【観劇記録】2024/12/03 アナと雪の女王@JR東日本四季劇場[春]
……結局行ってきちゃった★
ただ、キャス変チェックをしてる方々はご存知かと思いますが、この日は既に谷原さん、町島さんともに他の方と変わっており結局上記のキャストでは観れておりません。
いいんだいいんだーゴスレ終わりでお二人とも改めてお休み取れるならそれに越したことはないしアナエルサ共に自分的お初のキャスティングだしー。
さて、上にも貼った通り発端は谷原さんエルサ復活の話が出てたからで、ただ自分の次の休みと公演のある日で重なるのが2週ほど先になるためワンチャン狙いくらいの気持ちで。
そして個人的にキャッツ以外では初めて同作品の複数回観劇。
といっても前回は2年前で観劇に本格的にハマる前だったため、演出などの詳細はガッツリ忘れておりCD音源で記憶を繋いでおりました。
で、この作品に関しては「四季ファン(初心者)」ではなく「アナ雪ファン」として語りたい、語りたいけど本気で観劇の感想と絡めて語ってると1万字どころか2万字超えそうという恐怖があるため、アナ雪の映画と舞台の比較に関しては後日別記事を書こうかなと思います。
あ、一応ですがネタバレ注意。
今回の席は1階23列センターブロック下手寄りの席。
2階席の下、上にすぐ天井が来る場所です。
直前に取った席のため割と後方になってしまったが全体が見渡しやすくてそこまで悪くはない。
…悪くはないんだが、アナ雪の場合はこの席取るんだったら俯瞰で見れる2階席の方が個人的には好みかも。
1階席は床寄りのプロジェクションマッピングがあまり見えないので、舞台に近い前方が取れないのなら1階にこだわるより2階の方を取ろうかと思う。
全体の感想
元々映画版を好きだったしストーリーは頭に入ってるから初見からそんなに印象変わらんだろと思ってたんですがいざ観てみると結構違うんだよな。
やっぱノーヒントヒュッゲはちょっとインパクト強すぎるんだって。
初見時は( ゚д゚)って感じだったわ、マジで。
逆に今回のセカンドヒュッゲは来ることがわかってたので割合飲み込めた。
いやあれ自体を飲み込んではいないが?
ただ今回座席位置的に子連れ組がそばに結構いたんですが、今回はヒュッゲパートの重要性を感じました。
やっぱ小さい子は集中力保たないもんだなー。
もう戴冠式あたりから集中力切れ始めてるのすんげー伝わってきたw
そういう意味で味変的ポジションのヒュッゲの重要性が分かる。
ただ客席と絡むメタ的演出って、ゴスレの冒頭みたいにそれ自体がストーリー性のあるものじゃない限りは前方の席限定ファンサ以上の効果がない(後方の席の人はそれを遠目で眺めるだけになる)ので、そういう意味ではなかなか難しいな〜と思ってしまう。
やっぱり舞台版アナ雪は冒頭からの吸引力が強い。
自分の観た範囲だと四季が公演している作品全般で、開演始めに観客を一気に世界観に引っ張る強烈なオープニングを持ってくることが多いですが、アナ雪は正直そういうインパクト重視の演出はなく比較的順当に映画を再現しました(実際は映画のオープニングとは結構違いますが)な入り方をする。
しかしアナ雪の場合は大ヒット映画であるがゆえシンプルな構成で再現度が高いだけで充分観客の関心を惹けるのが強い(そういう意味ではリアルタイム映画視聴済みの人が少なくなってくる20年後30年後にはまた違った評価になるかもしれませんね…)。
あの舞台版の「あのアレンデールが!目の前に!ある!」という感動の強さよ。
アナ雪ファン的にはそこでひとつ目の満足ポイントっすね。
個人的には舞浜アンフィシアターは美女と野獣の後に入るならアナ雪をぜひと思ってしまいます。
というかファンタジースプリングス開業のタイミングに舞浜でやるんじゃね?ってちょっと思ってた。
