「片付けてもらうために片付ける」人の気持ちが、エステでわかった
わたしは時々、友人や友人家族の片付けのお手伝いに行きます。
その前にたいてい言われるのが、
「今、うち本当に片付いてないから!
(わたしに片付けに)来てもらうために片付けるね!」
というセリフ。
いやいや、片付けのサポートをするためにわたしのような整理収納アドバイザーがいるのだから、片付いていなくても気軽に呼んでくれたらいいのに、と思っていたのですが…。
先日、そう言っていた人たちの気持ちがよくわかった出来事がありました。
年に2回くらい、同じ職場の女性とエステに行くのを楽しみに仕事を頑張っています。
今回は、年度末のお疲れさま会として初めて「背面」マッサージのオプションをつけてみました。
肩甲骨周りなどゴリゴリに固まっている背中をほぐしてもらいたい!!
ただ、どうやらわたしたちは「背面」を「背中」と読み間違えていたようで、着くなり紙パンツを渡され…。
背中だけでなく、足の裏から裏もも、そしてお尻も含む全ての「背面」をマッサージしてもらうことに。
え、えええええーー!
こんなところまでですか!
と、心の中で叫び、こみあげてきたのは、
「こんな油断しきった状態のももやらお尻やらを触らせてしまってすみません!!」
という申し訳ない気持ち。
さらには、
「今度またエステに来られるときまでに背面をケアしておこう…」
とも思いました。
そして、これは、
「部屋を片付けてもらう前にまず自分で片付けておきたい」
という気持ちと同じなのかもしれない…と、とても理解できたのです。
これからは、「来てもらう前に片付ける!」と言われたら、その人がわたしを呼んでもいいな、と思うときまでゆっくり待とうと思います。
ちなみに、
「片付けてもらう前に自分で片付け」
「エステに行く前に自分でケア」
に似た心の動きとしては、これまたたまに来ていただくダスキン様に対する、
「お風呂掃除をお願いする前に自分でできる限り掃除しておく」
というものもありました。