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【なまけ日記】娘が徳川家をほめていた日~右から左に受け流せた日


娘が徳川家をほめていた日

ある日の朝。
ヘアアイロンで髪を整えながら娘が突然、
「徳川ってさぁ、信長とか秀吉より頭いいよね~」
と言い出した。
わたし
「徳川って…あの徳川?」

「そう」
わたし
「(クラスの男子についてみたいなテンションで言うな…)なんで突然徳川が出てきた?」

「親が死ぬ前に子どもに家を継がせたから、15代とかまで続いたじゃん。他の人は自分が死んでから決めたから、もめて家が途絶えたけど」
わたし
「たしかに!」

「王ではない」と言った日

連休など受験生には関係なし。朝から模試の日。
わたしはその週のおかずの作り置きにいそしんでいた。


「ブラシ持ってきて、頼んだ」
わたし
「ママさあ、今料理してるんだよ。ぼーっとしてるわけじゃないのに…」

「頼んだ、ってお願いしたじゃん」
わたし
「頼んだ、はお願いしたうちに入らないよ」

「えーーー? ママって王なの?
わたし
「いや、王ではないね!」

「だって、頼んだって言ってもお願いされたうちに入らないって、王だよね」
わたし
「王ではないね。でも、もうちょっとちゃんとお願いしてほしい」

「やっぱり王だ」
わたし
「王ではない」

娘の、王へのイメージが心配になった。

Amazonのおすすめがコスプレだらけになった日

もうすぐ、娘の高校生活最後の学園祭。
毎回、女子たちはお揃いのコスプレをするのが楽しみらしい。
娘は去年はセーラー服のコスプレ。今年はアイドルとミニスカポリスのコスプレの2パターン。

悔いのないよう、思い切り楽しんでほしいな~!

でも…。

頼まれたコスプレを買ったら、そのあとAmazonからおすすめされる商品がコスプレだらけに!

とはいえ、この履歴を非表示にするのも、逆にやましい? 気がしたのでそのままにしておいた。

ヒコロヒーさんは素敵だなぁ、と改めて思った日

「世界頂グルメ」という番組を、楽しみにみている。すでに仲良し、またはこれから仲良くなれそうな2人が旅をして「地元メシ」を堪能するというもの。

この前、大久保佳代子さんとヒコロヒーさんの韓国旅の回はすごかった。
2人で延々飲み続け、食べ続け、どんどん酔っ払っていく。
特に大久保さんは、(ヒコロヒーさんに)気を許しているからか、ベロベロすぎて心配になったほど。
でも、そんな大久保さんの酔っ払いギャグ(つまりはあまり面白くない)に毎回きちんとツッコミを入れてあげるヒコロヒーさん。
あんなに酔っていてもそんな風にできるなんて、芯からやさしくないとできない…と思った。

右から左に受け流せた日

娘の高校の学園祭へ。去年は体調をくずして参加できなかった元夫さん(もとおさん、ではなく、もとオットさん)と2年ぶりに会った。

今のわたしの状況…リモートワーク、特に今年は娘が受験生でほぼ家にいないので一人で過ごす時間がかなり長い、友だち少ない…という状況は、彼から見ると信じられない様子。

元夫さん
「今の(人にほとんど会わない)生活でいいと思ってるの…?」
わたし
(心の声「いや、会社の人に毎日会わずにすんで最高なんですけど!」)
「うーん…。わたしの仕事だと一人でいた方がはかどるしねぇ。通勤がなければ7時から仕事始められるし」
元夫さん
「…。野村監督が言ってた『奇跡を起こす3つのポイント』って知ってる? それを心がけてみるといいと思うよ。えっとねぇ…(とわざわざググってまで調べてくれる元夫さん)
・初めてのことを何かやってみる
・知らない人に話しかけてみる
・古いものにしがみつかない
だった。これを心がけた方がいいよ!」
わたし
「わ、わかった」

…かなりこまめに使わないもの、古いデータ、古い人間関係(SNSのつながり)…などを捨てているわたしに、よくそんなこと言えますな!

でも、彼からは今のわたしが「止まっている」ように見えるんだな、と思った。

派手な変化はないかもしれないけど、わたしの内面はけっこう大きく変わったんだよ。

とはいえ、彼なりに心配してくれているのだろうから、ありがたく聞きつつ、「違うぞ」と思ったことは「受け止めすぎない」ようにして、最後まで笑顔で話して解散できた。

「今の生活も、今の自分もそう悪くないよ」と感じているからこそ、いい意味で右から左に受け流せたのだと思う。