家族のこと

私は田舎の山奥に生まれ、父、母、姉の4人家族でした。

父は自営業、母はパートで、裕福な家庭ではなかったのですが、小さい頃、旅行によく連れて行ってもらったことを覚えています。

残念なことに、当時の記憶はほとんど無いのですが、その時の経験は自分の価値観や人生に少なからず影響を与えているような気はします。

家族のことに触れましょう。

「父」
父は天然で、マイペースです。末っ子ということもあってか、かなり自分の時間を生きている人でした。あまり怒ることもなく、優しい父だと思います。怒り慣れていないからか、よく怒っている途中に姉に上げ足をとられて笑ってしまうような父で、母に呆れられていました。

「母」
母は止まると死ぬ魚のような人で、常に動き回っています。
1日で片道80kmくらいあるところを車で2往復するくらい、アクティブな人で、のめりこむと時間をかけてすごい知識を蓄えるような、好奇心旺盛な人でもあります。少し不器用で、誤解を招くことも多いです。

「姉」
狐家で唯一常識的な価値観を持った人でした。
自分から見ても、田舎に産まれたにしては、バランス感覚とセンスのある人だと思っています。両親の評価では不器用と言われていますが、私はあまり納得できません。自分のことを話さない秘密主義者で、論理的で地図とかに強い、男脳です。

家族仲は良いと思うのですが、どちらかと言うと放任主義な家庭でした。破天荒な家族だと周りからは言われます。

そんな、キツネ家の日々を描いていきます。

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