弁護士業務とGoogleタスク（カンバン方式）
日常的な弁護士業務において、Googleタスクはよく使っている（主にGoogleカレンダーの表示）。
さらに、Googleカレンダーには、Googleタスクのカンバン表示モードがあるので、最近活用している。
弁護士業務は、同時並行的に複数の案件が進行していくが、タスクの数は、えげつない数がある。
数えるのも面倒なので、数えていないが・・・・。
大量のタスクがあると、タスクに圧倒されてしまう（やってもやっても終わらないし、どんどん追加される。）。
さらに、タスクが多いと、他のタスクに目移りして重要なタスクを先延ばししてしまうという悪癖が発生しがちである。
逃げて、手軽に達成感を得られるタスクを優先してしまうなあ・・・・
これに対処するため、Googleタスクのカンバン表示モードを現在試している。
Googleタスクのカンバン表示モード
Googleカレンダーには、カンバン方式でタスク表示にできる機能があり、これはカンバン方式のタスク管理ができる。
とてもTrelloっぽい機能（笑)
やり方は以下の通り。
自分タスク、相手タスク等でリストを分ける
ここからは一工夫である。
Googleタスクは、リストを分けられるので、一般的な整理にしたがって、分けてみた（自分の対応の必要性に応じて上から下に並ぶイメージ）。
自分タスク
事務員依頼タスク
依頼者タスク
相手方タスク
準備なし・保留
タスク管理における『できるかぎり自分がボールを持っておかない』という原理原則が、自分に実践できるか結構不安だが、、、
できるだけ、1の自分タスクを減らしていくという意識で頑張ってみている。
ちなみに、自分タスクのリストから相手方タスクへ移動させるなどの、リスト間の移動は、移動させたいタスクをドラッグアンドドロップすることで簡単に移動できる。
やってみると、やるべきタスクが対処可能な程度に少なくなるので、いい感じである。
奥の手『スター★モード』
さらに、追い詰まった状況で使う奥の手として、『スター★モード』（勝手にそう呼んでいる）というのがある。
どういう方法かというと、Googleタスクのカンバン表示モードでは、タスクに★が付けられる。
そして、★がついたタスクしか表示しないこともできる。
赤四角で囲った部分をクリックすると、★が付いたタスクのみを表示できる。
これによって、自分タスクの中でもさらに特定の重要なタスクのみを表示できるので、他のタスクに目移りして逃避することがやりにくくなる。
一応、以下のルールを決めている。
自分タスクのうち、1日あたり最大3個まで★をつける。
★がついているタスク以外をやらない。
終わったら★を消す。
★をつけすぎると意味がなくなるので、数は絶対に制限したほうが良い。
また、このスター★モードは、いつも使うというよりは、重要タスクを先延ばししまくって、追い詰まったときの奥の手に使うという運用をしている（今のところ）。
そうでなければ、いつもやっていると自分が慣れてしまって新鮮さがなくなり、自分を追い込む効果が薄れそうな気がするからである。
補足・さらなる奥の手（最終手段）
なお、スター★モードよりも、さらに追い詰まった場合に使う、さらなる奥の手（最終手段）もある。
今までのやり方を全部破壊して、自分が手を付けやすい今やるべきではないタスクをバンバン終わらすというやり方である。
結果的に、他のタスクがなくなってしまい、目移りしようがなくなり、やらないといけない重要なタスクが進む(笑)
この方法は、ものすごくエネルギーを使う破滅的な方法ので、本当に最終手段である。。。
まとめ
タスク管理の方法は、あまりごちゃごちゃ作業が増えると、タスク管理に時間がかかってしまい、本来やるべきことが進まないという本末転倒な状態になってしまう（タスク管理に逃げてしまう）。
あまり方法論にはこだわらず、臨機応変に対応することをモットーとし、対応するための引き出しは多く持っておく、という意識でやっている。
どんな方法であっても、タスクが終わればOKである。