「いつか使うかも」は、彼女に「いつか結婚するかも」と言うのと同じ?
この春はじまったドラマ「わたしのお嫁くん」。
「ズボラ女子と家事力最強男子の社会派ラブコメ」だそうですが、初回をみたら、片付け好きな人に絶対に刺さるだろうと思った言葉がありました。
波留さん演じる主人公・穂香が、家事力最強男子の後輩・知博に自宅を片付けてもらうシーン。
「いる」「いらない」でモノを分けていくのですが、素敵なペアグラス(でも一度も使われていない)を、穂香は、
「いつか誰かと使うかもしれないでしょ。特別な日のディナーとかに」
「きっと使う、いつか」
と捨てようとしません。
片付けあるあるですね。
知博
「じゃあ、先輩だったらどうですか。たとえば、
大学を卒業して10年。一緒に住んではいるけれど、なんとも関係が煮え切らない男がいたとして。
『ねえ、私たちって、どういう関係? 結婚とかって、するのかな』
って聞いたら、
『あ~、まあ、いつかはするかもしんないね。今はしないけど』
って言われたら?」
穂香
「え~、普通にやだ」
知博
「先輩がこの子(グラス)にしているのは、それと同じことなんですよ! この最低男!」
穂香
「!!!!」
このやりとりがもう素晴らしすぎて! モニター(パソコンでみたので)の前で思わず拍手してしまいました。
本当にその通り…!
と思い、そのあと会った友だち(比較的モノが多い)に、
「結婚する気のない相手のこと、いつまでもずるずる引き留めるのってひどいよねぇ。
ちゃんと別れたら、彼女または彼は次の人と出会って幸せになれるかもしれないのに。
モノだって、それを使ってくれる人に譲るか、または捨ててリサイクルしたら、ちゃんと使ってもらえるんだよね」
と熱く語ってしまったほど。
「気持ちがないのに別れを告げない」ことも、
「使わないのに手放さない」ことも、
どちらも、その相手(人&モノ)を大切にしているとは言えないのではないか、と思いました。
「本当の意味でモノを大切にするとはどういうことなのか」
を、改めて考えさせてくれる、素晴らしいドラマでした。次回も楽しみです。