美女と野獣も新アトラクションスタートとちょっとズレてましたよね…噛み合ってるようでその辺若干噛み合ってないんだよな…。
そしてアナ雪といえばなレリゴー砲。
今日も素晴らしい仕上がりでございました。
ミュージカル全般の評判としては意外と賛否分かれるらしいアナ雪ですが、一幕終わりの演出力でいうとミュージカル史トップ3に入るんじゃね?と思ってます。
一幕ラスト暗転終わりの作品結構多いですけどアナ雪ほどスパーンと終わる作品って意外となくて、他のライトの演出があったり全体のライトとスポットライトで若干の時間差があったり。
これ日本公演序盤で観客全員これを知らない状態の時のリアクションを知りたい。
初見での衝撃が本当にすごい。
絶対観客席のどよめきがやばかっただろうな。
もうここだけで観劇の7割くらい目的を達成したと言っても過言ではない。過言だ。
キャスト・キャラクターの感想
・アナ@三平 果歩さん
特にアナ雪ファンは日本語版アナには神田沙也加さんの幻影を追っかけてしまうものなんですが(個人の感想です)、三平さんのアナはいい意味で神田さんのイメージから程良く離れたアナを作り上げてるなと思います。
それでいてちゃんとアナらしい明るさとコメディ感と出自ゆえの世間知らず感がある感じ。
…っていうかCD版のアナも三平さんか!
今確認して気づいたわ!
CD版の頃のアナは結構神田さんのアナの延長線上って印象が強かったんですがそこからだいぶ変化したんだな〜。
動きも良い意味でカートゥーン感あるコミカルさって感じ。かわいい。
でも顔が表情豊かすぎて…ちょっと……ちょいちょい………。
・エルサ@中原 詩乃さん
び、美!が第一印象。
あとエルサ役って特にレリゴーがあるのでパワフルかつ高音が強い人の印象が強いが、中原さんは高音の強さ以上に低音の安定感が目を(耳を?)惹いた。
レリゴーの「降り始めた雪は足跡消して」のあたり、結構ギリギリ出てれば上等くらいの扱いの部分だと思うんだが中原さんはちゃんと声が出てたな。
逆に高音は、出てないとかでは決してないがレリゴー最後のクライマックスの気合い入れっぷりが個人的にはもうちょっとにゅるっと行ってくれるタイプのが自分好みなんだよな。
全体的に運命に翻弄される儚げ美人感あったのにそこだけ急に「ッしゃあっここクライマックスやー!」感あってどうしたどうした?ってなった。
でもそこ以外は全体的に好みだったかも。
特に「危険な夢」みたいな語りと歌の中間かつ独白囁き寄りの歌い方とか。
あと三平さんとの声の相性良くない?
あともうちょっと野太いとたぶん異種格闘戦みたいなことになってただろうけど、ちょうど良い感じのみんなちがってみんないい感。
・クリストフ@笠間 大樹おさん
お前そんなツッコミ属性だったか?
いや「愛の何が分かる」といいヒュッゲのセリフといい元からか…でも全体通すとこんなに重要なツッコミ要員だったんだな…。
映画版のクリストフはもうちょっとボケを受け流すタイプかつマイペースで人に拾われないボケをするだったけど舞台版はしっかり拾って突っ込む苦労人ツッコミ要員。
この作品ボケ要員かツッコミ気質だけど天然かみたいな人ばっかりだから…。
あと笠間さんクリストフはなんかスヴェン愛がちょっと濃いタイプな気がする。
あとナチュラルスキンシップするタイプだろ。
カテコでヤングアナだっけ?頭撫でてたような気がするぞ(気のせいだったかもしれん)。
このスケコマシめ……。
・スヴェン @千葉 晃樹さん
いやこれ役者さんのこと語ろうにも中の人一切姿見えんのよ。
でもなんか記憶よりアクティブだった気がする。
あとカテコ終わりの方でめっちゃ二足歩行で立ち上がってた。
さては中の人お茶目さんだな?
