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薬指に指輪をする理由

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
結婚指輪は薬指にするのが一般的です。
薬指以外につけていると、結婚指輪ではないと認識されてしまうかもしれませんね。
結婚指輪が薬指というのが日本では当たり前のことですが、古代ギリシャの慣習に由来すると言われています。

紀元前2500年頃、古代ギリシャ時代、左手薬指は「心臓と一本の血管で繋がっている特別な指」だと言われていました。
特別な指ということで、愛情の証である結婚指輪を着用する指として、定着したようです。
しかし、別の説もあります。
正式に左手の薬指に結婚指輪を着用するようになったのは、11世紀頃だという説です。
ローマ教会の結婚に関する儀式が確立されてから、結婚指輪は薬指にすることが決められたという見解です。
カトリック教では、左手薬指が「愛情」を司る指とされていますが、歴史をさかのぼると、古代ヘブライ人は「右手人差し指」、17世紀のフランスでは「親指」に着用していたという説もあるのです。

日本を始め、アメリカ、イギリス、フランスなど左手薬指に着用する国が多い中、ドイツやオーストリア、スウェーデンなどでは右手薬指に結婚指輪をするのが実は一般的です。
キリスト教圏でも、基本的にカトリック派は左手に、プロテスタント派は右手に着用する傾向があるそうです。

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