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青春と反抗と拗らせと 2023.5.13
若人よ。
青春してるかー!!!
反抗期、してるかー!!!
ふぅ。
どうしてもこれが伝えたくなった。
青春にあてられすぎて。
『僕の心のヤバイやつ』『青のオーケストラ』『かぐや様は告らせたい』
青春ってなんでこんなにええんのや。
なぜこんなにも中高生の青春に惹かれてしまうのか。
アラフォーのおっさんが。
自分でもキモいとは自覚している。
けれど、ええもんはええんや。
心の底から面白いと思っているのに、なぜか切ない気持ちになる。
自分の青春と比較してしまうから?
うーん、比較というのとは少し違う。
わたしは何かに一生懸命になったことがない。
好きな人に告白したこともない。
自信と勇気がなくて、物心ついたときには諦める癖がついていた。
自分の手の届くもの以外、欲しがることはなかった。
両親が苦手で、いつも顔色を窺っていたしたくさんの大人と接する機会が多かったのでなんとなく自然と外面が良くなった。
というか、そういう風にしか生きられなくなっていることに大人になってから気が付いた。
あれ、どうも暗い話になってきたぞ。
とにかく、わたしはザ青春!みたいなこととは関わらずに来てしまったのである。
中学から帰宅部のエースとして誰よりも早く下校することを信条としていたから部活系青春にはコンプレックスがあるし、女子とは外面のおかげでそれなりに仲良くはなるのにどうせオレなんてと自信と勇気のなさから告白はおとか友人と恋バナすらできない隠れ(られていたかは定かではない)陰キャ(現在進行形)だ。
今の妻と結婚できたのは彼女がアプローチしてくれたからだし、そもそもわたしも妻も実家に居心地の悪さを抱えているという共通点のおかげかせいか高校3年で付き合い始めて1か月くらいで家を出る計画を立てていたから、ラブコメ的な付き合いはあまりなく周囲からも熟年夫婦感があると言われていた。
そうは言っても今、とても幸せだし、妻をずっと愛している。
けれども、それとこれとはまるで話が違う。
もう少しわがままに生きてもよかったのでは。
あのとき、もしかしたらあの子もわたしのことが好きだったんじゃないか。
1人でマンガを読むのも楽しかったけれど、仲間と何かを夢中でやってみてもよかったかも。
そんなことを言い出したらキリがないのはわかってる。
後悔とも違う。
だってわたしは胸を張って、今が幸せだと言えるから。
青春らしきことも反抗期もせずにこんな拗らせたおっさんになっていたとしても、わたしは今、幸せだ。
ただ、若人には言いたい。
声を大にして言いたい。
根拠のない自信を持って!
勇気を出して、自分の気持ちを諦めないで!
自分の価値を自分で決めてしまわないで!
かっこ悪いとこを曝け出すことになっても、一生懸命になって!
そんな君はとてつもなく素敵だよって。
まずは我が子に伝えよう。
にしても、いつになったらこういう青春作品を俯瞰的に楽しめるんだろうか。
胸キュンしてるから面白いんだけどさ。
キモいけど、しばらくはキュンキュンしちゃおう。