私の場合の性別違和のお話。

ようやく?とうとう?この話題に触れてみようかな、と。

最初に気づいたというか、明確に主張したというか、それは4歳の頃。そんなの記憶違いとか思い込みとか言われそうだけどねー(汗)

でも、ちゃんと記憶に残ってる不思議。珍しく母から強烈に雷を落とされたというのもあるんだけど。

ただ、私の場合若干違うというか、自分が女性だ(女の子だ)とか、女性らしくだとかはほぼ言わないです。違和だけに(チガウ

これもまぁ、長年隠しながら葛藤をしてきたので、色々話していこうかな。

基本的なお話。

性別違和ってなんじゃらほい?ってところですが、前で言う性同一性障害という症状というか、状態というか、それです。

体の性別と自身の性自認が一致しないし、体側の性役割を負わされることに嫌悪感や不快感、苦痛を感じます。性自認というとわかりにくいですが、体とは違う方の性別だと認識してる、感じてるという感じってとこかな。

この辺、HSPの話をする際に何度か触れてますが、私の場合無意識とか無自覚の感覚によるもので、自身が知覚してるという感じです。

最近の動きで、トランスジェンダーと言ってしまうと、広義だと異性装者とかも含むような感じなので、敢えて精神医学上の症状名で表現してます。

私の場合、体は男性、性自認は女性なのでMtFと言うことになります、逆で体が女性ならFtMです。ただ、ここもね。なんかこう、誤解が多いというかまたコレか?って感じですが、言葉の意味をちゃんと把握して欲しいとか、認識の仕方、感じ方、主張の仕方も個人差があるものなので、個人主観な意訳は避けてほしいかなぁって感じてます。

ちなみに、「なりたい」は絶対に言いません。なりたいだと、隣の芝生は青く見えるという感じで、女性が羨ましいからという印象も強く(個人的に)。また、なるもならないも残念ながらとか運悪く体が男性でうまれただけだっっつーのって感じですし、なんでなりたいなのか?が性自認に繋がると思うので私にとっては全然違う話になるので、なりたいは絶対に言わないです。

私が見せる、見せた特徴っぽいもの

もともと、幼いながらに主張したときは、いつも遊んでる幼馴染の女の子や母と同じ種というんですかね。同種の存在みたいに感覚的に感じ取ってました。

それが、ある時体の違いに気になって母に訪ねたら違う、という事で。

「自分だけ違うのはおかしい!自分も女の子がいい!」(最初の訴えではこんな感じでした。以降は変わりますけど)

「私もお母さんになりたい!!」

こんな感じ。このお母さんになりたいってのは結構重要で、戸籍上の性別を変えて母親に慣ればいいでは済まされないんですよ、不思議と。バカバカしい話ですが、1歳児で既に母のお腹に弟が居ると感じ取ってたのが原因なのか、要はそういうことです。

この辺の要素が結構強いため、SRS手術(性別移行手術)は考えてません。しても叶わないですし。

と、長くなりましたが、

基本的に制服という二分型の服装になると、嫌悪感や不快感を示す。

中学時代からトランクスは感覚的に合わない。違和感半端ない。

小学校高学年から中2まで二次性徴の仕方にガチで悩む。

上の理由からバストアップマッサージしたり、冷水を被るという行動に。

上記が理由なのか二次性徴を迎えたのは14歳過ぎて。嫌だけど周りがうるさいし...って思い始めてようやく変化開始。

社会人になっても服装と髪型次第で、女性に間違われる。ナンパも…。今も通院等で間違われて見知らぬおばさんに話しかけられる事がある。

最悪、免許証で本人確認出来ないと診察してもらえない。連れ添いだと思われる...。

高校以降、体がなければ女性じゃん?と女性側からツッコミが増える。

中学以降、服等サイズに悩む。メンズだとない、レディースだとある。

小4で水泳の時間に体を晒すのが嫌になる。以降ずっと続く。

入浴についても、銭湯や温泉が非常に苦しくなる。12歳で弟とすらてんでダメになる。もういや、勘弁して!とマジ切れもした。

14歳くらいから父の臭いの気になり具合がヤバい。母が許せる些細レベルでも私はものすごく嫌悪感、不快感をしめす。これは今も。

筋肉つきにくい、日焼けもしにくいで中学以降からかわれる毎日。

そのせいか、下についてるのか?と触られるというセクハラも受ける。社会人になってからもチラホラ言われる。

幼少期から「男らしく」が理解不可能。なにそれおいしいの?

幼少期から同性が怖い。友人付き合いとかが出来ないわけじゃないけど。

そして、以下現状の話ですが、

カミングアウトして髪を伸ばす。すごく落ち着く。

服装やインナーもすべて変える。変えた時の安堵感がすごかった…。

今年に入って意識の変化からか、体が変化気味。

ある程度の落ち着きや安堵は得たものの、不安障害、抑うつは続く。

こんな感じですねぇ。

冷水云々は高橋留美子先生の某1/2な作品が強く影響してます(笑)

それセクハラじゃん!って言われるような事は他にもありますが、割愛します。長くなっちゃった(笑)

そして、これでも全部でもありません。

長く隠した理由、なぜ今なの?

