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【観劇記録】2025/01/08 アラジン@電通四季劇場[海] 初見感想

俺は休暇を取るぅ!!!!

あ、これアラジンの内容に関係ないです年末年始の連勤に従事していた接客業の今年初の休みを迎えたことによる心の叫びです。

皆さんこんにちは、年末年始いいお休みを取れましたか?
自分?12/31仕事納め1/1仕事初めですが、何か?

というわけで皆様がお休みの中接客業としては1年のうち年末年始が最大の繁忙なわけで、そんな連勤を乗り越えたご褒美として観てきましたよ、アラジン!

いやー実はディズニー作品の中でもアラジンに関しては絶妙に距離があったフシのある作品でして、アニメも通して観たことない実写映画も結局観に行けてないとついつい後回しになってしまっていた作品。
ただこの舞台は非常に評判も良くて隙を見ては観ようと思っておりました。

全ッ然関係ないんですが合成音声による「ホールニューワールド」のカバー貼っていいです?貼りますね!

やりたい放題か。

いやこれクッッソクオリティ高いカバーなので…広めたいなって…。
元々自分はボカロクラスタなんですが、このデュエットの女声の方(Synthesizer V SOLARIA)発売当初の当時これを見て「人間じゃん???」って衝撃を受けたし今も信じてないくらいの出来の良さなので…。

話が逸れましたね。
とまぁアラジンについては有名なホールニューワールドと、ジーニー吹替声優である山ちゃんがよく歌ってる&オラフ役の吹替声優である武内くんがモノマネしてるフレンドライクミー、あと先日テレビ放映してところどころ観た実写版くらいの知識だったんですが

最ッ高でした。

いやなんか自分の中で勝手になんとなくある「これは四季っぽいよね」「これあんまり四季っぽくないよね」ってイメージの、どっちかというと後者な作品だなと思うような役者さんの個性が大爆発してる作品だなと。
特に瀧山さん。主に瀧山さん。だいたい瀧山さん。
そして時々萩原さん。

でも一和さんも平田さんも全然負けてないしそれだけじゃなくて作品全体としても衣装も華やかでゴージャスだし男性陣の胸腹がよく見えるし

あと薄々思ってたけど自分アランメンケン氏の曲がツボみたいで。
いやもちろん前から素晴らしい作曲家だとは思ってましたし有名な曲もたくさんあるのは知ってたんですが、なんというかそれだけじゃなくてオーバチュアから何から情感を掻き立てられる彼の曲に涙が出そうになるくらい心揺さぶられる自分がいるんですよね。
なんか最高の音質で彼の曲を浴びられるだけでなんかもうチケット代2〜3000円分くらいの元取ったな感ある。
これ生オーケストラで観てぇ〜〜〜…。

宣言しときます。自分この作品リピートしますわ。
後述しますが最高だったのに悔いのある観劇になってしまったので。
まぁ他のガチ勢みたいに云十回リピートみたいなことはできないですけど…。

交通手段

今回は行きは鈍行、帰りは高速バスというやや変則的な選択肢。
変則的というか行きは到着の確実性を重視して電車にしたけど帰りは疲れ具合を考えて人目を気にせず寝てられるバスにしたというか。
観劇ハマる前は片道3〜4時間とか馬鹿じゃん…って思ってましたけど今だと「片道トータル3時間!?しかも3000円以下!?安いじゃん……」っていう思考になってしまった。
1日トータルの活動時間を考えると移動時間で3〜4割持ってかれるのでお金に余裕のあるならおすすめしませんが。

自由度を考えると車が気軽でいいんですけど、やっぱ運転しっぱなしにならざるを得ないのとケチろうと下道を選ぶと東京方面は箱根がしんどいことを知ったので…。

座席位置

2階4列32番からの舞台

今回は2階上手側ブロック中央寄りの席。
座席を取る時ついつい1階を選びがちですけど改めて専用劇場なら2階席いいなと思い直しました。
視覚面での観やすさ云々もあるんですが、メインスピーカーが上部にあって2階席だと正面から音を浴びるので音のバランスと迫力がいいっぽいですね。
1階席の高さで左右正面の舞台装置にスピーカーが埋め込まれてるウィキッドなんかはまた違う可能性もありますけど、ちょっと音響微妙だなと思った大阪四季劇場ももしかしたら2階席だといいのかもしれん。

ただ上手側はアルが下手側を向いてちょいちょい顔が見えない時があったので、次選ぶなら2階席でも下手側だな。

あと専用劇場2階席って座席が結構きつめの角度がついてるので、観やすいけど角度が急で移動の時とか割とひやっとするな。
あの角度、スポーツ観戦のスタジアムくらいの角度ついてる。

