ことばのアルバム No.1(1歳3ヶ月)
1歳を過ぎて、だんだん発語が見られるようになってきた息子。その言葉の記録を残していきたいと思います。専門家でもなんでもないので、なんとなくんの私の感想とともに少しだけ解説もつけつつ。ちなみに、いつも私の記事は敬体で書いていたのですが、なんとなくこの「ことばのアルバム」は常体の方が書きやすかったので、常体にしました。なぜなんでしょうね。ことばっておもしろい。
現在の発語リスト
ちー(チーズ)
きう(キウイ)
パン
あし
てって(手)
はっぱ
みんみ(おそらく水等の飲み物)
まんま(おそらく「食べる」の動詞として使用)
おっぱい、ぱい、ぱいちー、おっぱいちゅーちゅー
あった!
ない
ちがうちがう(ちゃうちゃうに聞こえる)
あんたい(反対)
あっち
あいた
おいしー
ぱかっ
かちっ
ちらっ
あか
あお(あをに聞こえる)
1歳3ヶ月のブームは「ちがうちがう」
子どもは名詞から獲得していくのだとばかり思っていたけれど、そんなことはなく、むしろ「ない」とか「ちがう」とか、状況を伝えようとしてくることが多い。本棚から絵本を1冊抜き出しては「ちがうちがう」と戻し、何回か繰り返したあと「あった!」と読んでほしい本をもってきたり、食べ終わったボーロの袋の中を見て「ない~」と言ったり。
特に「ちがうちがう」を獲得する前(先月)は、「だだ!」(おそらく「やだ」)と言って拒否をしていたけれど、最近は「だだ!」ということはほとんどなく、「ちがうちがう」とよく言うようになった。なぜ「ちがうちがう」と2回繰り返すのだろう・・・と思っていたけれど、これはおそらく「おおきな おおきな おいも」の「ちがうちがう、こーんなに大きいんだ」という言葉から学習したのではないかと気が付いた。
「やだ!」と言われるよりも「ちがうちがう」の方がなんだかかわいくて親としては心穏やかなのだが、今後いわゆる「いやいや期」に突入したとき、どのような言葉で拒否してくるのか震えながら楽しみにしている。
万能の「あっち」を使いまわす
これは随分前から使うようになっていたが、「これではない何か」「ここではないどこか」等、とにかく「他のもの」を指したいときに「あっち」と言う。これは、息子が手にもっているものとは別のものを指さしているときに、私が「あっち?」と聞いていたことが学習の原因と思われる。そうそうに指示語を覚えさせてしまったことに若干後悔はあるが、「あっち」を連発している息子にとっては便利な単語なのだろう。
それにしても、なぜ「あれ」ではなく「あっち」なのだろう。数えたわけではないが、私自身息子に対して「あれがいいの?」と聞くより「あっちがいいの?」と聞くことの方が多い気がする。私の言語感覚としては「あっち」の方がリズム感が良いように思うが、よくわからない。
最近は、「あっち」に対して「こっち」も意図的に使っているが、今後息子が「こっち」をどう習得していくのか(それよりも「あれ」が早いのか)、引き続き観察させて頂くことにする。
属格の「の」を理解した・・・のか?
しばらく前から、「お父さん」「お母さん」「○○(自分の名前)」と、各人を単語とともに識別できるようになってきた息子。それとともに属格の「の」をくっつけて「○○」+「の」+「○○」も理解している。
例えば「お父さんの足」といえば父親の足を指差すし、「お母さんの手」といえば私の手を指差す。最初は、「お父さんの足」も「お母さんの足」もただの「足」と同じように自分の足を指したりしていたけれど、属格のしくみを習得したように思われる。まあ、単純に「お母さん」「手」という自分の知っている単語を組み合わせて理解しているだけかもしれないけれど。
「○○」+「の」+「○○」は、発語としてはまだまだ出ていないので、ひとまず理解にとどまっている。
オノマトペへの反応がすごい
すでに自分でも「ぱかっ」「かちっ」「ちらっ」等のオノマトペを発しているのだが、とにかくオノマトペへの反応がすごい。他の単語よりもすごい。自発的な発語はなくても、雨戸を閉めるときに「ガラガラ~」と言うと喜ぶし、絵本で「にゅ~っと出てきました」という言葉があると、背伸びして「にゅ~っ」と言う。「ぱちっと目をさましました」も「ぱちっ」で笑う。「ぐいっとつかみました」も「ぐいっ」で反応する。とにかくオノマトペ、すごい。先程の「にゅ~っと出てきました」で初めて背伸びして見せられたときは、音感だけで体が動かす力があるのか!と感動した。
ちなみに、「ぱかっ」「かちっ」「ちらっ」等は、母がしょっちゅうオノマトペを口にしてしまうがゆえに覚えたのだと思う。・・・長嶋さんではないのだが。
おっぱいへの反応もすごい
2ヶ月の頃授乳拒否があったと思えないぐらいいまだおっぱい星人の息子は、おっぱい関連の発語が最も多い。そもそも一番最初の発語は「まんま」ですらなく、「ぱい!」だった。
最近は「おっぱい、ちゅーちゅー」と2語文もどきまで出てきているから好きなものの威力ははかりしれない。これも私が「ぱい!ぱい!」と近寄ってくる息子に「おっぱいちゅっちゅするの?」と言っていたからかもしれないが、それにしてもだ。
ちなみに「あんたい(反対)」というのもおっぱいから来ている。今飲んでいるのではないもうひとつのおっぱいにかえてほしいときに「あんたい!」と言う。この「あんたい!」が短時間で繰り返されると、母は疲弊して「おっぱいねんねんなのよ」と言って授乳を拒否させて頂いている。
「あ」以外の母音は子音との組み合わせ発音が楽
現在発語している単語を見ると、圧倒的に「あ」から始まるものが多い。反対に、「い」はどうやら発音しにくい模様。息子お気に入りの本に「イップとヤネケ」があるのだが、息子は「アップ!アップ!」と言ってもってくる。
また、「お」も「うぉ」に聞こえる。最近「あお」が言えるようになったのだが、「あ・うぉ」と発音しているようだ。そのほか発音しづらそうにしているのは「は」である。「はんたい」も「あんたい」になるし、「h」の音は発音しにくいのかな…とおもいきや「はっぱ」は言えているので謎である。
おわりに
息子はそろそろ1歳4ヶ月。いわゆる「言葉の爆発期」はまだ到来していないし、今後の「いいまつがい期」も楽しみである。定期的に気がついたことは記事に残させていただき、今しか聞けない息子のことばを楽しませて頂きたいと思う。
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