やさしさと親切とわたし 2023.5.27
大切な人にやさしくするのは簡単だ。
そこには自分も含まれる。
大切な人がいっぱいになると大切な人の密度が薄くなる。
だから大切な人は少ししかいない。
つまり、人生の中で関わる人の大半はそこまで大切ではない人ということになる。
わたしはそういう人たちと比較的長めの距離を取る。
その間合いが自分のちょうどいいポイントだから。
そうなるとやさしさを持つのがむずかしいし、やさしさを受け取るのもむずかしい。
やさしさは手渡しじゃないと渡せないから。
そんなに近くに寄ると、わたしは疲れてしまう。
でも、だからと言って冷たくしたいわけじゃないし無関心でいたいわけでもない。
そこに現れた救世主が【親切】である。
言葉の意味とかはここでは問うべからず。
【親切】というのはやさしさよりも少しよそ行きな感がある。
わたしは人にやさしくする自信がない。
やさしくされても素直に受け取れない。
でも、【親切】なら。
ただ言葉が違うだけじゃないかとは思うけれど、でも言葉にはそれくらいの力がある。
人に【親切】にしよう。
人から【親切】にしてもらえるような人になろう。
そして、大切な人たちとやさしさを贈り合おう。