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オーガンジーの図案を写す方法

透けてるのに
図案が写せない。


普段は綿の布を
使っているけれど

あの透き通った
オーガンジーにも
刺繍をしてみたい。

透けてるんだから
図案だって
きっと写しやすいハズ。

そう思った私は
すぐにオーガンジーを購入し
図案を写そうと試みた。

しかし実際には
いつものチャコペンも
チャコペーパーも
なんの役にも立たなかった。


鉛筆や黒いペンで描くと
刺繍糸や手が汚れたり
転写シートも写らない。

綿の布には
水で消えるペンを
使っていたから
消えない線というのは
なんて邪魔なのだろうと思った。

その線を隠すように
刺していくこともできるけれど
なんだかそれも納得がいかない。

モヤモヤと悩んでいた
その時間は長かったけれど

今ではその問題は
スッキリと解決し
オーガンジーに刺繍を
思い切り楽しめるようになった。


数ヵ月の間
色んな本や動画
ブログなど
調べて調べて
あきらめそうになった時
たまたま見つけたのが

オーガンジーに白い線を描いて
その線にそってビーズ刺繍をしている
オートクチュールの動画だった。

それで見つけたのが
いつもお世話になっている
クロバーさんが出している
アイロンチャコペン<白>
濃色布用だった。

試しに描いてみると
オーガンジーの
縦糸と横糸の四角に
インクがスルスル乗っていく。

まさか
この透き通った布に
濃色布用のペンが良いなんて…。

白だから刺繍をする最中も
目立たない。

体中がしびれるような
熱を帯びた波が
全身を巡るような
そんな感覚になった。

ものづくりをしていると
この感覚は度々訪れる。

私の中の作りたいという欲望
それを満たしてくれる
道具との出会いは
いつでも感動なのだ。

…というわけで
思い通りに表現できない時
私が思うことは
弱くもなく強くもなく
執着せずに
ゆるくあきらめないこと。

あきらめさえしなければ
最適なタイミングで
良いチャンスが巡って来る。
私はそう信じている。

でも探すのは
やっぱり大変なので
参考までに…



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