雑感

いつもだとキャラ&キャスト感想からなんですがこれだけは先に言いたくて今回雑感を前に持ってきます。

1/8公演回、魔法の絨毯トラブルが発生してました。

とはいえ初見だと「ん…?」ってなったくらいで、終演後の退館アナウンスと一緒に流れていた「機構トラブルにより一部演出が変更に…」というアナウンスとXのパブサによる情報収集で正確な情報を得たんですけどね。

ある意味レアな回だったので自分が覚えている限りのことを書いていきます。

まず…ここは通常通りかもしれないんですが、アラジンが窓から飛び降りる→「どうなってるの…?」「魔法の絨毯さ」のシーン、絨毯が見えねえ。
いや見えるんですが、それは自分が2階席だからであって1階席からは見えないぐらいの高さ。
ただ前述したように恐らくそこはトラブルの影響ではないんじゃないかなぁとも思います。

次に「おやぁ?」と思ったところは、ジャスミンの部屋のセットがハケて舞台上が空飛ぶ絨毯だけになるところで、セットと一緒に絨毯の後ろ下手側にいた誰かがハケていったところ。
観てる最中はグリンダのシャボン玉みたいに安全ベルト設置する人とかなのかなと思ってたんですが今となってはギリギリまでチェックしていたかもしくは不安定な状態をギリギリまで支えてたスタッフの方とかなのかなと。

そこから徐々に絨毯が浮かび上がり、そして飛び回…らない。
前評判を聞いてたのでここで少しだけ「あれ…?」と思ったのですが、バックの星や地面の布で移動を表現してるのかなと思いスルーしていました。
バックだけで宇宙旅行でもしてるのかな?って思うくらいアクティブな動きでしたのでね。

あとは舞台全体の雰囲気と原曲よりややアップテンポにした曲調が微妙に噛み合わなくてそこも「あれ?」ポイントでした。
結局空中で静止してるのでスピード感だいぶないですからね。

あとは調べて知りましたがアンコールでも絨毯が登場するとのことでしたがそこもありませんでした。

1/9の様子を検索するとそちらではもう通常通りとのことでしたので、ひとまずはスタッフの皆様お疲れ様です。
そしてそんなトラブルの中でも初見なら分からないくらいやり切った一和さん、平田さん本当にお疲れ様でした。

どのタイミングでトラブルに気づいたのかは分かりませんがまずは事故なく乗り切れて本当によかったです。
Xだと絨毯から降りる時に平田さんが声が震えてたみたいな意見も聞きましたので(自分は気づきませんでしたが…)。

この日はチケットの情報曰く保育園団体もいたとのことで、それでなくてもお子さんを連れたご家族も多かったので中止にならなかったことはよかったとも言えますが、それでも何か起こってしまうくらいなら中止となるのは仕方のないことかなとも思います。

そして故障してるとわかっているものに身を委ねなければならなかったお二人にはもうなんか美味しいもの差し入れしたい。

そしてそれはそれとして動かない絨毯と座席とバックの月の位置関係のおかげでなんとなーく絨毯の作りが見えたのは思わぬ副産物でした。

2階席からだと双眼鏡でも前後の距離感が掴みきれないので恐らくはですが、人を吊り上げるかそれより細めの見えにくいワイヤーを四隅にそれぞれ5〜10本ずつ繋いで吊り上げているみたいです。
太いワイヤーなら見えちゃいますが細いもの+常に動かしてるとほぼ見えなくなる、って感じなんでしょうね。
今回は動かずにワイヤーがバックの月に被さってるので見えましたが、それでも双眼鏡で見て確認できたくらいで2階からだと肉眼では見えませんでした。

と書いてみましたがこの記事読んでくれるような人ならみんな知ってそうだな…。
まぁ自分のための備忘録ってことで。

あと1〜2週間ほどで1週間ほどお休みがありますのでそこで改めて点検していただきたい。
まもなく10周年ですからね。

そしてトラブルゆえ仕方ないとはいえ演出変更ってデ〇ズニー様に違約金とか発生しないんだろうかとちょっとだけ不安になりました。

キャラクター&キャスト感想

◆ジーニー@瀧山 久志さん
うん…なんか…だいたい感想全部ジーニーに持ってかれるよね。
ごめん嘘。JCSのユダに比べたら他のキャラも目立ってたから全部ではないわ。でも大体持ってかれる。
なんというかどこからどこまでちゃんと決められててちゃんと決めててアドリブが入ってるのか分からんな。
四季はアドリブなしって聞くからセリフそのものは決まってるのかもだけど。

瀧山さんといえば最近はゴスレのジョン・ホールで、自分が唯一現地で観たゴスレでもホール長官役をやってらして他のキャストさんの細かい個性は覚えてなくても瀧山さんの独特の音の取り方は覚えてるくらいなんだけど(リピートしたCDにも残ってるからかもしれないけど…)、なんというか全っ然違うキャラでジーニー瀧山さんを知っててホール瀧山さん観た人温度差に風邪引くなこれ。
ハッ…そういえば最近インフルエンザが日本中で猛威を奮って…1億2千万のジーニーファンってそういう伏線…?濡れ衣すぎんだろ。

