FateをZeroまで観たんだなあ①
Fate未履修時代「やる気/Zero」とか言ってなんのことかも分からずなんとなく○○/Zeroって目にしたことあるぞ、なーんてふざけ半分で呟いたりしていたこのなむさん、Fateシリーズを履修し始めてそれがなんと愚かな行為かと痛いほど痛感している。(重複表現な気がする)
これまでにFateシリーズを
stay night→UBW→Zeroと一気に試聴いたしました。1ヶ月半くらいかかったでしょうか。合間にメイドインアビスと文アルも観たけど…。U-NEXTさまさまですほんと…。
Fateシリーズは同人やっていたころから有名なのは知っていた。知っていたのだけどほぼ同人時代のイメージしかなくて(エロゲでしょ…?エロゲ原作にハマってるとかいうとまたどこかからdisられる…)とか今更何を?なことを思って遠巻きに見ていた。FateっていうかTYPE-MOONを。月姫とかも。
FGOもやってないし、セイバーとかアーチャーとかいうのが飛び交うTLを眺めては「キャラ名では…ないんだよな…?金髪で青い服に鎧着てるのがセイバー…だ?」とか言うくらいしか認識出来てなかった。なんならヴァイオレット・エヴァーガーデンみてちょっと似てるなとか思ってた。
FGOの二次創作は流れてきたけど黒髭ティーチとBBA(名前もわからぬまま…誰…)がやたら流れてきてほぼそれしか認識してなかったので、アニメ観始めて見かけたことある二次創作が本編にまったくかすってもいなかったことがまずびっくりというか混乱した。
だってもう衛宮士郎すら知らなんだ。エミヤってカタカナは見たことあったからエミヤが下の名前なんだと思ってた。遠坂凛はなんとなく知っていた。アーチャーも見かけたことあったけどあんな紳士的だと思ってなかった。もっと俺様でオラオラでえっちなキャラなんだと思っていた…(勝手なイメージすぎた)ランサーも見たことはあったけど大体アーチャーとCPにされていた気がする。
そんなこんなで今まで見ていなくてTLで断片的にしか知らなかったFateシリーズ。
誰にとは言わないけど鬼滅のアニメがすごいのにまだ観てないとか非国民くらい言われて、その流れでufotableについて語られTYPE-MOONに言及し始め「え、コイツめっちゃエロ同人サークルについて語るじゃん…」とか思ってしまったことがあった。というのも私がオタクカミングアウトする前の話なので驚いたんだ。パンピーに擬態しているつもりの(なんなら元ギャル系だと思ってたらしい)人間にアニメスタジオや原作のサークルについて語る奴ってもうあれ、ちょっとさ、ギリギリアウトでは…?まあそれがあったから私もカミングアウトして大丈夫な奴だなと思ったわけけど。
隠れオタクの人権を脅かすウザい系オープンオタクを共通の敵とみなしている者同士なので、なんだかんだ同類の気配は察知していたのかもしれない。
そういう流れで鬼滅観たらあんまりにもアニメーションがすごくて週間のペースでこのクオリティ馬鹿でしょ???と思いもっと観たくてFateシリーズに手を出した。
手を出した結果すごく面白かった。ufotableの2作が特に評判通りのクオリティでめちゃくちゃ面白かった!
ちょっと長くなるのでZeroは次にしてstay nightとUBWの感想をあっち行ったりこっち行ったり綴ります。
stay nightはまあ制作会社は違えど最初に視聴する価値あるもの、いやちゃんと最初にみるべきものでした!!たしかにセイバールートをメインにしつつ他の話も含めるという構成上、肝心なところが少し足りていない印象はあった。アクションシーンなどはufotableとくらべたら劣るとおもうけど製作年を考えてもまあ特別酷いものではなかったと思う。でもだからこそUBWが物凄く化け物じみたアニメに見えて最高に楽しかったので良かったと思う。
プロローグなどのルート分岐前に凛視点で話が進むところもすごくワクワクしたのでちゃんとstay nightから観たおかげだなあと思った。ufotableを勧めた手前、一瞬だけ(stay nightは観なくてもいいのでは…?)ってよぎったようだけど最初から観るよう訂正してくれて私的には大正解だったなあと感謝感激雨マンゴリアンなのでした。
ただ、その、ラストの方で、
俺はセイバーを
愛している
とか熱烈に話が進んでいくあたりは私の感情がついていかなかった…っ。ごめん士郎…。。なんかもうそこまで進んでたのあんたら…って置いてけぼりだったごめん。構成上仕方なかったんだと思うけど、完全にセイバーだけに焦点を絞って二人だけの世界を全開にしたセイバールートをufotableで観たいねとか思った。
ってまあ、いや、いいんです。わかっているんです。ただUBWが丁寧すぎてもう一回セイバーが見たくなっただけなんです…。
そしてstay nightではアーチャーもすごいかっこいいな〜と思っていた矢先に中盤で退場してしまってびっくりなのです…。弓兵なのに双剣で戦うのなあくらいしか思わぬままに逝ってしまった…。アーチャー好きだな、って思ったからUBWは凛ルートってことはまたアーチャーが活躍しますね!!!!???って楽しみにしてUBW観たらなんかもうそれどころじゃなかった。主役だった(???)
