結婚指輪
しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
結婚をする二人にとって結婚指輪の存在は欠かせないものですが、なぜ結婚する際に指輪を交換するのか疑問に思うことがありますよね。
実は結婚指輪を交換する行為には大切な意味が込められていて、結婚しているかどうかの目印にもなります。
結婚指輪の起源は9世紀頃にまでさかのぼり、ローマ教皇のニコラウス一世が自分の結婚式で指輪を交換したことがはじまりと言われています。
今の結婚指輪に使われる素材はプラチナやゴールドが代表的ですが、当時は花婿が花嫁にゴールドの指輪を贈り、花嫁は花婿に鉄の指輪を贈ったようです。
ヨーロッパに普及していった結婚指輪の習慣は、日本へは明治時代後半頃から広がりはじめることになります。
結婚式で指輪を交換する意味は、お互いがお互いを愛して慈しみますという結婚の誓いを目に見える形に表すためです。
左手の薬指に結婚指輪を着ける理由は、古代ギリシャ時代の考え方がベースになっています。
その当時、心は心臓に宿るもので、左手の薬指は心臓と一本の血管で繋がっていると考えられていたのです。
心臓に一番近いとされる薬指に永遠を意味する指輪を着けることで、永遠に相手の心とつながることを表しています。
結婚指輪が継ぎ目のない丸い形をしているのは、永遠に途切れない愛情を連想させるためです。
常に結婚指輪を身に着けることでパートナーの存在をより強く意識し、お互いに指輪を贈り合うことで深い夫婦の絆を結びつけることができるのです。