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つづいて
「長岡百景」のことを書こうと思って書き始めたのに、そこになかなか行きつけへん…
誰もわたしの自伝に興味ないと思うけど、自分のなかで整理がつかないので、もう少しお付き合いください。
結婚前までは、自分の念が自分を導く力に直接届いていたので、ある程度思い通りの結果を導き出していたけれど、その力は、夫を導く力と相談して折衷案を出してくるのか、自分には想像もつかない次元の答えを出してくる。
そもそも念ではなく、先に待っている結果から下ってきているささやきなのかもしれないとも思えてきた。
不思議な力のことは置いておいて、とにかく、縁もゆかりも無い長岡に行くということは、自分にとってはわりとポジティブな変化になるという自信はあった。
そんなこんなで、奈良での半年間の新生活に区切りをつけて、長岡で新生活を仕切り直す。
知らない土地に行くのは好きな方なので、
行く前からGoogleマップでどんな地形なのか、
どんなところに行こうかと考えていた。
引っ越してしばらくは、長岡のことを知ろうと、
家の近くを写ん歩したり、写イクリングしたりしていた。
実際に自分の目で見てみると、
奈良では見ることのなかった光景や文化に気づく。
もはや感覚としては外国。
そもそも、冬には雪がしっかり降る豪雪地帯というところから違うし、基本的に天気は他の地域と真逆で他が晴れていれば新潟は雨、新潟が晴れならほかは雨だし、道は茶色で中央線は見えないし、高床の家も多いし、街のなかを見れば見るほど雪を中心とした生活様式であることがわかる。
味付けは醤油味、お肉といえば豚肉か鶏肉で、もらってうれしいのは「豚肉」と聞いて仰天。
洗濯物は基本的に外に干さないし、外に干すときは、干すためにわざわざ場所をつくる。
奈良で当たり前だったことが当たり前じゃない、
ということが不思議で、新鮮で、おもしろい。
それを日記代わりに「長岡百景」としてInstagramで記録することに。
この「長岡百景」シリーズを、奈良の友人たちもおもしろいと評価してくれていた。
「長岡百景」シリーズを始めて1年半ほど経った頃、写イクリング中にたまたま見つけた家の近くのギャラリーで展示をしていた方が、アトリエZen様主催のエックス展vol.12で展示をしていて、その展示を見に行った時にアトリエZen様と引き合わせてもらって、次回展示をさせてくださいという約束をした。
やらせてと言ってしまった手前、これはやっぱりやめますと言えんな…と若干のプレッシャーと後悔を感じつつも、「長岡百景」がそこそこ溜まってきたのと、いつ転勤でまた長岡を離れるかわからないということから、作品としてまとめるきっかけとしては最適だし、むしろこの機会を逃すともうないような気がしたので、2023年の夏までの「長岡百景」シリーズを再編して、2024年3月にエックス展vol.13というグループ展で展示させていただくという運びになる。
そしてそれが、思わぬラッキー連鎖を引き起こすことになる。
つづく。
※エックス展についてはこちら