なぜ今なのか?は割と簡単です。精神的な爆発と、崩壊地味た状態になってもう無理だ…ってなったから。急に泣き出したり、怒って喚き散らしたり暴れたりするようになったくらいなので。

あとは、詳細は省きますが母がガンで他界する前、最期の会話をした時の内容も最近だと要因かな。この辺はしばらく隠し持っててカミングアウト以降に気づいたんですけど。

長く隠した理由ですが。

故あって、うちは母方性でしばらく男子が居なかった結果、恐らく生まれる前、母のお腹に居た頃から言われ続けてたという可能性と、生まれて以降も長男で跡取りという言葉が常に周りから向けられてたこと。

小学校に上がってからのイジメや、幼稚園時代から父や先生という存在からの真っ向否定も原因。この辺についてはHSPの部分も絡みますが、怒りの感情で殴られる感覚を覚えるのと、幼かったがゆえに生存本能なのか隠す方向に意識が強く働いたこと。中学以降は、セクハラみたいなのもされるようになり、それが同級生からすらされてた事。

HSPとして、自分の気持ちや考えがどうこうより、周囲との軋轢回避や場の安定を優先するタイプだったこと。そもそも、性別関係なく自分の将来について、長男で跡取りという呪縛が強かったのもあってそちら優先の選択をしてました。

結果として、自分で言葉にして出して自己暗示の様なものが強くかかった状態になったこと。

幼少期に、私のそういう部分が原因で両親の喧嘩が頻発したこと。

時代的に、精神科に強い嫌悪やあほくさい誤解が強かった大人が多かったこと

諸々の結果からある種の洗脳状態に陥ってたこと。

あとは、性別違和部分に絡む部分として凄く大きいのが、うまれつき体も性自認も女性なシスの人に対しての気遣いというか、余計なお世話と言うか。

時代が変わってLGBTQとかこの辺の言葉の認知も前より良くなってますし、多様性が...という話も出ますが、自分が生まれつき女性だったら?を可能な限り客観的視点で考えてみると、やっぱ男性怖いし、普段周りに居ないから良いけど、近くに居たら嫌よねぇ。隠して埋没しようが、オープンにしてようが...。

こう言う気持ちが、自然と浮かび上がるんですよね。

Youtubeとかで発信してて受け入れられてる様な人も居ますが、それでも嫌な人は見てないだろうし、触れもしてないと思います。そういう目に見えない隠れた部分を考えると、すごく悩むんですよね。

目に見える部分や情報は現実の一面でしかない、ですし。

こういうのって日本はやっぱりというか、根強いイメージは否めないですし。

余計な気を遣わずに自分の事優先しなよ、って言ってくれる人も居ますが、そこは性格かなぁ。とはいえ、開き直ってる部分もあるにはあります。じゃなきゃ服装とか変えれないですし。

そしてやっぱりズレている。

HSPについてアレコレ記事にしたのは、この部分を性別違和でも言いたいというのが少し自分にあって。なので、先にアレコレ言ってたんですよ。

なんていうかなぁ。そもそも、性同一性障害って言われてた頃には症状としては知ってましたが、その頃に探せる範囲で色々見聞きしたのですが、私の中の違和感はやっぱり拭えなくて。

今ではHSPについてもそうですが、性別違和の方もズレてるよねぇ...って自分で苦笑してたりします。

HSPって高度な感覚処理感受性を、気質(生得的な特性)として持つ人のことなのですが、この感覚って部分がミソ。かなり類似とか近しいまでは感じられるけど、なんかこう閃きの様に「あ、やっぱり違うなぁ」ってのがポッと湧いちゃうんですよ。正しいどうこうは別として。

逆に言えば、自分らしくあろうとしてるって事なんでしょうけどね。

まとめ

なんだかんだで、気づいた時には時遅しではないですが、精神的な病みも深かった故に金銭的な余裕もないので、診断とかも病院ではしてません。

ただ、かかりつけの精神科の主治医からは、不安障害の原因はコレとも言われますので病院を紹介するともいわれますが。岡山だからねー。

個人的に、長年の経験とHSPらしい感覚的な部分でクリニックは恐らく今後も避けると思います。

こういう事書くと、お前みたいなやつが!っていう人も居そうですが、自分とは違うからってだけだと、説得力のかけらもないんですよ。

そもそも、自分はこう思うからって真っ向否定するだけで、話し合う余地や機会すら持とうとせず、一方的に長年苦しめてきた周囲の人等となんら変わりないですもん。あくまで私からするとってだけでもありますけどね。

ということで、色々と長くなりましたが、私にとって、私の場合の性別違和について触れてみました。ある意味、膿を出す部分も否めないですけど、それはそれという事で(笑)

それではまた。

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