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片付けのためのスプレッド 1章 リーディング手順『現状の4枚の並べ方』

前回の片付けのためのスプレッド 序章でご紹介しました、片付けられない理由を探るスプレッド。

今回は、実際にどのような手順でリーディングを行うのかをご紹介しますね。


まずは、タロットをご用意ください。
シャッフルの前に
『○○さん(または自分)の片付けについて』
を強くイメージしておきましょう。

シャッフルやカットなどは、普段行っているようにして、1つにまとめ終わったら、次の画像のように4枚を並べます。

画像1



4枚並べ終わりましたか?

では、それぞれの配置と意味をみていきましょう。

【1】
・普段使いの物
・ほぼ毎日使う物
・よく目につくところの物

【2】
・時々使う物
・無くてもすぐには困らない物
・必要な時にすぐ使えるよう用意してある物

【3】
・あるかどうか曖昧な物
・探すのに手間がかかる物
・いわゆる開かずの間にある物

【4】
・使わないけど何となくある物
・壊れたり汚れたりして処分予定の物
・手放したいけれど方法が分からない物


1と2は、意識的
物に対して意識が繋がっている状態。ここがネガティブなカードとして出ると、日常生活そのものにストレスが大きく、カードによっては衝動買いと読む場合も。


3と4は、無意識
物に対して意識が弱く、持っている事が曖昧な状態。家にあるのを忘れて同じような物を買ってしまう無駄遣いの原因になることも。


この4枚で見ている事は【現在のお部屋の状態】になり、4分類のどこに、どんなカードが出たのかということから、片付けについてのお悩みの原因が見えてきます。

では、もう少し具体的に見ていきましょう。


カードを表にした時に、4枚から感じるイメージを大切に、それぞれの場所の意味と関連つけると、次のような事柄が分かります。


穏やか、美しい、調和などをイメージさせるカードが出たら、生活の中ではあまり物に対してのストレスが少ないといえます。

逆に、
荒々しい、散乱、痛みなどをイメージさせるカードが出たら、生活の中で物を探してばかり、使っていてもイライラするという事がいえます。


ナイトやクイーンなど、人物が描かれたカードの場合は、ご家族や身近な人からの干渉や影響を表すことがありますので、カードを見たときに『この人の事かな?』と浮かんできたイメージを大切にしてみてください。

例えば……

ワンドのクイーンが出たら
・お母さん、お姉さんなど年上の女性
・気が強い、プライドが高い女性
・こうなりたいという無意識のイメージ
などが意味として挙げられます。

『片付けなさい!といつもお母さんに叱られるけれど、何をどう手をつけていいか分からない』

『私は片付けたいのに、お母さん(など年上の女性)が嫌がるから触れない』

『いつか活用して仕事にしたいけれど、もう何年も手付かずのまま』


人物以外のカードでは

月が出たら
・片付け途中に思い出に浸り、終わらない
・片付けようと思いつつ忘れてしまう
・処分するかどうか決断が出来ない
などの意味が挙げられます。

特に、アルバムなど思い出の品が片付かない時に月が出てくると、片付け終わるまでに時間がかかるでしょう。


魔術師が出たら
・流行りの物を何でも試して物が増える
・興味がある分野が多過ぎて物が増える
・出掛けたり趣味の時間に忙しく片付かない

悪いカードではないのですが、生活を整えるよりも他の事に興味がうろうろしているので、買ったけれど使わない、開けない物の山があちこちにある可能性も。



今回は、実際の片付けのためのスプレッドの並べ方と幾つかの例を挙げてみましたが、いかがでしたか?

位置×(カードの意味+感じたイメージ)

は、一般的な占いのスプレッドと同じように考えて頂ければ、リーディングもそう難しい物ではないかと思います。

問題点が見えてきて、それを解決できましたら、また、片付けのためのスプレッドを並べてみることをお勧めします。
初回、次回とカードの配置をメモしておくことで、その違いが目に見えて面白く感じますよ。


次回は
4枚で現状把握した後に、どのような方法で物と向き合い片付けを進めるのかについて、3枚引きを応用してリーディングする流れをご紹介しますね。




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