボックス(タスク化はしていない)にチェックを入れて消す。
次のタスクをやるべき時期に、タスクをGoogleカレンダー上で動かすか、Googleドキュメントの案件管理メモのタスク部分で日付を変更する。
案件自体が終了したら、案件名タスクにチェックを入れる。
イメージは以下の通りである。
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ポイントその1 Googleドキュメントでタスクを設定すること
これは、弁護士業務においては、いつ何をしたのかある程度記録として残す必要があるため、一般的なToDoアプリケーション等でタスクを消していくという方法だと、記録が残りづらく都合が悪いためである。
また、Googleドキュメントであれば、いつ何をしたのかを詳細なメモをつけたり、ファイルを添付したりすることも可能である。
ポイントその2 案件名のみタスク設定すること
個々の具体的なタスク名を入れるというよりは、案件の名前だけにしてこの案件について対応しないといけないという、『リマインダー』として利用している。
このようにする理由は、タスク名に、『案件名〇〇の〇〇をやる』という記述をいちいち記載していくのが、個人的に面倒くさいからである。
やりかたについては以前に投稿した通りである。
案件管理メモへのジャンプ機能
Googleドキュメントで作成した案件管理メモにタスクを設定すると、Googleカレンダーのタスクのところに、案件管理メモに飛べるリンクが設定される。これがとても便利である。
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Googleカレンダーを利用したタスク管理のフロー
一連のフローは以下のとおりである。
朝、出勤してから、Googleカレンダーを眺めて、今日やるべきタスクを確認する。
ここでやろうかな~とか考えて、終日設定になっている案件タスクを時間を設定したタスクに設定する。
(注・Googleドキュメントで設定したタスクは、終日タスクとして設定される。)その時間になったら、Googleタスクのリンクを押せば、案件管理メモに飛べる。
予定された案件タスクの個別タスクを実行する。
同じ案件の別の個別タスクを実行する日に合わせて、タスクを移動させる。
次のタスクを処理する(以下繰り返し)。
この方法だと、Googleカレンダー上のタスクをクリックすれば、案件管理メモにすぐに飛べるので、とても早い。
いちいち、Googleドライブで検索して、ファイルを開いてとかやらなくともよくなるので、大幅にスピードアップできる。
また、Googleドキュメントの案件菅メモに作成中の書面へ飛べるリンクを設定(スマートチップまたはリンク)しておけば、すぐにその書面に飛べるので、作業途中からの復帰も簡単である。
まとめ
以上が、Googleカレンダーのタスク管理用途での活用法のまとめである。
もっとも、色々な便利なツールを探求するのは、楽しいが、底なし沼である。そんなことを探求していても、やるべき仕事は1ミリも進まない。
シンプルな方法で、やるのが一番じゃないかというのが、現時点の到達点である。