スヴェンってひと公演ごとに役者さんがローテしてるくらいだしかなり負担のかかる役なんだろうなぁ。
コーラスとかは歌ってるのかな?
いやでも前方席でスヴェンから美声コーラス聞こえてきたら笑うかもしれん。
そういう意味では無言というか動作に専念してもらった方がいいな。ミッキーの着ぐるみ方式で。着ぐるみ?何を言ってるんです?
・オラフ@富永 雄翔さん
CD音源および前回の観劇の時のキャストも女性の方だったので初めて男性オラフを見た。
吹替のクセ強声に対してもうちょっとニュートラルな声なおかげか映画版より若干IQ高そうだった。
正直オラフに関しては役者さんより再現度100%のパペットに目がいっちゃうので富永さんの記憶薄いんだよな…。
お腹のモフモフちょっとハゲてるのは可哀想。
ちょっとなんとかしてあげてほしい。
・ハンス@光田 健一さん
その顔で悪役は無理やて。
といいたくなる柔和なお顔。でも体格も良く動きもダイナミックで舞台映えする〜。
舞台化でキャラが深掘りされたけど深掘りされることでよりヴィランズ堕ちの心情を理解できなくなるという稀有なキャラをしてるハンスだけど、光田さんが演じるとそれが加速する感じする。
ハンスの場合は純粋な一個人としてのキャラクターではなく、それぞれ対面したキャラクターの内面と鏡合わせな存在として振る舞う(愛を求めるアナには愛を返し、自身への不信を抱えるエルサには敵意を返す)舞台装置のような存在みたいな考察だったかなーインタビューだったかなー…そんな話を見たんだけど、光田さんハンスはそういう印象がより強かった。
特に真実の愛のキス云々以降の本性を表すところ、殊更悪そうにするんじゃなくて淡々としてて「相手の心を反射するという業務は終了しました」みたいな印象を受けた。
凄みみたいな怖さはないんだけどゾッとする感じ。
でも消えない優しそうオーラ。
最後のフィナーレ、時間軸も無視していて半分カーテンコールに差し掛かってる部分なのに(恐らく)1人だけ登場できないハンスに思いを寄せてしまう…そんな光田さんハンスでした。
どうでもいいけどディズニーはそろそろハンス虐は脱してほしい。
100周年記念作品でもやってたから10年ずっと擦ってることになるぞ…。
・男性アンサンブル陣
それで一枠使う?
いやすげーどうでもいい感想なんだけど今回観たアナ雪の男性アンサンブル陣が全体的にちょっとオシャレを気にしてるサッカー選手みたいな人達ばっかだったのは何のどういうのが働いていたんだろう。
やりすぎてないくらいのちょいワル感というか。
アレンデール城の時は気にならなかったんだけどヒュッゲと隠れびとのところですごく気になった。
雑感
・ごめんなさい正直今回あんまり集中できんかった。
作品の是非ではなく席の巡り合わせが悪かったというか、微妙な要因が重なってって感じかなぁ…。
とりあえず1階後方席、なんというか天井が低い故に良くも悪くも客席側の音がよく届く…。
拍手がしっかり聞こえるのはプラスポイント(アンフィシアターの時は逆に拍手の音が散っちゃって盛り上がってないように聞こえて不安になった)なんだけど、観客のちょっとした騒音がかなり強く強調して聞こえた…。
今回は特に咳。
あと1階後方席の照明、あそこって開演とか休憩明けの消灯普通より遅かったりします?
ガッツリ音楽始まってるってタイミングでも全然消灯されなくて「あれ?」ってなった。
・今回は休憩中にオーケストラピットも観察してきた!
思った以上に狭いというか少人数で回してる感じ?
指揮者のところのミキサー?(正式名称不明…ローランドなのは見た。品番控えとけばよかったな…)は8個分のパートだったから素直に考えて10人以下ってことか?
