シャルドネとはなんぞや
ノーザンアルプスヴィンヤードといえばシャルドネでしょ❤︎
若林の造るシャルドネを、ワイナリーの看板だと、そう言っていただけるようになってきました。
シャルドネ…白葡萄…白ワイン…美味しい…好き
あらためてシャルドネとはなんだね、に触れてみようかと思います。
AIはこう言う
シャルドネは白ワインのぶどう品種で、その特徴と主要な産地を説明します。
シャルドネの特徴は次の通りです
1. ふくよかな果実味
シャルドネのワインはリンゴ、洋ナシ、シトラス類などの果実味が豊かで、バター状の風味やバニラ、トーストのニュアンスを持つことがあります。
2. 酸味とミネラル感
しばしば適度な酸味とミネラル感を持ち、これにより魅力的なバランスが生まれます。
3. 様々なスタイル
白ワインの多様性を示す品種で、樽熟成の有無、気候条件、製法によって異なるスタイルのワインを生み出すことができます。
4. 世界的な人気
シャルドネは世界中で栽培され、ワイン生産地域において非常に人気があります。
主要な産地について
フランス
シャルドネはフランスのブルゴーニュ地域で生まれました。シャブリ、メルソー、プーリー・モンラシェなどが有名な産地です。
アメリカ
カリフォルニア州のワイン産地、特にナパ・バレー、ソノマ・カウンティ、および中央海岸地域で広く栽培されており、高品質なシャルドネワインが生産されています。
ニュージーランド
マールボロ地域が有名で、クリスピーな酸味とフルーティな風味を持つニュージーランドのシャルドネは評価が高いです。
オーストラリア
マーガレットリバーやハンターバレーなど、オーストラリアも高品質なシャルドネを生産する国です。
シャルドネは多くのワイン愛好家に愛され、その多様なスタイルと産地から、お好みに合ったシャルドネワインを見つけることができます。
Chat GTP使えばいいじゃんと言う若林が「シャルドネとは」と入力しただけでこれだけのことを喋ってくれたそうだ。よく喋るな、Chat GTPは…。
日本語の表現が少しおかしいところもあるし、地域の呼び方の発音が少し異なるものもある。でもしかし、もはや、ワタシの出番はないんじゃないか。そう思えるほど一瞬で多くの情報を…。
さて、ワタシは何しよう。笑
長野県大町市 若林のシャルドネとは
これをお伝えしよう。これしかない。(笑)
長野県北西部に位置し、西は富山県、北は白馬村と隣接、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスの麓、ここ*信濃大町*は美しい空気美しい水に囲まれた水の生まれる町。
もともとは河原だったところを戦前(重機などなかった時代)に若林のおじいちゃまが畑にしました。この辺一帯は複合扇状地で、水はけの良い地元では『ガラ』と呼ばれる土質。果樹栽培に適していて近隣にはリンゴ農家が多くあります。
約3haの農地(もともと稲作・リンゴ栽培)を、ヨーロッパ垣根仕立てを中心にブドウ畑にしました(現在2ha)。
標高760-790m、年間降水量は1200-1400mm程度。
北アルプスから*アルプスおろし*と呼ばれる風が吹くため病害にあいにくい傾向があります。
いわゆるココは、日本の中でも冷涼だと言われる地域。
それならば、ココのシャルドネに現れる特徴として、緑がかった透明感と輝きのあるライムイエロー、ミネラルや石灰、ハーブ香などの緑色のニュアンス、すっきりとした酸、柑橘系の出すぎない酸…
となるわけなのですが。
ボトリング直後の若林のシャルドネは、レモンイエローだったり緑色のニュアンスというのは控えめで、りんごや白い花のニュアンスに加えて表立つのはパイナップルだったりパッションフルーツだったり凝縮感のある南国フルーツの香りや果実味。
これらは温暖な地域のシャルドネの特徴とされるものだ。
それでいて冷涼な地域の特徴である凛とした酸をしっかりと携えている(ヴィンテージにより多少の違いあり)。いいとこ取りじゃないか。
香りや外観で、冷涼な地域のシャルドネだ、更にはこれは日本のシャルドネだ、と言い当てられる人は少ないかもしれない。都内アカデミーデュヴァンで講師をされている美しい先生もそう同じことをおっしゃっていた。
なぜなんだろう
冬にはこの通り、脇を流れる小川が隠れちゃうほど雪に覆われる畑。温暖な地域の景色ではない。
とびきり雪が深いというわけではないけど、冬の間はこうして雪の中でじーっと眠って春を待つ樹々たち。
待ちわびた春。他の地域より1ヶ月ほど遅れて始まる芽吹きの季節。
夏。年々暑い夏になってはきてるが、それでも15時を過ぎると北アルプスから涼しい風が吹き降りてくる。
収穫は、他の地域よりほんの少し遅いくらい。ここに春の1ヶ月の遅れはもうない。
冬の間の寒さ、遅く始まる春、暑いけど北アルプスからの風が吹き、たっぷりの糖度を蓄えての収穫。
どれがどう、とはっきりはわからないけど、全てのことがうまく影響し合って、種が透き通って見えるほどの熟度の高い葡萄となり、若林のシャルドネ、となるわけで。
ひとつ明らかな違いとして、手入れが追いついていない、というのがある。栽培・醸造・出荷作業・事務作業、これらのことを全て1人でやっている若林には、毎日毎日畑の手入れを、行き届いたお手入れを、ということが今できずにいる。
ここぞ、というお手入れや作業はここぞを逃さず必ずやる、これだけは今日!というものはその日に必ず、そのポイントを絶対に逃さず、後は気になりながらも他の作業に手を尽くす。
もしかしたら、葡萄たちにとってソレは、いい意味でのほったらかしになってるんじゃないかな?と思う時がある。
手入れが追いついていないことを正当化するわけではないけど、手をかけたら手をかけただけ応えてくれる葡萄だけど、でも、葡萄たちだってほっておいて欲しい時があるのかもしれない。
のびのび好きなようにやりたい時があるのかもしれない。
若林のワインに日々触れていると、そんな風にも思えてくる MihoDa でした。
シリーズやってみよう vol.24