アーチャーと士郎まわりの伏線はなかなか気がつかず、冒頭でアーチャーが見事な家事スキルを発揮したところがもう伏線だったなんで思わないんですよ私は。アーチャーはなんでもできるんだなあああああくらいにしか思わないんですよ私は!!
戦闘スタイルにしたって、士郎が無意識に真似てるとかなぜかアーチャーのスタイルのほうが自分に合ってしまっているとかそんなていどだと思っていたし、アーチャーがおなじ魔術を使うとか「あーこの二人は性質のよく似た者同士なんだなあ」くらいにしか思わないんですよ私は!!
Twitterでも呟きましたがUBWのラストで振り向いたアーチャーが髪を下ろしていて衛宮士郎の顔で『凛』じゃなくて『遠坂』って呼ぶところがもうエモエモのエモでまじしんどい。
こちらも全て関係性を把握した上で、退場したはずのアーチャーが、過去の自分を赦し、受け入れ、託す、の!むがががが 無理でしょ
無理
あと凛ルートは衛宮士郎が遠坂凛に想いを寄せる描写がほどよくてとても良かったです!!!
『白状すると、ずっと前から遠坂凛ってやつに憧れてた。で、困ったことにいざ話してみたらよけい好きになっちまった…』
っていうあの13話のシーンがあ〜あ〜あ〜
おばちゃんは納得だよ!!!!それでいいんだよ!!!!!(歓喜)
高校生だもん。学校に可愛いこがいればそんな始まりでいいんだよ。気がつけばハーレムだったstay nightでは感情がついて行かなくなったけど凛ルートってやつは私にとって腑に落ちる展開でしたのよ。
合掌
ところで最初にFateシリーズについて尋ねたときに「1番のおすすめはUBWです。アンリミテッドブレードワークス」って略語をスラスラっと言っていたのを聞いて(うわっ長い単語を淀みなく発する、これはまさしくオタクの所業!!!)って思ってしまったんですけどこれ本編みたら言えないわけないし言いたくなるし言うわこれ。言うよそりゃ超大事なやつだったじゃん…って思いましたまる。ごめんね、ちょいちょい心の中でdisっててごめんね。最近オタクと対面して話してないし一般社会のテンションだと一瞬自分の立ち位置を見失うんだ。
閑話休題
銀髪や白髪の女の子ってすごい好きなのでイリヤ可愛いなって思ってたらstay nightでさっそくその存在が作られたものであり聖杯のためにそれはそれはひどい目に合わされてえげつないな…って思ってたのにUBWでは両眼を切られたり狼にかじられてひどい傷を負って血まみれになっても、痛くても怖くてもそれですぐ倒れたり死ぬわけじゃないところが好きすぎて酷すぎてかわいそうすぎて、好きだった。挙げ句の果てに心臓を奪われるんですか…。
真っ白な雪と真っ白なイリヤ、そこに真っ赤な血は狙った画面作りだとは思いますがソナチネの真っ青な空に、真っ赤な血、みたいでとっても良いですねえ…。バエるね…。
だめだ、長い。感想文兼日記にしては長い。
ギルガメッシュが出会い頭に求婚してくるのすごい好きとかもっと言いたかった。ぷよぷよのアルルとサタン様や変態魔導師みたいでいいよね…。
魔力供給のシーンってあれ全年齢用にマイルドにしてるんですかあ???どうみても濡れ場突入にぴったりのシーンですよねえ…。To Heartの全年齢版やったときに「委員長…っ!?この状況でなにも起こらないんですか!!!?」って思ったときに近い感情。
そんなこんなでFateシリーズを非常に楽しんでいるところで最初の2作について書き足りないことだらけの簡単な感想文でした。
かしこ
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