ところでオーケストラピットってオケピって略すんだね。かわいいね。
・アナ雪ファンというかアナ雪1過激派としてはアナ雪2は納得してないというか、アナ雪2の設定の数々が無から発生してるので飲み込んでいないからなんだけどそのうちのひとつの「エルサの魔法の力が強くなってる間自身の出自が原因のイドゥナお前なにぼーっと旦那の後ろにおんねん」がミュージカルでは補正されてるのでミュージカル版アナ雪が好き。
でも海外だとクリストフが黒人枠になったのちょっと納得してない。
サーミ人要素をクリストフからノーサルドラに写したいって意図は分かるけど、分かるけど!
でも劇団四季だと単に髪もじゃ髭男なだけなので劇団四季版が好き。
・アナ雪ファン的にはミュージカルは冒頭が泣きポイントの1つ。
曲でいうと「Vuelie」と「二人から少しずつ」のところ。
ここはアナ雪世界が目の前に存在してる…!という実在感への感動がとにかくすごい。毎回感動する。
あとヤングアナヤングエルサの破壊力がやばい。
アナの事故の前までは完全に「かつて平和だった過去の思い出」オーラ全開すぎて涙腺を刺激するのは卑怯だと思う。
舞台版は映画のように特定人物だけ注目するみたいな描写はなかなか難しいので(立ち位置や照明である程度できるけどそれを維持しようとするとかえって不自然なので)、それを逆手にとって群衆をしっかり描写するっていうのがいいのよなー。
移動
今回は静岡→東京日帰りソワレということで、マチネならいくつか手段の選択肢があったんだけど夜は電車もバスも日中で帰れないので必然的に車に。
本当は行きも帰りもなるべく下道を使ってケチりたかったけど、14時まで用事があった&昼も食べれてなかったので寄り道はしつつルート自体は最短(そして一番高速料金がかかる)のものになった。
ちなみに自分はナビはスマホ頼りでGoogleMapと Yahoo!カーナビを併用して使ってます。
・GoogleMapのメリット
①混雑状況がより正確②(自動車の場合は)1回分の移動の中に複数の中継箇所を登録できる③ルートから外れた時の修正が早い
・Yahoo!カーナビのメリット
①事故や通行止めなどの交通情報が正確に反映されている②1箇所の目的地に対して複数の時間と料金に応じたルートを算出してくれる
Yahoo!カーナビの②に関しては、他都府県への移動の場合だいたい高速使用で3〜4個(+完全下道)は選択肢が出てくるので節約という面で大きなメリットがあります。
GoogleMapはだいたい高速使用1〜2パターンと下道のみって感じ。
それぞれのメリットがある感じなのでどうしても決めきれず最終的に2個とも起動してどっちも使うようになってます。
なので音声が二重になっててうるせえ。
でも混雑状況と交通情報どっちも知りたいので片方だけにできないんですよね…GoogleMapさんたまに通行止めのところを「誰も通ってないよ!こっち!」って案内しやがるそうだよ通行止めなんだから誰もいねえよってなってマジで絶望するので…。
流石にマジのトンボ帰りするほどストイックにはなれなかったのでせめて地元じゃなかなか行けない場所にと思いハンバーガーショップの「Shake Shack」に行ってきました。
根本的にちゃんと記録しようとか映える写真撮ろ〜という思考がないので店の外観とか撮ってない。
こうしてハンバーガーの写真を改めて見るとバランスわっる……。
ついでに劇場で撮ってきた写真もいくつか貼っとく。
うーん、なんか今回あんまり熱量が入ってない感あるな…。
結局翌日から書いてたのに記事上げるのも観劇から空いちゃったし。
まぁそこに関してはいつもは膨大な帰宅時間を記事の入力に当てれたのに今回はそれができなかったからってのもありますが。
なんとなく今回の観劇に関しては没頭できなかったというかあっちこっちに意識が散ってしまったというか。
恐らくこれが今年最後の観劇となるかと思うんだけどもったいないことをしてしまった。