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「機会の機は、チャンスのチャだな」国語教師K先生

高校時代の友人から、「国語担当だったK先生が亡くなられた」という連絡を受けました。温厚な先生で、卒業後20年以上経った同窓会でお会いしても「演劇部だったね」などと声を掛けてくださったのを覚えています。

3年間も教わったのだから学校時代のエピソードもいろいろあったはずなのに、先生の言葉で何故か覚えていたのは、「機会の機は、いわばチャンスのチャだな」という言葉だけ。その時は笑いながらというわけでもなく、いつもの落ち着いた口調だったので、「なるほど」と聞いてしまっていました。

多分、「このキカイはチャンスの意味」くらいのことを仰りたかったのでしょう。後からジワジワ来て、その後数十年も記憶の片隅に残っていたわけです。しかし、何でまたこんな言葉だけを記憶していたのでしょうか。ヒトの脳は不思議です。(他人事みたいに)

そういえば友人が「そんなこと、言ったっけ?」というようなセリフを覚えていたこともありました。いつか私が思い出に変わる日がきた時、どんな言葉とともに思い出されるのか、知りたいような知りたくないような。。

#高校時代の恩師 、#恩師の訃報、#思い出の言葉、#そんなこと言ったっけ?

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