チャックテイラーの魅力って?履けばわかる。
遡ることいつかの酒盛りでの話。
私が新しい靴が欲しいと言うと、Kさんがチャックテイラーは?とベロベロに唾を飛ばしながらオススメしてくれた。私は彼の口元から垂れそうなヨダレを注視しながら、手元のスマフォで検索する。
しばらくリーボッカーだった私としてはまたリーボックのスニーカーでも探そうとしていたのだが、検索した画像にはオールスターがずらりと、コンバースである。
コンバースはこの方今まで履いたことがないかも知れない。私が若干、悩むような態度を示していると、Kさんがこれは現行のオールスターのモデルと比べて全然違うと言う。
私の目にはどうにも同じようでしかない。何が違うんです?そう聞くと、以下のようなこと。
うろ覚えであるし、CT70(チャックテイラー)ファンからしたらどうも違うことがあるかも知れない。
まずつま先、トゥが違うと。一言で言うと、CT70の方がスタイリッシュである。確かに見比べてみると、現行のものの方がボテっとした印象があるかも知れない。
そしてソール、CT70のゴムラバーの方が分厚く光沢感もある感じがする。
ラベルやパッチもまた違うデザインになっているが、私はここの違いには大きく惹かれてはいない。
そんな様々な趣向が凝ったそのCT70の話を聞くうちに、私はたいして飲んでもいないはずなのに、Kさんの推しもあって赤のハイカットを購入していた。
CT70が届いてから、履いてみた。
コンバースは普段履いているものより大きいサイズがちょうどいい。28㎝である。
細かい話になるとチャックテイラーは国内のお店では買えない。通販で海外から購入するしかない。
と言うのも、そもそもチャックテイラーは70年代の復刻モデルとなるのだが、それの利権を本国のナイキが持っているという。
しかし国内においても復刻モデルがある。それをアディクトという。こちらは伊藤忠が手がけているそう。
それぞれ同じ70年代のものを復刻しているわけだが、微妙な違いがあるようだ。
私はもうそこまで細かく見ていない。
足を通すと、あら存外、イイかも知れない。
Kさんの言うとおりだ。履いてみてトゥのスタイリッシュ感がよくわかる。
履き心地もソールが違うためか、良い。
わざわざ赤を推してきたKさん、あら存外、イイじゃない。靴選びの時、私は今まで赤を選択したことがない。ハイカットも実は初めて履いた。
ああ、なかなか履きづらいんだなあ。でもカッコイイじゃない。
人が勧めるものには素直に従ってみることだ。
これは速攻気に入った。既に2足目を探し始めている私がいた。
次は黒のレザーハイカットを検討中。
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