15ヶ月絵を描き続けたらこうなった～ビフォアフ完結編～

こんにちは！とにかく顔を描くのが好きな絵描きnakoです。

今回3回目のビフォアフ回です！今回で完結です。ビフォアフイラストの全貌は最後に載せているので、ぜひ本文を読んでから見てもらえたら嬉しいです♥（本文なげーよって方は一気に最後に飛んでも大丈夫です笑）

▼過去のビフォアフ記事▼

2023年3月から、ほぼ毎日朝活であーでもないこーでもないと試行錯誤しながら絵を描いてきて、ようやく！好きな絵が描けるようになってきました。
改めて振り返ってみると、がむしゃらながらも、ここに至るまでちゃんと段階を踏んで来たことが今につながっている感じがしています。ということで今回は、これまで絵と向き合ってきた道のりを書き出してみようと思います。

2023年3月。自分の絵柄も定まってない中で最初にやってみたことは、『とにかく描きまくること』でした。100日毎日投稿チャレンジで、出来が良くても悪くても、とりあえず毎日なにかを描いて投稿する！ということを最初にやったことで、『なんとなく自分の絵柄を見つける』というところまでたどり着くことができて、ちゃんとスタートに立つことができたと感じています。

100日チャレンジの最後に描いた星座シリーズ　山羊座

なんとなく絵柄が定まってからは、『背景がつけられない問題』が浮上。それまでは『肌の色は淡いオレンジもしくはピンクで塗る』というように、色の奥行きのない平坦な絵を描いていました。それはどちらかというとカットイラストに近いもので、しっかりした背景とはなじまず…それからどんな背景にもなじむ絵が描きたい！と思い立ち、明暗を『色』で表現するには？ということを模索し始めました。

『色』を使う練習としては、いろんなことをやってみました。

・リアルな『色』を感じるために厚塗りに挑戦
・陰に寒色、光に暖色を使う練習
・テーマカラーを予め決め、その中で絵を描く試み（線画・塗り）
・線画に色を重ねてニュアンスの変化を研究
・濁らないグラデーションのつけ方を模索

こういう試みをしていくうちに、だんだんと『色』の使い方がつかめるようになり、色による印象の変え方がわかってきました。

しかしここまでわたしは『色』だけで明暗を出そうとしていたので、使っていたのは基本全部淡い色…淡い柔らかいイメージに固執するあまり、なんとなくうすらぼんやりした絵になりがちでした。
そのため今度は、淡いばかりでなんとなく決まらない絵にもやもやし始め、メリハリのある絵を描きたい！という気持ちから単色イラストに挑戦。一旦、『色』という武器を捨てて、筆圧や色の明度で絵のメリハリをつける練習をしてみました。

その練習を経て、例えば、淡いオレンジ（暖色寄り）の線画に明度の濃い赤（寒色寄り）で線画の影の部分を描くというような『色×明度』での強弱のつけ方や、主線とは別に弱い筆圧で線や枠を描いて影や凹凸を表現する、というようなことができるようになってきました。

ある程度安定して描けるようになって、リクエストでファンアートを描いたりしていたある日、突然「塗りブラシを変えたい…！」という衝動に駆られ、最初から好きだったけどうまく使えなかった水彩ブラシで何の気なしに塗ってみたところ、「いいかも…!?」となり……いまに至ります。
個人的には今の表現の仕方は最初に目指していたものととても近いので、やっとここまで来たか…！という気持ちです。

塗りブラシを変えたいという衝動に駆られてからの最初のイラスト

いまの塗りブラシに変えてから、『ぼかしツールは使わない』という謎の呪縛からも解放されました。それまでわたしは『ぼかしツールは使ってはいけない』という謎ルールを自分に課していて、グラデーションはもっぱらブラシの性能のみに頼っていました。
だからこそ、ブラシを手作りするときは『ぼかしがいい感じに作れる』ということを意識して作成していたのですが、今思うとそこでブラシのみでぼかす感覚が掴めていたからこそ、好きなブラシ＋ぼかしツールでいい感じに描けたのかなという気もしています。とはいえまだこのあたりは修行中です。

ちなみに線画ブラシも途中で６B鉛筆から水彩の線画ブラシに変えました。水彩の線画ブラシにしたことで濃淡がつけやすくなり、今ではとても重宝しています。
線の太さも太くしたり細くしたりとちょこちょこ変わっているのですが、それもここにきて用途によって変えられるようになってきた感じがしています。

線が太いイラスト

線が細いイラスト

今はもっぱら水彩ブラシで描くのが楽しくて、たまに好きな感じが描けている感覚はあるものの、完全につかむまではあとちょっとかなという感じなので、ひたすら絵を量産しているところです。背景色の重ね方とか、ブラシを使った背景の魅せ方とか、いろいろと模索しています。背景難しい～

ということで今の絵柄でのビフォアフはこちら！

R6.6ビフォアフイラスト

正直言うとちょっとこのモチーフに飽きてしまって笑、どうしてもこれ以上精度を上げられませんでした…そのくらいなじんだということで、このビフォアフは今回で完結とさせていただこうかなと思っております。

また別のイラストでビフォアフ描けたらいいな！

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました♪

nako