『絵心なくてもスタンプをつくりたい』という挑戦
どうも!なこちぇです。
絵心が絶望的にないサラリーマンの僕がLINEスタンプを作るという「挑戦」を始めてみました。
そこで、へんてこ企画みたいな挑戦を始めたきっかけや目的、始める前と後の気持ちとかを話そうと思います。
絵心に関しては、サムネイルの2つの絵を見ていただければわかる通り、全くありません。だけど、どうにかオリジナルのLINEスタンプがつくりたいんです。
挑戦を始めるきっかけ
挑戦のきっかけとしては、キングコング西野さんのvoicyを聴いたことです。
内容は、西野さんがテレビタレントとして活躍していたときは、番組で俳優のドラマや映画、アーティストのCDなどを紹介していた。つまり、他人の「商品」を宣伝していることに気がつき、自分の商品(絵本)をつくり始めた。
YouTubeに参入するひとが増えるのでパイ(市場規模)はデカくなるが、各々の広告収入は減ってしまう。なので自分の「商品」を持って、その宣伝をしているひとが強いよね。という話です。
この放送を聴いたことでLINEスタンプ(商品)をつくろうと思ったことには間違いないのですが、これはただマッチを擦っただけなのです。
枯れ葉を集めて、その上に木炭をジェンガの要領で組んで、マッチとうちわを用意して、後はマッチを擦るだけという、いつでも火がつけれる状態でマッチを擦っただけなんです。
意味がわからないと思うのでどういうことか説明します。
もともと僕は自分で描いたりプロデュースしたLINEスタンプが欲しい思っていました。オリジナルのLINEスタンプって愛着が湧いてたくさん使いたくなりそうで、なんかいいですよね。
そしてたまたまなんですが、関西を旅行中に「ゴッホ展」に行くことになりました。そこでゴッホの絵はもちろん、その時代のさまざまな人の作品を観ることで、絵やイラストに対するアンテナが敏感になった気がします。
↑ゴッホ展で購入した絵はがきの1つです。 アントン・マウフェ 《4頭の牽引馬》
その後、幸福な偶然によってTwitterでミキむらさんに出会い、僕のアイコンのイラストを描いて頂きました。とっても感謝して愛用しています。このことも僕の感性を刺激しました。
そんなこんなで、僕の中の絵やイラストに対する気持ちが昂っていたときに、先ほどの西野さんのvoicyを聴いて、「よし!LINEスタンプを作ろう」となりました。
今の僕にはスキルも商品も知名度も人気も絵心もないけど、できることはあります。
商品(LINEスタンプ)はつくれます!
LINEスタンプが商品と呼べるかどうかには僕自身疑問があるし、商品ではないという人もいると思います。
そんなことは関係ありません。とにかくいまは自分のやりたいことを精一杯やって、スタンプを完成させることが大切だと思っています。
これが僕の挑戦するきっかけの経緯です。
LINEスタンプを作る目的
目的なんですが、「僕が使いたい!」
単純にこの一点のみです。
そとそも稼ぐにはスタンプは適していないし、売る気もないし、売れるとすら思っていません。
だって下手くそなんだもん。笑
なので、僕が満足できるもの自分が使いたいものを描いて、それを自分で使えたら十分なんです。
まあ、友達とかが使ってくれるともっと嬉しいんだけどね。
スタンプをつくる前のショックな出来事
最初僕は、全部ひとりでやるのは難しそうだから誰かに手伝ってもらおうと安易に思っていました。しかしその考えは甘すぎました。
その考えが甘かった理由を説明します。
前提として僕は「多くの人が自分自身で描いたスタンプを使いたいという願望がある」と考えていました。なぜなら僕自身が使いたいと思っていたからです。
なので、手伝ってくれる方1人につき1つイラストを頼み、完成したときに感謝の気持ちとしてスタンプをプレゼントしよう考えていました。
タブレットやペンがないなど、デジタルで絵を描く環境がない人が多いと思うので、手伝ってくれる方には、紙にペンで下書きしてもらうだけでいいと考えていました。(色塗りも必要ありません。)
これは、絵心がなくてイラスト制作に多くの時間がかかる僕にとっては、色塗りをするだけなので時間短縮になります。
また、手伝ってくれる方にとっては自分自身で描いたスタンプ(完成品)を使えます。僕にとっては少しでも多くの人に使ってもらえるので嬉しいです。
これって一石三鳥だし、WIN-WINで最高じゃん!と思っていました。
なのでTwitterで手伝ってくれる方を募集してみました。
予想外の結果でした。。。
手伝ってくれるというひとがほとんどいないという結果で、すこしショックを受けました。僕の考えが甘かったです。
思うに、僕の前提「多くの人は自分自身で描いたスタンプを使いたいという願望がある」というのが勘違いだったんじゃないかな。
多くの人が、[忙しい・スタンプは欲しくない・絵が上手くない・仮に暇でも絵を描こうとは思わない]という感じなのだと思います。
