見出し画像

【佐賀・長崎】ようやく最後!②

雲仙の後は再び佐賀へ戻る
昼ごはん、というか焼きそーめんを雲仙で食べ、
しかしそれだけではお腹が満たされなかったため、
セブンイレブンで買ったメロンパンをかじりながら
空腹をやりすごした。
弾丸旅にはご飯をゆっくり食べる時間などない。
熊本行った時も朝から水しか飲まず、夕方のラーメンがはじめてのご飯だったこともあったし。
弾丸にこだわる理由?さっさと旅を終えたいからである。

さて。再び佐賀へ戻ってきた。
祐徳稲荷神社という、佐賀県鹿島市にある神社。

本殿が高台にある。ここまで歩く?
ちょっと絶望したよね

稲荷神社といえば、狐のイメージ。
狛犬も狐だったり。不思議なのが、稲荷神社の狐、
それぞれで何か雰囲気違うことも。

立派な入り口
下から見ると、高い!
でも数々の石段を克服してきたので、意外と平気
ああ、割愛しすぎた。奥宮からの眺め。
ただひたすら山を登ったのだが、これでは伝わらない

祐徳稲荷神社は日本三大稲荷らしい。
※諸説あるみたいだが

吉野ヶ里遺跡へ
祐徳稲荷神社への参拝を終え、吉野ヶ里遺跡へ。
大きな公園として綺麗に整備されていた。
吉野ヶ里遺跡は弥生時代の遺跡で、日本最大級。
教科書に出てくるので聞いたことがある人もいるだろう。
縄文遺跡巡りばかりしていたなまはげ太郎は、
弥生時代と縄文時代には大きな違いがあると考えている。
しかし縄文時代は狩りばかりしており、野蛮で未熟な文明と学校で教えられてきた。そして弥生時代になって農耕がはじまり、人々が社会を形成して、土地が整備され、農産物の生産性が向上したため人口が増えた、と習った。

だが実物の縄文土器を見ていくと、本当にそんな文明だったのか?と疑問に思う。作りが精巧で細かい。また、弥生時代は傷のある人骨が出てくるのに対し、縄文時代に発掘される人骨には傷がほぼないと言われている(傷がある人骨は5%らしい。うる覚えだけど)。
縄文時代は約1万年続いたと言われ、争いの形跡がほとんどないらしい。平和な文明がこんなに長く続けられるのか?なまはげ太郎が縄文時代が好きな理由は、そこにある。あとロマンを感じるから。
このあたりは後々書いていきたい。

と、まあ前置きが長くなってしまったが、
そんな縄文時代好きななまはげ太郎が、弥生時代の遺跡にあまり行かなかったけれど、吉野ヶ里遺跡へ行ってとても良かったと思ったのだ。

それまでは
え?吉野ヶ里遺跡?ああ、弥生時代でしょ?
争いばかりの時代でしょ?縄文のままいけばよかったじゃん。というイメージが少々ありました。

いざ吉野ヶ里遺跡へ!

キャラクターの名前を忘れた!
お出迎えしてくれた

公園内は復元された竪穴式住居、櫓がある。
とにかく広い。家族連れも多かった。

なるべく電線や現代の建物が入らないように撮影。
きっと当時はこんな風景だったのだろうか
村に戻ってくる若者の気持ちになった。
「やっと俺たちの村に戻ったぜ!見えてきたぞ!」

吉野ヶ里遺跡内にある展示室はわりと小さい。
意外に展示物は少ないものの、迫力はあった。

入り口はこんな感じ
写真、これだけしか撮っていなかった…
この大きな土器に人骨が入っていたり。

展示室には土器、動物の骨、網かご、石器などあったのに、なぜか写真は1枚しか撮っていない…
シアター映像に夢中だったからかな笑

展示室を見ながら感じたこと
傷のついた人骨があった。腕と胸あたりだったかな?
これまでいくつかの縄文遺跡を行ってきたが、
傷のある人骨は見たことがなかったので衝撃だった。

争いが多くなってきた弥生時代。
土地を所有するという概念ができたからでは?との見方もある。
土地を所有すると奪い合いになるだけでなく、土地の大きさでヒエラルキーができたり、階級制度ができる。いかに多くの物を持てるか?が大事だったのかも。同じ村の中でも仲間のはずなのに、嫉妬心や虚栄心が生まれてギスギスしそうだよね。

縄文は土地は神様のものみんなのもの、人間が所有するものではない、土地を守るのは人間の役目、という考えがあったらしい。縄文人からすると土地を自分の物?どういうこと?と思うだろう。

吉野ヶ里遺跡の傷のついた人骨を見た時、
「ほら。言わんこっちゃない。だから土地を持つことをはじめてしまったから」という気持ちもありつつ、
でもこの人たちも当時は家族、村、国を守るために
動乱の世を生き抜いた人たちなんだ、と感じた。
そして「縄文時代は争いがないと言われていて、それは素晴らしかっただろう。でも縄文だけすごい!弥生は争いがあったからダメだ!と思うことが果たしていいことなのか?弥生の人たちが紡いできた想いを汲み取ろうとしないでいいのか?同じ日本を生きてきた、どちらも大切な先祖ではないか」と改心した笑
※この時まで、恥ずかしながら弥生時代にはあまり興味が持てなかった。縄文巡りばかりしていた。

しかし弥生時代の生き方は現代にも繋がっているよな、現代も誰の土地かで揉めるし、年収、ステータスは追いかけるし、などなど。この頃からはじまったのかな、人類のやっていることは変わっていないねえ〜と思いながら展示室をあとにした。

さらば!佐賀!
そうして佐賀、長崎の旅はおしまい!
佐賀空港へ行く前、コーヒー飲みたい!甘い物を食べたい!とカフェへ行った。

コーヒーとチーズケーキ!
背景の白い車は今回借りたレンタカー
土曜夜の佐賀空港は静か!
羽田へ向かった

佐賀と長崎の旅の記録は以上です。

いいなと思ったら応援しよう!