というか実際ホール長官を見て「ジーニーにしか見えない」って方いらっしゃったんですよね実際。
でも自分は全然違うなぁ役者さんやっぱ凄いなぁって感心しきりでした。

というか予習でサントラCD半分くらい聴いた時からちょっと思ってましたがかなり山ちゃんみのあるジーニーだった。
別にモノマネしてるわけではないんですけどめっちゃ早口になるとことか声色をガラッと変えるところとかの根底に山ちゃんが築いた土台がある感じ。
えーこれ他のキャストさんのジーニーも観たいなぁ…というか萩原さんもジーニーやってたんか。

ところで声は非常にコミカルで面白かったんですが態度がデカい舞台での振る舞いが大物オーラ満天というか…アンサンブル&ジーニーのダンスの時に「オラッお前ら踊れッ」感満載の従えオーラというか…

◆ジャスミン@平田 愛咲さん
Oh...Disney Princess...

いやーまじ今週のキャス変で叫びましたね。
BBのベルで拝見して一発で好きになってしまった俳優さん。
現在ベルを演じている藤原さんは地に足のついたヒロインがハマる〜って感じでしたが平田さんはマジ二次元ヒロインですわ。
「おいそれは二次元だから許されるのであって三次元だと許されると思うか!?」みたいな設定でもしっかり消化して観客に納得させてくれる表現力が最高に好きな方ですね。

しばらくどの作品でもお見かけしてなかったのでもしかして名古屋ゴスレに……?ってちょっと期待してたんだけどこのタイミングで平田さんのジャスミンを拝見できたのはマジで最高でした。
ベルに比べて妖艶というか小悪魔な感じも本当に似合う。
加えて現在のアラジンキャストの声量お化けメンツでもしっかり張り合う声の張り。
でも平田さんのツボポイントはなんてことないセリフでも「あ、ディズニープリンセス…」ってなる声。
アニメ声とかそういうわけじゃないんですが、可愛らしさと品と芯の強さが聴いただけで伝わるようなあの声。
そして決してアハハウフフと言ってるだけで済ませるわけではない演技。
個人的に平田さんは怒ったり苦しんだりと言った負の演技も真骨頂だなって思うんですよね。
特に舞台俳優さんだとそういう時に高い表現力!っていってとにかく爆発するような強い感情をぶつけてくる感じもあるんですがそういうのって一歩間違えるとウワッって引いちゃう時あるんですけど、平田さんはなんか根底の品と愛らしさがちゃんとあるし観てる側の「ああっ辛いっ」っていう共感を引き出すというか。
「表現力の高さを誇示するために表現してる」じゃなくてちゃんとキャラクターの感情として自然と出たように演技するのが本当に上手い方だなと。そういう自然さがとにかく大好き。
あ〜平田さんヒロインに罵られたい!それはまた意味が変わってくるだろ。

ただこれ平田さんの演技云々とは別にジャスミンというキャラクターの問題で、ジャスミンってどうしても「ちょっと考えが甘い」ってのはちょっとだけ引っかからなくもなかった。
ちょっと前に実写版アラジンを見ていてそっちのジャスミンがもっとブラッシュアップされていたからなのもあるのかも。
でも平田さんジャスミンなら本当に最下層のアラジンと一緒になるために城から抜け出して平民として生きてもすぐ順応して楽しくやってきそうだなとは思った。
平田さんの演技力そっち方面に発揮してる??それは正解か???
いやまぁ四季側で勝手に話変えられないでしょうけど。
アラジンって作品はいろんなキャストで観たいな〜と思ったんですがヒロインだけは本当に平田さんがいい。
というか観る作品全て平田さんヒロインがいい。平田さん8人くらいに分裂してほしい。無理?知ってる。

◆アラジン@一和 洋輔さん
へえ…アンタが今回の平田さんヒロインのお相手?フゥン?
……フン、まぁ許してやっても良くてよ。

みたいなノリだった。どんなだよ。

いやね、ちゃんと根っこに誠実な性格が下支えしてる性格なんだな〜ってのが伝わってくる感じなんですよ?
でもね?その性格のまますぐ後に口八丁で嘘をつくやん?勅使瓦さんオズ陛下が脳裏でそこら辺の扉から開けて閉めて開けて閉めて「やぁ⭐️」って顔チラつかせてくるんですよね………。
「一人じゃないさ」とかなんか「ワンダフル」と同じ気持ちでアルを見てしまった。

