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帰るか留まるか

迷ってる。
愛犬と、どうしても最後まで一緒にいたいから。
両親と、今なら仲良くなれるかもしれないから。

決断に、時間はかけられない。
グズグズしている間に、彼の命が終わってしまうかもしれない。

帰るなら、職場に辞表を出さなければならない。最短でも、退職までに1ヶ月はかかる。
「でもだって」を繰り返し、結論を先延ばしにはできないのだ。

それから、一緒に住んでいる弟のこともある。
駆け出しの漫画家である彼に、引っ越し資金を用意できる貯金はない。

そして、その生活をわずかではあるが支えていた私にも、もう貯金はほとんどない。

九州の実家にいながら、東京の家賃を払い続ける財力を、これから培えるだろうか。

いや、そこはなんとかなるはずだ。
必死で賢く動いていれば、お金は流れてくる。

心配なのは、自分のメンタルだ。

私はやはり、親が怖い。
子供の頃に見た、精神を病んで狂った両親の記憶が頭を離れない。

先日の帰省で、2人が優しくまともだったのは、たまたまなのかもしれない。
数日間だったからなのかもしれない。

そう思うと、とてもこわいんだ。

トラウマが発動しそうになった時に、相談できる友達がいない。
私は小中と友達がほとんどおらず、高校に至っては入学から半年で不登校→中退だ…。

愛犬の幸せに寄り添いたいし、もっともっと大きいものにしてあげたい。

それは、自分の面倒が見れない奴には
絶対できない。

助けてくれる先輩や、先生や、仲間が、
九州にいない。

大丈夫だろうか。

あと数日だけ、考える。

帰るか、留まるか。

決して後悔しないように、大切に選ぶ。

#日記 #エッセイ #実家に戻る #迷い #生まれて9634日目

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