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春を天ぷらに♫ 白ワインとご一緒に

「はるがくるね」

島根県に住む大切なおともだちから、ひらがなでそう書かれたお手紙とともに MomoDa の元に春が届きました。


MomoDa 「いいかおりがするねぇ。つちとはるのかおりがするねぇ」

採れたてを贈ってくださったふきのとうからは、ほんと、土の香りと春の香りがしました。


生まれて初めてのふきのとうクッキング

ふきのとうを…
MomoDa の愛するばあばちゃんと摘んだことはあるのですが、お料理はばあばちゃんにお任せ。

アク抜きをしたり具材を細かく切ったり「こういうコトが大好きやねん」といつも言うばあばちゃん。いくつかアドバイスをくれました。

*ふきのとうにはペタシテニンという毒があること
*その毒は水に溶けやすいこと
*ふきみそはアク抜きすること
*天ぷらは水に何時間かつけてしっかり絞ること
*アクは旨味だ
*要するに食べ過ぎなければいいの

ばあばちゃんより

危なかった。軽く洗って全部天ぷらにしようと思ってた。笑

そしてこんなことも…

「山で採れる季節のもの、何らかの毒があるんよね。昔の人はアク抜きいうのを発見して身近にある野草を食べられるようにしたんやね。ありがとう。」

昔の人への感謝の言葉。


手間をかける。
そうして美味しいお料理が出来あがる。


ここはひとつ手間ひまかけてみます♫

ふきみそ用

お塩を入れて茹でます。3、4分。

お水にドーン。流水で冷やして時々お水を替えながら2時間ほど置きました。

ふきみそ材料
アク抜きしたふきのとう
米油・・・・・・・大さじ1
☆お味噌・・・・・・70g
☆みりん・・・・・・大さじ2
☆粗糖・・・・・・・小さじ1

➀ふきのとうを刻む前に☆を合わせておきます。

➁アク抜きしたふきのとうをギュギュっと絞り、みじん切りに。すぐに炒めるよ。

➂油を熱して、強めの弱火で混ぜながら炒めます。

➃しんなりしてきたら合わせておいた☆をドバーンと入れます。

➄ふきのとうと☆を混ぜ合わせて弱めの弱火で4分くらいかけて水分を飛ばします。

できた

ごはんも炊けた

ワタシにもできた♫


春をいただきます

炊きたてごはんにのせて。

これがMomoDa に大ヒット❤︎
もともとばあばちゃんが作ってくれた煮物やお漬物、こういった季節のお料理が大好きな MomoDa 。ワタシが初めて作ったふきみそを「さいこう。コレさいこう。かあちゃんてんさい❤︎」と言ってくれて。

❤︎

自分で育てたお豆さんから丁寧に作った、甘みと旨みがたっぷりの maho ちゃん手作りお味噌。採れたて新鮮なこのふきのとう。ばあばちゃんの丁寧なアドバイス。

これらのおかげで❤︎

できました。ワタシにもできました。感激です。


おとふ

おとふにも乗せてみました。

コレは MomoDa には少しハードルが高かったよう。おとふに乗せるとふきのとうの苦みがズンと前に。苦みは旨み❤︎ 大人には嬉しい一品です。


お夕飯にはお待ちかねの天ぷら❤︎

大葉や菊菜や菜の花の天ぷら。個性のあるそれぞれに強めの香りを持つものの天ぷら。そういうのが大好きな MomoDa はもうワクワクが止まりません。

ふきみその時より軽めにアク抜きを。時間短めにサッと茹で水にさらしギュギュっと絞って、米粉の衣で揚げました。

マアジのから揚げ と ふきのとうの天ぷら
ふきみそを添えて

天ぷらやさんのように、ふわ〜っとお花が咲いたようにはなりませんでしたが(笑)。

米粉の衣をまとったふきのとうは、カリカリサクサクフワッとジュワッと、噛むと春の香りがあふれ出してきます。

MomoDa のアイデアでふきみそをつけて食べてみたらコレまた大ヒット。


「おいしいだけどにがい。にがいだけどおいしい。」


コレが MomoDa の感想です。
初めてのふきのとうの天ぷら2つ食べられました。


春のめぐみに乾杯

届いた春を天ぷらにして、美味しくいただきました。

日本の土や水や空からたくさんを吸い込み、芽ぶいた春のめぐみには、繊細で美しい酸を持つ日本のシャルドネがよく合います。

採れたてのふきのとうや蕨やゼンマイや山蕗や。手間をかけおいしいお料理に変身させたら…

若林のシャルドネで春のめぐみに乾杯です。


枝垂れ梅が美しいご近所のおじちゃまのおうち。その梅はもう満開を過ぎひらひらと。今年もワタシタチにあの、春の、ウキウキとした気持ちを届けてくれています。

春はすぐそこ♫

シリーズやってみた vol.97


この日は朝から晩までふきのとうと向き合っていました。手間をかけ。丁寧にお料理をする。春のめぐみに感謝する。そんな機会をいただきありがとうございます。

MomoDa & MihoDa より


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