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甦れ、VBScript、ほどほどに

1月のあいだにもうひとつくらい投稿したいと思っていたのですが、気付けば2月も半ばになりました。このペースですと、そのうち年明けしてしまいそうです。

投稿していなかった1月のあいだ、ちょっと気になっていたのがVBScriptです。この令和の時代において、いまさらと思ったのですが、どうもそうでもないらしいです。VBScriptがどこで生きていくことができているのかと言いますと、RPAのデスクトップフローです。

もう気づいていらっしゃる方も多いと思うのですが、結局はExcel操作を自動化してブックをつくらなければ仕事が終わらないのです。そうしたとき、Pythonでは中途半端です。PowerShellでもVBAのようなものを記述しない限り思ったようにはできません。そんな中、VBScriptは比較的自然にExcel操作を記述することができます。

VBScriptはVisual Basicというプログラミング言語をベースにしてテキストファイルを実行可能にしたスクリプト言語です。Visual Basic、VBAと似てはいますが、実のところ全然違うものです。かつてはマルウェアをつくるために多用され、それがもとでPowerShellが開発されました。

これがRPAではアクションを記述することができることで、居場所を見つけているような気がします。Power Automate Desktopではエラーも拾うことができるらしく、例外処理がほとんどできないに等しいVBScriptとしてはタスクというかすべきことを最小化しておくことで比較的安全に自動化することができるように思います。

そうなってくると、世間の流れに逆行するようですがVBScriptを何かしらで学習したいものです。もしかすると、いまでもポケットリファレンスがバイブルなのではないかと思います。2006年出版でした。その頃でもすでに今更感がありましたことを思い出します。

いまでは32ビットOSがほぼなくなっており、動かなくなっているものも大いにあると思います。いつか改版されるのか、それともこの誰もいなくなったところへだれかが走り込むのか。

この令和の時代において、VBScriptはいささか機能が不足しています。Web APIを利用したり、その結果のJSONを安全に使う方法がなかったり、開発環境のような開発支援がほとんど存在しなかったり。それをある程度埋めることができるのかもしれない、という可能性を感じました。いろいろを組み合わせなければならなかったものが、RPAツールがそこを取り持つことができるようになったからです。

需要があるのであれば、簡単な電子書籍があるといいですね。

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