不公平なこの世の中で
世の中は、不公平で理不尽に満ち溢れている。
それは、人間が完璧な生き物でないから。そもそも完璧な生き物など、この星には存在しない。存在しないことを証明するのは難しいけれど、おそらくいない。
ただ、くそ真面目と言われる人間は、不公平を嫌うあまり自分の行動は不公平を無くそうとしている気がする。私自身を分析した結果なので、万人に当てはまるわけではないけれど、そういう人もいるんじゃないかなと思って書きます。
不公平や理不尽を無くしたい。だから、自分の体調やスキルがどうであれ、全てに全力で対応したい。そんな思いで生きてきた。でも、それは不可能だった。できないこともある。でも、できない自分が許せなかった。世の中の不公平と理不尽を許せないのと同じように。
人は完璧ではない。昨日できたことでも、今日体調や状況が変わればできないこともある。それは当然のことで、責めるべきではない。そういう日もある。そう思えばよかった。
できない日が1日だけとは限らない。一年通して不調になることもある。でもそれもありえることで、責めるべきことではなく、それでも前を向いて過ごせばよかったこと。
不器用すぎる私は、この気持ちの持ち方がなかなかできなかった。誰も責めてない時も、自分を自分で責めていた。今となっては、異常な状態だなと思うけれど。
世の中は最初から不公平。理不尽だし、そういうもの。1+1が2であるように、世の中は不公平ということが決まっている。だから、受け入れることにした。
理不尽な事があっても、そういう世界に生きているから仕方がないと思うようにした。裕福な家庭に生まれなかったとか、子どもが産めなかったとか、そういうどうしようもないところはもう諦めることにした。
※差別とかそういうことは諦めません。そういう問題は絶対許しませんが。
不公平だ、理不尽だと嘆くことをやめた。その上で、今自分にできる範囲の事でできることを考えるようにした。若いうちは高望みもありだと思う。全然やった方がいいし、その上で出会った挫折は財産になるし。もちろん成功したら、最高だしね。
守りに入ったような生き方になったけど、悪いことだとは思わない。地に足着けた生き方も悪くない。むしろいいかもしれない。自分に合った生き方ってあると思うし、合っている生き方は人を生き生きさせる気がする。