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おでライと旗頭本番を終えて

まずはひと段落つきました。
おでライ沖縄ではパッケージが捌けず、正直残念でした。
まあ沖縄だからと自分を慰めつつ、実際はクオリティの低さや告知不足、コミュニティの作成が出来ていないなど、反省点をこれからどう対応していくかを考えながら、完成版に向けて努力していきます。

————で、次はその後にあったリアルでの話。
昨日、久しぶりに旗頭を持ちました。
実はゲーム制作を本格的に始めた4年前から旗頭からは身を引いて、もう持つことはないと思っていたのですが、作品作りをする中で、もう一度向かい合う必要があるなと考え、カムバックしました。


旗頭を始めたのは中学生のでした。

子どもの頃から人と馴染むのが下手で、良くいじめられていました。
学校は子供にとって世界そのもの。そこで居場所がないのはやはり心苦しく、教室では本を読んでいたのを覚えています。

その世界の外へ出してくれたのは私の父。
最初は野球部。
しかしお金がないのでボロボロのおさがりグローブを使っていたら目を付けられ、そこでも馴染めず、その次に出会ったのが旗頭です。

そこには子供がほとんどいない、おじさんだらけの世界でした。
今ならその必要もないと分かるのですが、そこはもうみんなゴリラみたいにガタイの良い人ばかりで、旗頭は選ばれた人間だけが持つことが許される特別なものだと思っていました。
そんな人たちから可愛がってもらい、自分の中にあった劣等感が薄れていくのを感じ、自信がつくと、高校生に上がる頃には人並みにコミュニケーションを取れるようになり、図書館通いから図書委員長になるなど、変化がありました。

ただ大人になっていくと今度は旗頭を中心とした世界に染まっていきます。
ここでは本当の事を話しますが、自分に旗頭の才能はありません。
正直下手だと断言します。

身体能力を伸ばすのは頑張ればどうにかなりますが、どうしてもうまく持つこと、それを人に手渡すことが苦手なのです。

4年前に身を引いたのはそういった理由もありました。
大人になるほど失敗のリスクは大きくなります。
だから自分には別に合っている世界があると、逃げ出した。そうだと思います。

実際それが正解だと子供のころの体験で学んでいるのでしょうね。

しかしそれだとバランスが悪いなと。

自分の人生にはいくつも後悔があります。
その後悔を物語へと昇華したのが自分が初めて完成させたHoodMakerという作品。ただその作品はその後悔をフィクションで終わらせず、現実まで変えてしまうというのがテーマで、いびつな形ではありましたがゴール出来ました。

そんな体験をしてしまった。
それなら旗頭は自分にとってどういった結末へ持っていけるのだろうか。
そう思ってしまったのです。

そして昨日。練習期間は3週間ほど。
やはり私は下手で、観客の前で旗を落としてしまいました。

流石に旗を折ることはありませんでしたが、危うく再現するところでした。

やはり自分はここに合っていない。そう思います。

でも、良いゲームが作りたいので自分ができる限りの努力をしようと思います。

次の本番は今月末。
今度は何万人もの観客が来るお祭りです。

頑張ります。

よろしくお願いします。

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