店員さんへの態度を娘に嫌がられて気がついたこと
我が家は年に数回、高校生の娘の服を買いに一緒に出かけます。
その時に行くのは当然、わたしが絶対に行かない、お客さんは女子高校生、大学生がほとんどのお店ばかり。
そんななかにいるのは、正直しんどいです…!
店員さんも気を遣ってわたしにも話しかけてくれるのも申し訳なくいたたまれない!
自分の服を買うときですら、
「そっとしておいてください…」
と思うので、娘の服ならなおさら。
「わたしは(娘の)お財布なのでかまわないでください…」
という気持ちで、できるだけじゃまにならないようにしています。
とはいえ、店員さんとのコミュニケーションをゼロにするわけにもいかないので、社交スイッチをオンにして話す努力をしていたのですが…。
実は、娘はそれが嫌だったそうです。
娘
「なんかお店の人に愛想よすぎっていうか、気をつかいすぎてる感じが嫌」
わたし
「でも、お店出る時に店員さんに『ありがとうございました』って言わないのも嫌なんだよね?」
娘
「うん、それは言ってほしい」
む、難しい!
わたし
「だって店員さんたちみんなすごく年下だし、あまりに話さないのもこわいかなと思って。
空気を良くしようと思って気をつかった結果、言葉数が増えちゃうんだよね…」
娘
「最低限の会話だけしてほしい。『この色違いありますか』とか、『サイズ違いありますか』とか、買うために必要な会話だけでいい。そこまで下手に出る必要はない」
わたし
「なるほど…今度からそうするよ!」
この指摘を受けて以来、店員さん、ネイリストさん、美容師さん、などへの言動をこれまでとは少し変えてみています。
接客してもらう立場ではありますが、できれば相手に嫌な思いをさせたくないし、せっかくなら気持ちよくお互いが過ごせる時間にしたい。
でも、その気持ちが強く出すぎると、過剰な気遣いになってしまう自分を自覚したからです。
空気を良くしようと思ってやりすぎた結果、
「なんだか卑屈だなこの人」
という印象につながっているのかもしれない…と。
感じの悪いお客になる必要はないし、そうならないように気をつけたい。
でも、気をつかいすぎる必要もない。
「親しくない人であればあるほど愛想が(無駄に)よくなる」
わたしにとって、このバランスをとることは思ったより難しく、まだまだ練習中です。
これまで「軽く自分を下げて会話」していたのは、そうしておけばとりあえず相手を不快にしないだろう、という守りの気持ちからきていたのだと思います。でも、卑屈なおばあちゃんになるのは嫌だ…。
娘からバシッと指摘してもらって、
「過剰に下手に出る必要はない」
と思えたことは、自分のこれまでの言葉遣いやふるまいを見直し、改善する大きなきっかけになりました。