まぁここに関しては脚本というか大本のストーリーの問題として、演じられた一和さんはなんというかすごくアラジンらしい根っこの善性といい意味でのナチュラルボーン口のうまさが滲み出てる感じだった。
演技の方向性も歌声も平田さんと凄くマッチしててとても素敵な方でした。
っていうか本当にアルとジャスミンのデュエットが最高で。
こう本当に溶け込むようにスッ…とハモる感じ。
ホールニューワールドよりは個人的に今回「行こうよどこまでも」の方が印象に残りましたね。メロディラインは覚えられてないのにあの一体化するようなデュエットが忘れられない。
自分静岡キャッツでのグロタイとグリドルの殴り合いみたいな個性のぶつかり稽古デュエットを観た衝撃以来普通にデュエットしてるだけでなんか高評価してるフシがある。

そういえばディズニー作品でヒロインとヒーローの真っ当なデュエットがしっかりある作品って意外と少ないんだよな。
アナ雪も映画版は後のヴィランズとだし舞台版追加曲も反発し合う曲だし、BBはキラーソングが第三者視点で他の人が歌う歌だし。
パッと思い浮かぶのはラプンツェルとこのアラジンくらい?

っていうか調べてて気づいたけど一和さんってJCSのアンナスでお見かけした方……?
アンナスってあれだっけ、邪悪なミッキーその2みたいな人?
それがアラジンやってるんだ…凄いな…まぁそこでジーザスやってた神永さんが今タガーやってるんですが…。

◆カシーム@萩原 隆匡さん
四季初心者としてはゴスレのグレイの人だ!という第一印象。といっても実際生で観たグレイは金本さんで萩原さんは東京千秋楽配信を拝見しただけなんですが。
調べるとマンカストラップとかそれこそジーニーとか色々やられてるんですけどね。

まー配信で何度か観たし顔覚えてるやろ!と思ったら思った以上に自信がなくてメイクでだいぶ印象変わるんだな…ってなりました。
メイクでガラッと変わるタイプとメイク突き抜けて顔が分かるタイプいるじゃないっすか。
でも良く考えたらメイク突き抜けるタイプの方が珍しいよな。

とりあえず声量お化け。声うるっさいw
たまにどーしたマイクぶっ壊れたか?みたいなことになってる。
あとやっぱり流石の主役級キャストだけあってジーニーの次に笑いを取ってた。
間の取り方がやっぱり上手いのよな。

同じアルの親友3人組でもバブカックとオマールは三枚目キャラなのにカシームだけ2.4枚目くらいなのズルいな〜と思っちゃう。
でも萩原さんだもんな……しゃーねーな………ってなる。

◆ジャファー@深水 彰彦さん
ごめんなさいほぼキャストの感想というよりキャラの感想なんですが思ったより悪役じゃねえな?
なんかもっとすごい暗躍とか陥れとかするイメージだったんですが結局終盤まではジャスミンには手出しもしないし大抵ジャスミンの婚約周りでは何かあるたびにあたふたするだけだしアル関係は結果的にほぼ正論だし。
野心はあるけどやってること国王の信頼を得て国の政治に従事してるだけじゃね?
アニメはもうちょっとやってたし追い詰めてたイメージだったんだけどな…。
少なくともジャファーとマダムモリブルどっちが悪役かっつったら断然織笠さんモリブルだと思う。せめてキャラ単体で比較したげろよ。

あとイアーゴがオウムから人間になって「鳥としては有能」から「人間にしては微妙」に部下がダウングレードした感ある。

◆イアーゴ @藤田 光之さん
髪型の影響かな、オウムキャラが原型と感じないくらいの猿っぽさ。
藤田さんの目をぱっちりさせる全然可愛くない可愛い表情がすっごいイラっとくる(褒め言葉)。

って検索してたら現行のCATSサントラのガスの方なの!!?!?
というのが今回屈指の衝撃だった。

雑感その2 & まとめ

自分は正直子供があまり得意ではないんですが、ディズニーとかこういう内容の劇とかでの子供の素直なリアクションは本当にニコニコしてしまう。
隣で常にギャン泣きとかはさすがにキツい…とはなりますが。
アナ雪より子供の存在が嬉しい楽しい内容だなと思いました。
大人だけだとどうしても「リアクションしてあげてる」感が気になる時あるからね。
特にアラジンはコメディ色強めなのでリアクションは大きいほどいいですね。

さて、2025年一発目の観劇は非常に楽しめました。
本気100%の絨毯も観たいのでぜひリベンジしますけどね!
今年は月1〜2回くらいのペースで観劇できればいいなぁ。…………収まるかなぁ…?
そんな時は毎月のクレジット請求額見ると心落ち着きますよ!別の意味で心臓バクバクするけど。

今回はこれまで!
ここまでご覧いただきありがとうございました!

記事的に貼る余地がなかった写真を最後に。

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