今日の一枚は、これ！#41 『Heaven's Kitchen』/BONNIE　PINK（1997）

BONNIE PINKは、京都出身の洋楽聴いて育った女の人。学生時代の記念に女性ボーカルのコンピレーションアルバムに参加しとところを見いだされたことがきっかけで、1995年デビュー。1stシングル「オレンジ」が、全国のFMヘビーローテーションとなり、注目が集まった。

アルバム『Heaven's Kitchen』は、1997年に24歳の時に発売された彼女の2枚目の作品。カーディガンズのコピーなどをしていたという彼女が、スウェーデンのトーレ・ヨハンソンにプロデュースを懇願して、スウェーデンで作成された。

アルバム全体を通して様々なジャンルの楽曲が収められているスリリングな構成。それでいて不思議と統一感がある。女性シンガーソングライターらしく、日常のひとコマを通して内省し、それが普遍的なものにつながっていくという世界観。とても心地いい。トーレ・ヨハンソンがプロデュースしたおかげで、彼女が自由に開放されている感じが、メッチャする。「自由に歌う」「自由に作る」って、実際は難しい。そういう意味でも、トーレ・ヨハンソンってすごい人だなーって思う。だが、BONNIE PINKは、このあとトーレ・ヨハンソンと3枚目のアルバムを制作したところで、活動休止する。早くに売れすぎたという事もあると思うが、自分を解放して発表するということは、それだけ大変なことなんだろう。

今回は中古品でなく新譜を買った。日本レコード協会が定める11月3日のレコードの日に再販されたもの。大好きなアルバムだったんで、手に入って、うれしい！！

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