女性は男性の雰囲気で決める
女性は男性を選ぶ場合、最初は顔を見る場合もありますが最終的には顔で選んでいるわけではありません。
「男性は顔じゃないのですよ」と、結婚相談所の仲人が良く言うセリフです。
お見合いで女性が交際するかしないかを決める場合、男性の雰囲気を見ます。
この男性を分析してみると、清潔感のある服を着ている、爪も、髪の毛も、歯も、鼻毛もきちんと整えています。
もう一つは、下を向いてぼそぼそ話をするのではなく、ちゃんと女性の目を見て話す、女性が興味のありそうな話題を見つけて話をしています。
女性は色々と自分自身の好みの男性を想定しますが、結局はハンサムな男性でなくても、清潔感のある、自身に興味を持ってくれている男性で、話しやすい雰囲気のある男性が良いのです。
そういった意味では、ある程度女性の好みは一定の男性に集中しやすくなります。
ここに男性と女性の違いがあり、男性の好みはそこまで1人の女性に集中はしないようです。難しいかもしれませんが、普通の魅力がある女性であれば男性は結構惹かれるもののようです。
ところが女性は、普通の魅力の男性には簡単には惹かれません。
女性も高望みが叶えられる確率は決して高くは無いことを知っていますが、もしかして叶えられるかもしれないと希望が薄くても期待してしまいます。
女性から男性にお見合い申し込みをする場合、高望みでは?と思う方ばかり選んでいる女性に「もう少し幅を広げて選んでみましょうか?」と仲人としてアドバイスすることがあります。すかさず女性は「断られるのを承知で申し込んでいます」「万が一という事があるかもしれないと思って」と、期待薄でも希望は捨ててはいないのです。
三高といって今では死語になってしまいましたが、「高収入、高学歴、高身長」という言葉があります。その上お写真では俳優さんさながらのお顔立ち、素敵な男性が結婚相談所にはたくさん登録しています。
当川崎生田相談室にも、婚活中の会員様の中に、そして成婚された元会員様の中にも三高で素敵な男性がいましたが、次から次と女性から申し込みがあればどなたでも、「他にもっと素敵な方が?」「もう少し様子を見てみよう」などと思ってしまうのが人間ですし、理解できます。
入会当初の「同年齢の女性までお見合い可能です」「お顔は普通で良いです」「学齢も気にしません」と言っていた男性が、女性に対しての条件をドンドン絞っていくようになりました。
話は元に戻りますが、
女性は大いにして、結婚のお相手候補に7つほどの条件を求める、その多くが、
普通に会話ができる、普通のルックス、普通の身長、普通の清潔感、普通の学歴、普通の年収など「普通」を頭につける事で、女性たちはそれが高望みではない、普通の要求であって無茶な要求だとは気づいていないことです。
ある本に、普通=50%でも7つ全てを網羅する男性は、単純計算で0.8%しかいないことになると、改めて厳しい現実を掲示していました。逆に「これだけは譲れない」という条件をいくつかに絞れば出会える確率が格段に上がると。
例えば「普通の平均的な年収」「普通の清潔感」「普通に会話ができる」の3つに絞り込めば、出会える確率は12,5%で、0,8%より10倍以上もアップしますと書いてありました。なぜそうなるのか計算の方法も書いてありましたが、仲人としては難しく、ここで説明はできませんが実感としては納得するものでした。
対象条件が明確になる分、決定回避や選択、ストレスも軽減されるでしょう。
結局女性は、高望みした男性ではなく、女性に合った男性と結婚し、愛情をいっぱい受けて幸せになっています。
育った環境が似ている、考え方が同じ、家柄も似ている、一緒に居て楽、背伸びしなくても良いので疲れないなどの理由で成婚になっているケースが多いと思います。
世の中には美人でも、そうでない女性もいます。しかし、美人でなくてもそれ自体が恋愛を左右することにならないと思います。
もちろん美人が有利なのを否定するつもりはありませんし、現実誰がみても美人は有利です。
しかしそれは決定力を持つ武器にはならないのです。
結婚相談所の仲人だから断言できることですが、女性が美人かそうでないかは、実は恋愛にとってそれほど重要ではないということなのです。
結婚相談所に登録に来られる男性と話しても、結婚相手は美人じゃなきゃ絶対ダメですと言う男性は本当に珍しいくらいです。(ただし過去の話ですが、当川崎生田相談室に覚えている範囲ではありますが1人、性格が悪くても美人の女性が良いという男性がいました。成婚されましたが、仲人から見てはこの方が美人?と思ったことを覚えています。人によって美人の要素が違うことも確認できました)。
でもそういった男性は本当に珍しいことで、男性は女性の外見に拘る・・・それを否定はしませんが、顔は本当に普通で、見かけもそう悪くなければという程度でしかないと思っています。美人でなければダメというものではなく、一般的な外見の女性を求めているに過ぎません。
女性が、「私は普通以下の顔だわ、私はブスだから」といった女性がいるなら、それを恋愛がうまくいかないのを外見のせいにしているなら、それは間違いです。
人によっては可愛く見え、人によっては大声で笑った顔が好きなど、男性の好みのバランスはあるのです。女性の努力で外見を磨き、表情や仕草、雰囲気などで大きく左右されるのを誰でも知っていることです。体形に自信がないことをコンプレックスにして、恋愛に臆病になるなど、否定的に考えてはいけません。外見的なものなど人が考えるほど恋愛には影響しないのですから。