ぼくらの夏野菜戦争
ついに。
ついに。畑仕事の弟子入りをさせてもらっているおじいちゃまが入院しました。入院翌日の手術は大成功だったと奥様が伝えにきてくださって、いまホッしているところ。よかった❤︎
ついこの間、じゃがいもの収穫を終わらせて❤︎
さぁ一息入れようか…と、そんな暇はありません。(笑)
夏野菜たちは待ってくれません。
ぐんぐん育つ夏野菜たちをご紹介
キャベツは夏野菜じゃないけど、お隣の畑のおじちゃんがくれたキャベツの苗。この暑さにも負けずちゃんとぐるぐる巻いてくれて。そろそろ収穫かというところまで大きくなっています。
大きい方のトマト。丸々ピチピチに大きくなって、もうほとんどお水をあげなくていい段階に。お水をあげないことで自らに水分養分をギュギュっとHOLDし、甘くてみずみずしいトマトになるんだとか。すごいぞ❤︎
このズッキーニというお野菜は。1人で勝手に大きくなってる、そんな印象で。
とにかく強い。勢いがすごい。繊細さはないけども(失礼な)ギュインギュイン葉を広げ太陽をサンサン浴びたいだけ浴び、見たことのない大きな花を咲かせ、2.3日見ないともう実を大きくさせていてその強さを見せつけてきます。
そしてコレ。自分の背より大きくなったとうもろこしになぜか悔しい思いを打ち明ける MomoDa。
入院中のおじいちゃまが、毎年植えるけど未だ一度も食べたことがないというとうもろこし。いっぱいお花を咲かせてくれ、象徴的なあのおヒゲ♫がモサモサくっついてだいぶ大きくなってきました。いまヤングコーンくらい。
今年もまた、そろそろ収穫かという頃にあらいぐまか何かとの戦いになるわけなんですが…ごめんよあらいぐま。今年はね、きっとね、我々の勝利なんだよ。
長野県立科でワイン用葡萄を作りながらお野菜も育てているよというお友達が、あらいぐまに打ち勝つための秘策を教えてくれたんです。秘策。
もう少し大きくなってあのプチプチができてきた頃に…試してみようと思っています。ふふふ。
パプリカ❤︎ 堆肥や鶏糞、有機肥料を使っているこの畑は、周りの畑のお野菜に比べ成長もゆっくりだし葉っぱなどの勢いも弱めなのですが、小ぶりながらもお野菜たちをたくさん実らせる、そんな印象で。
ピーマンもパプリカも1つの苗にいくつもいくつも実らせてくれて。次から次へと収穫ができています。
にんじん…
にんじんはこの畑の中でも水はけの悪いゾーンに植えていて…このサイズの小さなにんじんはセーフなのですが、これより大きくなったものは、先が根腐れみたいになっちゃって。(涙)
おおきくな〜れの自作SONGを歌いながら、それはそれは楽しそうに MomoDa が蒔いたにんじんの種。もっと大きくしてあげたいけど、大きくなるのを待たずに収穫となりそう。
葡萄もそうですが水はけの良さの大切さがよくわかります。来年は水はけ悪いゾーンにはいくらでもお水を欲しがるお野菜を植えてみようかと、おじいちゃまに話してみようと思います。
もぐらとの戦い
ワタシの人生の中で、もぐらと戦う日が来ようとは…(笑)
いくらでもお水を欲しがり、いくらでも肥料を欲しがる。欲しがり屋さんのなすび。想像とは違いとても手のかかる夏のお野菜の代表選手。袋に3つ入ってなんでもないように店頭に並んでいますが、ものすごいご苦労の末にあそこに並んでるんだ、と少し見る目が変わった。
そのなすび。小さな可愛いなすびができてきたね♫という写真なんですが、もうかれこれ1ヶ月近くこの姿のままなんです。葉も増えていない。
生きているけど大きくならない。
その原因は土の中にありました。
ココの畑の土の中にたくさん生息している *ミミズ* 土壌の微生物を増やして良い土を作ってくれるというとってもありがたい仲間。その仲間を狙って…もーぐーらー!!もぐらがなすびゾーンにザザッと一直線に穴を掘っていたのです。
姿こそ見ていませんが見事な一直線の穴。
穴が空いた土の中でなすびは強く根をはることができず、水分養分を思い切り吸い込むことができず、ただ立ち止まっている。そんな状態だったのです。
doushitamonoka
あいた穴には土を入れておきました。やるかやられるかの勝負だな。(笑)
喜びと嬉しさと大変さと
天気予報を毎日チェック。雨予報を見ると大喜び。もぐらと戦うことも初めてですが、雨予報を見て喜ぶのも初めて。お野菜が喜んでるよと雨に感謝する気持ちと、今日はお水やりしなくていいという安堵と。(笑)
2日空けると草もボーボー。ひとつひとつ手で草引きをするのは大変だけど、やった後のスッキリ爽やかな気持ち。
今まで味わったことのない気持ちを日々味わっています。
おじいちゃまのお野菜を守るんだ。おじいちゃまにとうもろこしを食べさせてあげるんだと始めたお野菜見守り隊。晴れた日が続くとお水やりも大変。熱中症予防のタブレットをなめながらお水をゴクゴク飲みながら、とにかく暑い畑でいかに素早くお世話をするか。
大変なぶん実ったお野菜の収穫の喜びは大きく。
きゅうりは曲がっちゃうし、にんじんは小さいし、ズッキーニの収穫のタイミングはわからないし(笑)。それでも自分たちが育てたんだと思うとこの世で1番美味しいお野菜だと思えて。
いや、ほんとに美味しくて。
採れたてのまだほんわりぬくいきゅうりだって、洗ってお塩つけて食べるだけで特別なご馳走になる。
こんなにみずみずしいの!? というのがどのお野菜にも言えることで。みずみずしさもそう、香りの高さもそう。
いつもお野菜図鑑で見てたお野菜が育つまでのページ。それをリアルに見ていくことができて、育つ喜び食べる喜びを日々味わわせてもらって。こんな素敵な経験をさせてもらって。
感謝です。
最後にMomoDa のさつまいも❤︎
草引き前に写真を撮っちゃいましたが(笑) 元気にスクスク育っています。
荒れた土地でも育つ。むかしむかし食料危機の時にお米の代わりに育てた。というのもうなずけるさつまいものたくましさ。コレくらい葉が育つともうお水をあげなくてもよくて「もう何もしなくていいよ」とおじいちゃまが言っていました。
お水もあげず手もかけず何もしないであんな、あんな甘くてホクホクで美味しいものが育つなんて信じられないけど、言われた通り何にもしなくても育ってくれています。ありがとうさつまいも❤︎
MomoDa が言っていました。
「はたけぜんぶおいもさんにしたいくらい」と
本音が出ました。(笑)
シリーズやってみよう vol.8