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「Adele」について語らせてほしい。
中学生の頃、私の厨二病というと「海外かぶれ」だった。
海外ドラマにハマり、登場人物のファッションや髪型を真似し、聴くのはもっぱら洋楽という中学生時代は今思うと恥ずかしい過去だが、その時期に今でも好きなアーティストにいくつも出会うことが出来た。
「Adele(アデル)」もその中の一人だが、中学生の頃の私は
「ちょっと大人っぽくてかっこいい曲を歌う人だなぁ」
程度の印象しかなく、聴きはするがファンというわけではなかった。
それが大人になると、曲のかっこよさだけでなく、歌詞にも心を打たれ、すっかり彼女の虜になってしまった。
今回はそんな「Adele」について語らせてほしい。
Adeleの何が好きって話。
やっぱ声!!!!!
Adeleの最初に感じる魅力は、やはりその声だろう。
ハスキーだが力強く、さらには優しさや色気も感じられる彼女の声はもはや魅力の暴力と言っても過言ではないと思うのは私だけだろうか…。
どんな曲にも合いつつ、それでいてAdeleらしさを失わない声に惹かれる人は少なくないだろう。
バケモンレベルの表現力
声と多少被るかもしれないが、彼女の表現力はもはやバケモンだ。
切ない曲では、本当に痛みを抱えていそうでありながら、聴いてる人に寄り添ってくれているかのように優しく、奮い立つような曲では聴いている人の背中を思いきり叩いてくれるような力強い歌声が直球で胸に届くような感覚がする。
先述したAdeleの歌声がいくら魅力たっぷりでも、彼女の表現力がないと、これほど様々な曲を歌い上げ、それらがマッチすることはないのではないかと思わされるほど、彼女の表現力はバケモンなのだ。
好き!!!!!!!!!!
個人的におすすめしたい曲 3選
すでに結構オタク丸出しで語っているが、もう少しお付き合い頂きたい。
Someone Like You
Never mind, I’ll find someone like you
I wish nothing but the best for you too
(気にしないで、他に好きな人を見つけるから
ただただあなたに幸せになってほしいの)
という別れた相手を思った歌詞に、Adeleの切なくも前を向いているような力強い歌声が合わさって、もー刺さる刺さる……。
別れてからもこんな風に相手を想える女性になりたいと憧れたものだ。
Hello
To tell you I’m sorry for breaking your heart
But it don’t matter it clearly doesn’t tear you apart anymore
(あなたを傷つけてごめんなさいって言いたかったの
でももうどうでもいいみたい
これ以上あなたを傷つけることはないんだから)
これも別れた相手に対する歌だけど、Someone Like Youとはまた違って、別れた恋人に謝りたくて電話をかけたけど相手は出たくなかった、という切なさMAXの歌詞を歌うAdeleの歌い方が
「絶っっっっ対未練あったよなぁ!?」
と思わざるを得ないくらい切ない……。
Turning Table
So I won’t let you close enough to hurt me
No I won’t rescue you to just desert me
(だから私はあなたから離れるわ
これ以上傷つかないために
もう助けることもない
捨てられるだけだから)
先に紹介した曲とは打って代わって、悲しい歌詞のこの曲。
男女関わらず所謂「クズ」に捕まるとなかなか抜け出せないもので……。
そんな相手との決別を決意したこの曲をAdeleの歌声はハッキリ引導を渡しているようで、心なしか元気が出る。
それでいて情が湧いてしまっている相手との別れの辛さも伝わってくるようで、本当に泣きそうになる一曲。
最後に
Adeleの歌はどれも聴いてる人のかさぶたになった過去の恋を抉りながら癒すような、不思議な感覚がして、気付くと虜になってしまっている。
今回紹介した曲以外にも魅力的な曲がたくさんあるので、ぜひ聴いて頂いて、皆さんの過去の恋愛を抉ってほしいと思うのです。