このへんが手伝ってくれるひとがほとんどいなかった理由につながるのだと考察しました。そして、誰かに手伝ってもらおうという僕の考えが甘すぎることを実感した1日となりました。
なので、開き直って全部ひとりでつくることを決心しました。(それが当たり前なんだけどね笑)
余談だけど、こういったところに僕の資質である【分析思考】や【ポジティブ】が表れていると実感しました。(ストレングス・ファインダー)
どんなスタンプにするのか
まずどんなスタンプにするのか考えました。
これは特に悩むこともなく、スッと決まりました。たぶん僕のなかにイメージがあったんだと思います。
↑これは友達が使っているスタンプです。
こんな感じの、てきとー感があるけど愛着が湧くようなかわいらしいスタンプにしたいと思いました。
せっかく全部ひとりでつくるのだから僕らしさを出していかないともったいないですよね。なので、クセがあって、「どの場面で使うんや!」って思うけど、とりあえず押しとく感じのスタンプを目指します。
愛着が湧くことってすごい大事だなと思っています。僕(つくった本人)が好きになれないものを、他のひとが好きになるわけないですよね。
なので、僕自身が好きなものをつくることを心がけようと思います。
そして、実際に描くものは「有名な西洋画をデフォルメしたもの」です。サムネイルで気づいていたかもしれませんが、そんな感じです。
あえて西洋画にした理由は、「ゴッホ展」に行って絵画の良さがひしひしと伝わってきて、それに感化されたからです。
「え、オリジナルじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは僕にはハードルが高すぎます。初心者の棒高跳びくらいハードルが高いです。
だって僕は絶望的に絵心がないんだもん。お手本がないと描けないんです。絵画の知名度と人気を借りることで、僕にない部分を補うんです。
ですが、ただコピー(模写)するのでは個性もおもしろみもありません。なのでデフォルメの部分で僕らしさを出していこうと思います。
実際にスタンプを描いてみて
むずかしい!!!これが率直な感想です。
「そういえば僕には絵心がないんだった。」改めて実感しました。(最初から言ってたじゃん)
確かに頭ではそのことを理解していたのですが、実際に描いてみると全く上手く描けなくて、絵心がないことを痛感しました。
↑とりあえず1つ目のイラストがこんな感じです。これの元絵はなんでしょう?わかるひといるかな。(答えは後ほど)
iPadのアプリで描いてみて、1時間半もかかってしまいました。まあしょうがないですよね。アプリの使い方から、ペンの使い方、線の描き方、色塗りまで全てが初めてなんですから。
iPadで描いてることと、ペンが100均のやつなのでめちゃめちゃ描きづらいんです。Apple Pencilがほしい。。。
そして描いているといろんな疑問がでてきます。
言葉はあるほうがいいのかどうか
背景はあるほうがいいのかどうか
色はどうするのか、影をつけるかどうか
どこまで模写して、どこをデフォルメするのか
完全オリジナルのイラストなら考えることのないであろう疑問などたくさんあります。
描いていくうちにブラッシュアップさせていこうと思います。
これは余談ですが、サムネイルの2つの絵は、左が『民衆を導く大阪のおばちゃん』で、右が『真珠のデカい耳飾りの少女』です。
ウジェーヌ・ドラクロワ 《民衆を導く自由の女神》(画像ひだり)
ヨハネス・フェルメール 《真珠の耳飾りの少女》(画像みぎ)
最後に
いまは描き始めたばっかりなのでまだ4つ目です。これから1日1つ描いて、1ヶ月後の完成を目指しています。(描いたものはTwitterに投稿しています。Twitterはこちら↓↓
絵心がないサラリーマンが、すきま時間に全力で絵を描いて、LINEスタンプを作ろうとしているらしい。しかもそれがちょーへたくそなんだわ。と話題にしてみてください。
そして僕を笑ってやってください。LINEスタンプをつくることを、大々的に『挑戦』としているのですから。そんなの朝飯前に感じるひとがいるようなことなのに。
そんな日々の話のネタや、笑いになればと思っています。
とにかく僕はやりたいことを精一杯やって、満足のいくLINEスタンプを完成させることを目指します。
困難やトラブルが起こると思いますが暖かく見守ってください。
スタンプが完成した暁にはまたnoteにまとめようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。小さな挑戦ですが、応援していただけると嬉しいです。(1つめのイラストの答え合わせ↓)
↑ゴッホ展で購入した絵はがきの1つ。 フィンセント・ファン・ゴッホ 《パイプと麦藁帽子の自画像》
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